校長室だより

千葉県立柏井高校~松戸市立旭町中学校~県立松戸国際高校長が触れた、生徒や教員の活動風景や、私自身の雑感をお伝えします。

新春、上野に春日詣で~『千年の至宝展』

2017年02月12日 05時32分25秒 | 日記
『新春、上野に春日詣で』のキャッチコピーに惹かれ、上野の国立博物館に行ってまいりました。上野の森は乾いた空気が肌を刺す冬模様でしたが、国立博物館前の噴水には色とりどりのチューリップが花を開いていて、ふっと気持ちが温かくなります。また博物館脇の寛永寺にも立ち寄ったところ、こちらは満開の紅梅が春の気配を報せていました。

さて奈良時代のはじめに、国家の繁栄と国民の平和を願って創建されたという春日大社。世界遺産にも指定されていますが、中学校時代に修学旅行で訪れて、神鹿(しんろく)と触れ合った人も多いのではないでしょうか。春日大社では、20年毎に斎行される『式年造替(しきねんぞうたい)』という制度があります。社殿の御修繕、御調度の新調、祭儀の厳修などが行われ、ちょうど2015年~2016年が第60次の式年造替にあたり、宝庫の修繕が着工されました。本展は、この大きな節目に、社外ではめったに拝観がかなわない貴重な古神宝や、神々への祈りが込められた名品を見られるという機会です。

実際、2個所の広い展示室にびっしりと並んだ展示品の数々には、『平安の正倉院』という春日大社の異名もむべなるかなと得心させられます。絵画史上きわめて貴重な礼拝画の大作といわれる『春日宮曼荼羅』をはじめ、数々の絵巻には圧倒されました。中でも春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)は、2004年から15か年計画で、原本の全面的な解体修理がされているさなかです。人びとの手がかけられ、こうして今でも良い状態で鑑賞できるのですね。また春日山原始林の空撮映像にも感銘を受けましたが、唯一、撮影できるコーナーがあり23基の釣灯籠が並んでいたのも一興です。今週の14日から19日には「国宝の甲冑4領がそろいぶみする史上初の機会!」との案内もありましたので、ご関心ある人には絶好のタイミング。鹿が出てくる展示物の横には”鹿マーク”が表示されている趣向も楽しいです。

※美術館や博物館に行くと『一筆箋』を求める習慣があるのですが、本展では『春日権現験記絵』をモチーフにした逸品がありました。なかなか可愛らしいし、なにより縁起が良さそうですね。
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