武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』~じろう副校長のつれづれだより

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

野外授業~オリエンテーリング

2015年05月12日 05時14分24秒 | 松国のユニーク
先週の朝礼時、社会科の小林先生から「来週、オリエンテーリングの授業をしますので、先生方もよろしければご参加ください」とアナウンスがあり、興味深かったので昨日、私もプチ体験いたしました。小林先生に聞けば、オリエンテーリングは北欧をはじめ、欧米では一般的に学習指導要領でカリキュラム化されているとのこと。森の多い国では『ライフスキル』として、身につけておかねばならない技術だというのは頷けます。『ライフスキル』とはつまり『生きる力』。日本の小中学校で、水泳が必修になっているのと同じ理屈なのですね。この道30年以上という専門家、小林先生が導入した本格的な機器を使いながら、授業がスタートいたしました。校庭が広く複雑な、松国にぴったりの課題といえるでしょう。
生徒が手にするのは『Eカード』なる電子機器。これを校内10箇所(女子)~11箇所(男子)のポイントに設置されている『リーディングユニット』にかざせば、何時何分に通過したかが記録されます。生徒諸君は、地図を片手に示された番号どおりに通過しなければならず、それぞれ異なる地図を手にしてポイントを目指しました。男女1名ずつ、30秒おきに出発をしていくのですが、私も最後尾についてオリエンテーリング初体験。小林先生があらかじめ設置しておいた各ポイントは、校舎の隅であったり草むらの陰であったりと、容易には見つけられません。途中、すれ違う生徒諸君が「どこ、どこ?」「あっち、あっち!」と、指をさしながら校内を走り回っていました。
結果、岡本くんが男子の1位に輝きましたが、さすがは野球部のキャプテンですね。男子は15人中13人がゴールイン。一方の女子は、26人中無事にたどり着いたのは8人でした。地図を読む力は情報収集力、判断力につながるというので、ぜひ今後とも磨いていってください。湿気も少なく、清々しい青空のもと、楽しいオリエンテーリング体験になったことでしょう。
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