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イタリアの若い女性たちはアメリカの女学生たちにどう映ったでしょう?

2017-04-29 13:51:29 | 社会
Corriere della sera 2017/04/25

Le ragazze americane intervistano le italiane
E scoprono che sulle madri hanno idee diverse

イタリアの近現代史を学んでいるアメリカの女子学生2人が、イタリアの若い女性たちの意識調査をした。はたしてどのように映っただろうか?

調査タイトルは、「イタリアの若い女性たちの夢と希望、その今と昔」だ。そこで見つけたのは、若いイタリア女性のパラドックス的な考えだ。それはもっとも教育を受けていながら仕事の世界に埋没したくはない、と。

直接のインタビューでは、若い女性たちの本音を聞きだすのは難しい面もあったが、記述式の調査からはそれが見えてきた。すべての調査対象の女性たちに共通した1点は、良きにつけ悪しきにつけ、彼らの母親が彼らの生き方のモデルだということだ。大半の女性たちは、自分の母親に対し、人品よく、頭もよく、生き生きしていて、幸福であると、とても肯定的に見ている。ほとんどの女性たちが、「母親は仲のよい友達のようなものなの。そりゃ、ケンカをすることもあるわ。だけどすぐに仲直りするし。それが本当の友人というものでしょ。」と。女性たちの中には、母親が仕事で成功しているとは見ていないものもいるが、それでも共通して言うのは、その母親の強さだ。母親が仕事で成功しているという女性たちも、母親は仕事とプライベートを両立していることを強調している。同様に、大半の女性たちが、プライベートな生活や家族との生活を犠牲にしてまで仕事での成功を望んではいない。

彼女らの結婚観や家族感もまた今回の調査の目的だった。彼女らの81%が子供を欲しいと思いながら、結婚を望むのはわずか45%だった。これは巷間言われているとおりだ。仕事を得るためには勉強をしたいと答える。一方でペルージャにとどまるのは今回の調査でわずかに1名のみ。ほかのすべての女性たちはペルージャの外に仕事を求めて出て行くのだ。ただし、外といっても家族の住む町からさほど遠いところではない。仕事のためにはプライベートを犠牲にするのも仕方がないと考える女性たちが45%いる一方です、55%の女性たちは、仕事より家族が大事、仕事で出世するために家族を犠牲にするなんて考えられないと答える。

調査結果としては、それが短期的であり部分的であるにしろ、今の若い女性たちが、かっての女性たちに比べ、男女の平等や仕事の成功に対する気持ちが強いことだ。ただしかし、女であることや、伴侶であることや、母親であることを犠牲にしてまでそれを望まんではいない。彼女らはすべての欲しいものを手に入れる事が可能だなどと思ってはいないのだ。2000年世代といわれる彼女たち。母親というものを尊敬し、愛しながら、一方で新しい家族や社会のあり方を模索しているのだろう。

(原文)
http://27esimaora.corriere.it/17_aprile_25/ragazze-americane-intervistano-italiane-scoprono-che-madri-hanno-idee-diverse-e9cdc53e-29dc-11e7-9909-587fe96421f8.shtml
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