立花山麓会関西支部は11月26日に「紅葉狩り」を開催しました。
今回は博多から筒井先生と一緒に井上(稗田)桂子さんが初参加してくれて、一層盛り上がりました。
他の参加者は、久しぶりに久原宏さん、井上(石松)正子さん、そしていつもの田中功也さん、松本廣冶さん、藤本茂さんと私で計8名です。
ランチを終えジャンボタクシーで京の街に出ると、運転手の藤田さんが「一週間遅かったぁ!」と言う通り街路樹は「枯れ葉舞い散る」状態!
そこで今回は「足利巡りとちょっぴり紅葉」に急遽変更。まずは北区にある「等持院」へ。
薄暗い殿内には、足利15代将軍と徳川家康の等身大木像がずらりと安置されています。
藤田さんの軽妙な説明に聞き惚れていましたら、なんと他のツアー客まで横で頷きながら聞いていましたよ。
夢窓疎石作庭の回遊式庭園と少し高台に作られた茶室の調和の取れた美しさにウットリし、次は残り少ない紅葉を求め鷹峰街道を上り源光庵へ。JR東海のコマーシャルでこの源光庵が使われたせいか多くの観光客が押し寄せていました。
四角い窓は「迷いの窓」丸い窓は「悟りの窓」といわれ、そこから見る紅葉が絶景だそうです。
みなさんも「そうだ 京都、行こう」のキャンペーンで見られたことがあるのでは?それがこの源光庵です。
入場券を買おうと並んでいると、筒井先生が「出口から出てきた人に、見る甲斐があったかどうか聞いてみんしゃい」言われるので聞いてみますと、「紅葉が終わってるので、お金出してまで見る価値ないよ」とのこと。先生Goodアドヴァイス!
気になったのは「血天井」の三文字。
藤田さんに聞くと、時は戦国時代、上杉討伐に出陣した家康の伏見城の留守をまかされた忠臣鳥居元忠率いる2500人の兵に、4万もの西軍が襲い掛かります。
残兵380人と元忠は「もはやこれまで」と城内で自刃して果てたそうです。その供養の為血まみれた床板を京の5つの寺の天井板にしたとか。特に源光庵の天井板にはその時の足跡まで残っているので有名だそうです。
源光庵・本堂とお庭 源光庵・血天井等の話に聞き入る
途中、本阿弥光悦ゆかりの光悦寺を入り口から眺め、露店で焼餅とお茶を買って車に乗り込み、次は嵯峨野の隠れた紅葉の名所「鹿王院」に向かいました。
足利義満が建立した禅寺で、日本最初の平庭式の枯山水庭園が見られます。
山門をくぐるときれいな紅葉が出迎えてくれ、みなカメラや携帯で、やっとみれた美しい紅葉をパチリパチリ!石畳の道に紅葉のアーチが続き、観光客もまばらで静寂に包まれています。今回一番の紅葉です!
ここは女性専用の宿坊があり、お勤め・法話・座禅がやれるそうです。宿坊の狭い畳廊下を抜けると枯山水庭園が広がり、石の配置が何を意味するのか等藤田さんから説明を受け舎利殿へ。
鹿王院・山門 鹿王院・舎利殿
この中には、源実朝が宋から持ち帰った仏舎利が収められています。
薄暗い殿内で藤田さんの歴史裏話?に聞き入りました。
陽も傾き大渋滞の京の街を抜け、やっと夕食会場の「蓮月茶や」に到着。いつもながら楽しい食事会になりました。日帰りの桂子さんと京都駅で別れ、先生と正子さんは私の家で泊まられました。
蓮月茶や・湯豆腐 記念撮影
翌日は雨・・・
近場に昨年完成した「エキスポシティー」で藤本さんと合流。
日曜日だったので、小学生の孫二人も一緒です。
水族館と動物園、美術館の融合と今までにない新しい水族館「ニフレル」は、完成後半年で入場者数が100万人を超えた人気スポットというので入ってみました。
珍しい海の生き物、ホワイトタイガーやワニ、それに客の足元を自由に歩き回るキツネザルやカンムリバトと遊んだ後、日本一の高さ(123メートル)を誇るシースルー(床がガラス)観覧車に乗りました。雨曇りの中、すぐ横に新設されたガンバのサッカー場や、はるかかなたに地上300メートルの日本一超高層ビルのアベノハルカスが見えました。
NIFREL:マチカネワニ 大観覧車
孫達の希望で遅いランチに回転寿司を食べ、雨で大渋滞の中、呼んでも来ないタクシーを諦め先生達はモノレールで新大阪に向かわれました。
雨の週末がこれほど大変とは・・・
でも孫達は「筒井せんせーい!」「藤本さーん!」「正子さーん!」と大はしゃぎでしたが(笑)。