きらぴかハニーの大瀧です。
先日の演劇祭ではあたたかい目で観劇いただき、ありがとうございました。
一緒に参加したメンバーも、たくさんの拍手とお褒めの言葉をいただけたことをとても喜んでいました。
きらぴかハニーは、かしわ演劇祭実行委員の若松さんに「子どもたちと一緒に、また何かやってみない!?」とお声掛けをいただいたことをきっかけに生まれたグループです。
2014年の演劇祭に「きらぴかぱんち」として小学生の子どもたちと一緒に出演したことが、今回のお誘いに繋がって、とても嬉しく思いました。
初めは私自身も「なにが出来るだろう?」と不安もいっぱいでしたが、出演の誘いに手を上げてくれた子どもたちにパワーをもらい、少しずつわくわくする気持ちが湧いていきました。
子どもたちは夏休みを過ごしている時期、宿題や習い事もある中、また家族や友達と過ごす大切な時間を稽古に割いて、とても頑張ってくれました。
初めは不安もあり、稽古が進む中で葛藤や悩みも出てきたと思います。
ですが、稽古を通して目に見えて成長していく様子に、とても嬉しくなりました。
そんな出演者の子どもたちの裏話を、少しだけ紹介します。
☆船越七楓ちゃん☆
今回のメインキャスト、5歳の女の子です。
甘えん坊なななちゃん、初めて小屋入りした日は、お母様の手をぎゅっと握っていました。
しかし、その姿は少しずつ変わっていきました。
「本番が終わったら泣いちゃうかも」と言っていた私に対し、ななちゃんは「ダメ!」と力強く言っていました。
本番直前の舞台裏、全員が緊張でいっぱいの中、彼女は「先生、終わったら泣いてもいいからね」と言ってくれました。
一番の度胸の持ち主です(笑)
☆船越結楓ちゃん☆
七楓ちゃんのお姉ちゃん。
稽古を始めた当初は、とても緊張していた結楓ちゃん。
しっかり者で責任感の強い結楓ちゃん、私の気持ちに応えようとしてくれていたんだよね。
焦ったり、悔しい思いをしたこともあったはずなのに、いつも笑顔でお話ししてくれました。
☆坂本裕理ちゃん☆
芝居に誘った時、迷いながら、「セリフめっちゃ少なくして!」と言って勇気を出して出演を決めてくれました。
セリフをあっという間に覚えて、自分の出るシーンの稽古をしていない時は、いつも結楓ちゃんと声を掛け合って自主練習をしていました。
ななちゃんの代役をお願いすると、最初は「えー(笑)」と恥ずかしがっていましたが、終盤はすんなり「いいよ」と言ってくれるようになりました。
いつもメンバーのことを気にかけてくれる、しっかりさんです。
☆坂本紀香ちゃん☆
子どもたちの中では、一番の舞台経験者でした。
さすが舞台を踏んできただけあって、根性がありました。
「私がななちゃんを助ける!」と、急なセリフの変更もすぐに応じてくれました。
ここぞと言う時に、本当に頼りになります。
また、子どもたちの中でもムードメーカーでした。
かしわ演劇祭を終え、子どもたちはまた学校、幼稚園の日常に戻って行きました。
演劇が初めての子や、勇気を出して出演を決めた子もいた中で、今回の経験が少しでも今後いろいろな挑戦をしていくためのエネルギー源となっていますように。
今回は最年少ななちゃんが、最優秀女優賞をいただきました。
でも、本当のことを言うと、みんなも賞がほしかったよね。
今度は団体での賞を目指し、来年以降きらぴかはまた動いていきます!
「きらぴか」シリーズを通して、もっともっとたくさんの子どもたちと繋がっていけますように。