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上海制圧から南京への進撃(葉書) カテゴリー: 日中戦争  No. 806

2017-05-25 23:11:54 | 日中戦争

 昭和12年8月から10月にかけて、上海で日本軍と中国軍が激しく衝突しました。10月26日には多大の損害を受けながらも、日本軍は上海を占領しました。この葉書は11月25日付で出されたものですが、12月4日から南京での戦闘がはじまっております。上海派遣軍松井部隊とは松井石根大将の部隊と思われます。彼は上海事変の前、昭和8年に退役をして現役ではなかったのですが、この度の上海戦では総司令官として2万人の兵を率いて現役に復帰しております。

 彼は蒋介石とも個人的なつながりが有り、蒋介石が中国を統一するであろうと予想していました。その際には統一中国と交渉して満州国を安泰に導くつもりだったようです。しかし陸軍主流から松井は中国に対して軟弱であるとして南京占領後に再び退役させられています。その後、熱海の伊豆山に蟄居していましたが、東京裁判で極刑に処せらています。

 この葉書では上海戦が終わり、余すところは首都南京の攻略だけであると楽観的な意見が述べられておりますが、一兵士としては早く勝利して終戦、凱旋をしたかった気持ちであったことは確かです。

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