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画家と戦争画10 宮本三郎の「大同石佛寺前」  カテゴリー: 絵葉書その他  No. 911

2017-08-13 11:01:02 | 絵葉書その他

  何時も不思議なのは、多くの軍事郵便の絵柄が長閑なことでございます。まるで中国名所廻りの様子を呈しております。もちろん、戦場の実相を訴えるものや戦争の悲惨を訴えるような作品さえございます。しかし多数の軍事郵便は前述のごとくまるで戦争が無いような趣でございます。

 愚考いたしますに、中国大陸では終戦まである程度の軍事的な余力があったために、日中戦争の序盤の厳しい軍事郵便の報道調の絵柄から次第に観光案内風に変わっていったように思われます。

 さて、宮本三郎は昭和15年に陸軍省嘱託として小磯良平とともに中国に従軍しております。大同は北京から西方約260Kmの山西省にございます。従軍の場合は時間がありませんのでスケッチが多くなります。しかし、彼には「山下、パーシバル両司令官会見図」のような大作もございます。

 

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