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新入社員のころ

2017-04-22 00:37:52 | 16期生のブログリレー

16期の貝井です。

4月に入り、新入社員と思わしきフレッシュなビジネスパーソンをちらほら見かけます。

私の入社式は4月ではなく、12月でした。私が最初に入社したのは、監査法人という大手の会計事務所でした。大学卒業後に浪人して、会計士試験に合格した後でした。公認会計士試験は8月に行われ、11月に合格発表、12月に監査法人に入所します(当時)。しかも、面接は試験直後の9月に行われました。つまり、試験の合否の前に、「試験合格を前提に」という留保条件付きで内定を出します。合格していれは、12月に入社。不合格なら、内定取り消しでまた来年、となりました(現在は合格発表後に面接とも聞きます)。

さて、私が入社した監査法人というところは、今で言うところの「ブラック企業」とも言うべき側面がありました。現在でも労基署に目をつけられている、とも聞きます。

当時はJ-SOXバブルでどこの監査法人も人手不足で人の奪い合いの超売り手市場。入社したら、即、12月決算(外資は12月決算が多い)の現場に放り込まれます。連日深夜まで残業が続き、3月に12月決算の会社が落ち着いたと思ったら、次は3月決算の現場に放り込まれる、というエンドレス。

当時は、こんな劣悪な環境のところは辞めてやる!とはらわたが煮えくり返っていました。実際、監査法人というところは何年か修行して独立・転職していくことが前提の組織です。通常の会社とは異なる側面があります。

しかし、今から振り返ると、「エクセルも使えない、社会人経験もないニート」をよく仕込んでくれた、面倒くさかっただろうな、と感謝しています。しかも仕事ができないから時間がかかるのに、当時は残業代までちゃんともらえました。あの頃がなければ、今の自分はありません。

 

さて、今の新人さんたちは、「働き方改革」が言われる中で、おそらく大事に育てられるのでしょう。

「若いころの苦労は買ってでもしろ。」

説教のひとつもしたくなりますが、ぐっとこらえます。

私も歳をとりました。時代は変化するものとわかってはいるんですけどね。

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1 コメント

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Unknown (鴨志田)
2017-04-26 11:54:11
ブログの結びに微笑んでしまいました。
貝井さんは、まだまだ若いですよ!
若い時の苦労は買ってでもしろ!……本当にそうだと思います。昨年、今年と社会人になった甥っ子たちをみていると、大丈夫だろうかと思ってしまいます。

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