USBのキーボード

売れない作家の日本定点観測

加計学園怪文書事件について

2017-06-18 08:20:34 | 日記
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170617-00000052-mai-pol

http://fate.2ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1497738868/-100

「土俵際に追い詰められた」とか、「鉄壁はなぜ崩れたのか」というセリフは中立的な立場から漏れてくる感想ですが、みなさん自身がプレイヤーとして戦ってしまうと、みなさん自身が陥っている状況を、ひたすら相手に投影しているだけなのではないか、と思われかねません。こういう私も自民党の味方をしてしまいますが、日経平均は20000円を越えようとし、パート・アルバイトの賃金も上昇していることを確認すると、この事業上での水心はまだまだ許容範囲なのではないか、と思われます。こうした魚心を批判する皆さんの理念が、地上の生態系をくまなく枯渇させ、誰も住まない砂漠に変えてしまうのではないか、と内心で恐れます。それにしても、なぜ私たちは革新の政治を民進党に任せたいのか? なぜ伝統や習慣と距離を取りたいのか? 一つの意見として提出しますが、むかし故人ではありますが吉本隆明という在野の思想家が現れまして、たいへん晦渋な文章で安保闘争や学生運動を思想面で率いました。彼は詩人的素養も強く、難解を極める独特の文章の中に、核心的見解を、彼一流の言葉で言い表し、文名は亢竜悔いなしと高まりました。つまり、吉本氏は「転向論」の中で、<封建性の優性遺伝>との確執を示します。優性遺伝というのは、生物学者のメンデルが発見した、雌雄が結合し生まれた子孫の見た目の形質が、父母の遺伝のどちらが現れているのか、現れている方の遺伝を優性遺伝、そうではない方を劣性遺伝と呼ぶ、進化論上でのキーワードです。このメンデルの造語は、ワトソンとクリックが遺伝子の二重螺旋を発見する70年前の用語で、エンドウ豆の交配を何十何百もの世代交代を繰り返し、見た目がどう転変してゆくのか確認するための学説でした。その個体の生物としての能力が優れているのか劣っているのかを示しているわけではないというところに注意が必要なのですが、この<優性遺伝>という自然科学の用語に<封建性>という社会科学の用語を取り合せたところに詩的喚起力があります。つまり、大戦を跨った当時の日本社会が、どのような事態に影響を受けているのか、吉本氏のこの一言で理解が一歩前進するのです。安保闘争が華々しかった戦後初期に、この<封建性の優性遺伝>という言葉の表す対象を攻撃目標とし、左翼陣営は大きな戦果を挙げたものと思われます。なぜ私たちは民進党に政治を任せ、伝統や習慣と距離を取らずに居られないのか、この頃の事情が私たちに憑依し、この時代にも革命家的因子が先祖返りをして現れ、封建性の強い安倍自民と、言葉の刃で深く切り結びたい衝動を与えているのではないか。しかし残念なことに、私たちは民主党の政権時代に、<封建性の優性遺伝>を一度は倒したものの、科学や革新の力だけでは、この生身の社会を運営することはできない、と強く思い知らされました。国際社会は否が応でも混迷を極めます。封建主義の力を借りてでも、いや、封建主義に我が身を重ねてでも、この国難とも言える時代を、なんとしてでも乗り越えようと愚考します。
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