たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

誘惑に弱いヴァンパイア

2012年05月26日 21時22分08秒 | 観る
元々は テレビシリーズがあったのですね
ダーク・シャドウ(5/25 劇場にて)

原題:DARK SHADOWS
制作国:アメリカ(2012年)
監督 ティム・バートン
脚本 セス・グラハム=スミス
原案 ジョン・オーガスト / セス・グラハム=スミス
出演:ジョニー・デップ(Barnabas Collins)
   エヴァ・グリーン(Angelique Bouchard)
   ミシェル・ファイファー(Elizabeth Collins Stoddard)
   ヘレナ・ボナム=カーター (Dr. Julia Hoffman)
   ジョニー・リー・ミラー(Roger Collins Stoddard)
   クロエ・グレース・モレッツ(Carolyn Collins Stoddard)
   ガリバー・マクグラス(David Collins Stoddard)
   ジャッキー・アール・ヘイリー (Willie Loomis)
   ベラ・ヒースコート(Victoria Winters / Josette duPres 二役)

1966年~1971年 ABC(America's Broadcasting Company)で放送されたTVドラマが下敷きになっていますが、TV版をダイジェストしたものではなく 映画としての組み立てやオリジナリティーが感じられて、そこここで 巧いなぁ... と 感心しながら観ました。やっぱり、映画は 映画の為の しっかりとしたオリジナルストーリーが必要なのだと実感。導入部分で これまでの経緯を語らせるという件は、『スウィーニー・トッド...』を彷彿とします。

屋敷や工場を修復する場面で ♪Top of the World♪が流れます。大工仕事にカーペンターズ!! 笑いました。もちろん、時代考証に則ったものですし、1970年頃の時代に対するオマージュでもあるのでしょう。ティム・バートンの仕掛けた全てをチェックするのは 私には無理だけど、ちょっと面白いブログも見付けたので こちらも参考にどうぞ。

終盤の闘争シーンでは、『永遠に美しく』や『エクソシスト』『ローズ家の戦争』を思い起こさせるモチーフはあるし、全てを失ったあとのエリザベス(女主人)の台詞は、殿曰く「『風と共に去りぬ』を意識してるョね」... というわけで、色んなパロディが散りばめられていたり 憧憬を感じる作品であろうと思います。ところで、家庭教師としてやってきたヴィクトリア・ウィンターズは 本名が エヴァンスという名字なのですが、私にとって ヴァンパイア物で「エヴァンス」というと、萩尾望都の『ポーの一族』 むむむ... もしかしたら『ポーの一族』を知っているのか?ティム・バートン!! ...なんて思ったけど、どうやらこれは 共に、『吸血鬼の接吻(1964)』『吸血 狼男(1961)』に主演の クリフォード・エヴァンスに由来しているのではないかと。更に、どうでもいい感想で 恐縮ですが、エリザベス役のミシェル・ファイファーが 秋山菜津子そっくりだな... とか、あの肖像画 白井晃にそっくり!! とか... 兎に角、見所満載の作品でした そうそう、「パーレイ」なんて言葉も出てきましたョ

【家訓】家族こそが財産

ジョニー・デップが とってもキュート
家族再生の物語です

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2 コメント

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ミシェル (NAO)
2012-05-27 00:06:22
>秋山菜津子

モヤっとしてたのが、mayumiさんの記事ですっきりしました。
だれかに似てる~とすっとモヤモヤしてたんですよ。さすがmayumiさん。
ジョニファンですが、私はちょっとツボにはまらなかったです。
でも、音楽はすごく良かったです。

>屋敷や工場を修復する場面で ♪Top of the World♪が流れます。大工仕事にカーペンターズ!! 笑いました。

この場面が私、一番笑えました^^
この場面にカーペンターズの曲を持ってくるセンスはさすがです♪
NAOさんへ (mayumi)
2012-05-27 00:33:21
私は、どちらかというと パイレーツ・オブ・カリビアンのシリーズが、
まぁ ジョニー・デップ 出てるから観るけどね... といった感じでして、
こういう ニオイのしなさそうなジョニー・デップは 大歓迎 デス
今回は ディズニー資本も絡んでないし、純粋に ティム・バートン×ジョニー・デップを
楽しむことが出来ました。
ちょっと、『コープスブライド』っぽくって 好きだなぁ~
かなり 笑いました

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