小川と川のあうトコロ

自転車とのほほんとした遊びとぼけっと考えることが好きである。のような。

名車が知らぬ間にもたらした影響について

2006-03-26 17:49:20 | 自転車
モールトン博士という人は自動車の世界では有名らしい。かの旧型ミニのサスペンションを設計した英国人である。
しかし、自転車の世界では自らの名前を冠したユニークで美しい小径車を設計した人物として知られている。

アレックス=モールトン。その1号車は1960年代にデビューしたというのに、未だに古臭さを感じさせない。というか折りたたみ自転車ブームの今でもモールトンは一種の別格扱いになっている(ようだ)。ちなみにここ名古屋ではモールトンコーナーを持つ自転車屋があるくらいなのだ。

というような事は、ここ半年自転車雑誌を読んで得た知識である。少しでも自転車に興味があればまあ知ってることだね。ところが、最近、追加で知った事実がある。
「このモールトンをまねて日本で作られた大衆自転車がミニサイクルと呼ばれるもので、70年代に大流行した」

ああ・・・あのミニサイクルはモールトンの「大衆普及版」だったのね。ぜんぜん知らなんだよ。

今でこそ26インチの大径タイヤの「ママチャリ」が大衆自転車の定番だけど、昔はうんと小径のミニサイクルが主流でしたね。
そして、何を隠そう、わしもミニサイクルに乗っていたのだ。当時はフラッシャー付の華美な光物子供自転車が流行だったのにねぇ。
小学校5年のときに買ってもらった丸石のミニサイクルはなんと外装5段の変速機もちゃんとついていた。まさにモールトンの思想を受け継いでいたわけだね。

思えば、中学生のとき、あのミニサイクルで友達二人と京都に遊びに行ったのが、わしの自転車での「最長不倒記録」である。往復100km、なかなかガッツがあったのだな、あのころは。


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