GO FOR IT!

何かに向けて走ってます。 旅するランナーです。
NYでエナジーチャージし、HAWAIIでリセットしてます。

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目先の一秒より、今日のベスト。~2012防府読売マラソン~

2012-12-20 | RACE

12月の第三日曜日。
ここ三年間、この日に本気で走るために一年を回して来た。楽園ランナーだったんだけどな。走り出した頃は。


本気しかない、みんなの眼差しが本当に素晴らしいこの場所で本気になる。大好きな場所。

それが防府読売マラソン。

3年間毎年気合入れて準備して、そして、跳ね返されて来た(笑)
自己ベストを出して大喜びした場所であり、最高に悔しい経験をして大泣きした場所でもある。毎年ここでも沢山書いて来た。


1年前、最高にいい状態で臨んだはずだったのに、あの日だけ身体が動かなかった。未だにあの原因は分からない。

そして。楽園ランナーだったはずの私。

3年間ここを走ってきたことと同時に、昔、走り始めた時に決めたことがあった。

「オリンピックイヤーはホノルルを走る」

走ることより、ハワイが好きだったはず。ハワイが好きで、その延長にホノルルマラソン、マウイマラソンがあったはずなんだけど。
その言葉通り、2000年、2004年、2008年と走ってきた。今年はオリンピックイヤー。本当ならホノルルを走ることになる。

だけど、どうしても去年のあの日の謎を知りたかった。もう一度チャレンジしよう。ホノルルは走らないって決めた。

(といいながら、ニューヨークで結果を出せてたら、ホノルル走ったかもしれない(笑))

 


そう決めて、8月のエントリ開始初日に防府に、エントリした。いつもはツアー組んで行ったけど、本当に走れるかわからないから、今年は一人で行く事にした。

そして、ホノルル走らないの?って一緒に走るはずだった人たちに残念がられた。

なのに。
そんな8月以降。

身体中が金縛のような事に襲われてしまった。いろんなことがあり過ぎた。10km以上全力で走れなくなった。

今年、たくさん大切なものを無くしたことが、走ることまでブレーキをかけてしまった。


マジランしか許されない防府。こんな状態では走るどころか、完走すら危うい。出るだけ無理。失礼だ。遠いところまで行く意味が無い。
これだったら、ホノルルでておけばよかったかな。

なんて出てくるのは愚痴ばかり。
仲間が、どんどん頑張ってPBを更新していることを喜ぶことすらできなくなってた。それより妬ましさばっかり。

そんな中、同じように、今年に向けて頑張ってるけど故障でうまくいかないのに、私のように、愚痴なんて無縁で、今出来ることを一生懸命探されてた。

もがいている私に、沢山励ましをくださった。

その姿に、自分の今が何て情けないんだって思った。
今出来ることがたくさんあるんだよね。って。そのうえ、代わりにホノルル出る?そんな生半可な気持ちでホノルルに失礼。


1秒でも速くより、 「今自己ベスト」を突き詰める
by 為末 大

尊敬する彼の言葉をふと思い出した。というわけで、迷いに迷っていたが、2日前、思い切り青空の下を走り、日曜楽しもう。そう決めた。

 

4年目にしてのんびりふらりの防府。ゆっくり遅くに行くつもりだったが、身の回りも片付き、前日受付に間にあう時間に防府へ。

ずっとのぞみだったけど、最近は絶対さくら。さくらはものづくり日本の誇りだ。製造業に携わるものとして、こんなに美しい工業製品は無いと思う。

(なんて偉そうなこといいながら、新大阪乗った瞬間降りる直前まで爆睡してたけど

 

   

受付会場では、ラン友さん達と再会。旅ランの一番のいいところは、別に誰と約束してなくても、必ず再会できること。

旅を重ねるごとに、友が増えていく。これが醍醐味だ。

時間があったので、お誘いを受けて開会式にも参加してみた。さすが準エリート大会。結講厳か。すっかり有名人の埼玉県庁の川内君。なんとマネージャーまでついていた。

彼も旅ランナーなので(笑)しょっちゅうあちらこちらの大会で見かける。最近彼に会ってもあんまり感動しなかったりする

観光モードとはちと遠い防府なので、大人しくうろうろせず。おまけに大雨だったので、まったりと前夜を過ごす。

緊張していないつもりだったが、やはり眠りが浅かった。緊張してるんだろうな。

 

昨日は大雨だった防府は、打って変わっての青空。
さすがの晴れ女。朝で9℃!
正午スタートだからのんびり。
7時45分に朝食まったり食べてたら、8時になった瞬間大行列(^^;;マニュアル通り4時間前だからかな(笑)朝ご飯は3杯おかわり。この量なら今日は調子良さそう。



ゆっくり準備して、シャトルバスで10時過ぎて会場に到着。
出発前に全部準備終わってるから余裕ー。


今年は1000人以上増えたから混雑を恐れていたけど全く杞憂に終わる。
会場内どこも何時もより人が多いなって感じるだけで影響なし。
防府の良さはここに尽きる!走ることだけに集中できる。
準エリート大会だから、仮装ゼロやし。みんなマジランに足元のシューズが物語ってる。


しかし!やっぱり人の多さは大きく変わった。
競技場、すごい人!

今年はラン友さんが一緒に走っていただけることになってたが、競技場のおびただしい人に、探すのは限りなく難しくなり、焦った。

ゼッケン番号教えて貰ってたのに忘れて、立ってる係員さんに出走表借りて探すも男性ランナーの数多すぎ。探しきれず時間切れ(T_T)

あーどうしよ、と思ってたときに声かけてもらう。セーフ!なんていってたらスタート5分前切ってた。

女子は出走少ないので、結構前から走れるけど、後ろでも良いや、どうせごぼう抜きされるんだから、ってリラックス。
ロスタイムは?家帰ってガーミン確認したら23秒。というか、どこがスタートか分からないし(汗)トラック溢れて最初フィールド走った(爆)

今日の目標は45分切りでペース5分15秒前後がターゲット。

45分切り=私の2014BQ。 今キロ5で10km走れないような今の私には、壮大すぎる。

ここ3年間、ここでサブ3.5を狙ってきたというのに。情けないが、今日のベスト、頑張るぞ。

とはいえ、エンジンかかるのが遅い私だから、最初は20秒オーバーでも焦らず、後半上げてく作戦。


「走りはネガティブ、気持ちはポジティブ」



なんてわけわかんないテーマを最初1km過ぎた頃に見える海見ながらつぶやく。

去年、この海見ながら、身体動かないー、とぼやいてたのにね。

それにしても今年は去年海風で凍るような感覚だったのに、汗がいきなり最初の5kmで止まらない。

暑い!
毎年8~9℃位で寒風、時折雪の防府が、スタート16℃、湿度50%って!

信じられない!最初の給水ポイント既に水が間に合ってない。取れる水が無い。これは運営のせいじゃなくて、経験値超えた暑さなんだと思う。

そんな気象条件にボヤキかけた瞬間、後ろから声が。

「大したロスじゃないです。ゆっくり焦らずいきましょう」と友の声。

 

ハッと我に戻る。今日は、全てを言い訳にしない、気持ち切らさず走ろう。その瞬間そう誓った。



暑くてサングラスから汗が溢れてなんども拭うも、いつも強敵だった風を味方にすることにした。時折吹く風に、暑さを和らいでもらった。
今年は、私には、風も強い味方だ。ってポジティブに考える。

現実、実際、ペースは前半イージーペースを維持するので精一杯だった。5分15秒に一生懸命近づけるも、かなりもがき続ける。

それでも、このペースは、突っ込んで撃沈しないギリギリのところ(いわゆるLT値)だと、自分なりに理解した。

じゃあ、これを維持しよう。残念ながら、例年より、10秒以上低いが、現実を受け止めよう。

だけど、これを絶対落とさない。これを最後まで死守してやる。


なんていいながら、落ちそうになったりふらついたラップ。でも、友が励ましてくれる。後ろからそっと見守ってくださる。

相変わらず、余裕度は最初から全くなく。
沿道の暖かい声にも申し訳ないけど、今日だけは応える余裕ない。今日は、走りだけに集中しなきゃ、最後まで走り抜けない。


「今日だけはワガママに自分の事だけ考えて走らせて下さい。なので、わたしの分も沿道に応えてください」

って、そう友にお願いした。その通り、私の分も沿道に笑顔で手を降り、猫ひろしに大声をかけ、川内君には最大のエールを送ってくれた爆。

そして、時折いろんな話をしてくれる。その度に、「karenさん、話返さないでいいですよ、聞いてるだけいいですよ」って。普通ならうるうるなんだろうけど、
それも、封印して走りに集中。

5km、10km、15kmと進む毎にかつての悔しい思いが蘇る。
防府はガチ走りしかしないから、楽しいなんてないんだよね、当たり前。

だけど、不思議な事に、ペースが今まで最遅なのに、チェックポイントを気持ちよく越えていける。
ペースが遅いからじゃない。だって今日の精一杯のペースなのに。ハーフ52分で通過。よし!


「女子をごぼう抜きしてますよ」って。友が褒めてくれた。
(ほんとかなあ、と後でリザルト見たらほんとに50人以上最後で女子を抜いていた。ま、おそすぎなスタートだったからだけどね)

ハーフ直後の三田尻大橋のアップダウン。去年はめちゃきつかったのに、フラットに感じた。

それでも、ペースはひたすら維持。

ちょうどその頃私の前に素晴らしい走りをするランナーさんがいた。
上下動全くぶれず、フォームが美しい。ペースを頑なに守ってる。

多分本当はスーパーランナーさんだとおもうけど、何かの理由でイーブン走してるんだと勝手に解釈してそのランナーさんをひたすら追いかけてく。

走るだけ集中できる、こんなに贅沢な走りは最初で最後だろう。

25km~30km。

去年ここで気持ちが切れた、折り返しまでのポイント。周りのペースに巻き込まれ、向かい風が去年ハンパなかった。
もがいた結果、折り返した後はリカバリ出来ず、ずるずると落ちたところ。

ここを焦らず大切に走る。何も考えず、とにかく前。
橋の上りは頑張らず、下りでリカバリして上手く走りをコントロールするんですよ、って後ろから聞こえてくる絶妙なアドバイスだけ耳に入れるのみ。

給水は、最初は取れなかったけど、給水体制もリカバリしつつ。
って、ここまで書いて思ったが、実は自分の順位が上がりつつあったから、確保出来たのかも。それなら嬉しいな。

とにかく給水は、ペースを乱そうとも最優先。暑いレースなら任せて(笑)

30kmを2時間40分。
凄い、予定通りだ!折り返しコーンを気持ちよく叩く。ここからだ!

気持ちは全然全く切れてない。

給水もジェル補給も上手くこなせ、体調にも脚にもさほど疲れは感じない。
けど、今シーズンろくにロングしてない現実を誤魔化せるほど甘くない。

心拍が上がり出した。

時計を見るのを止めた。ペースが落ちてるのは自覚しても、とにかく前進む。友のアドバイスの通り、前進むランナーを一人一人捕まえてくことに
だけ気持ちいれる。
防府のランナーは、みんなボストンと一緒。同じペースで走っていくから、その人たちにとにかくついてけばいいんだよって。


35km。防府駅前賑やかな場所。

応援が賑やかな所で、キツさが全開(T_T)心拍あがりまくってきた。

後7km。

友が、落ちかけてる自分の前を力強く走ってく(T_T)45分カットは無理って35kmで判ってた。

だけど、だからと言って最後流すのは失礼だし、自分自身の今日の目的である、最後まで気持ち切らさないっていう目標がある。
今日はタイムより、もう一度力強く本気で走れる気持ちを取り戻す。目先の一秒より、今日のベストを目指す。そう決めたんだから。

「みんなキツイんですよー!!粘れ!」

とはいえ、41km手前の横入川越え、強烈にキツイ。
頑張ってなかったら大した上りじゃないんだろうけど、このまま走ったら気絶するんちゃうか?って思うくらい、本気で登った!

そして競技場までの1km弱、
「あと800mですよ!!」のかけ声。

ここでヤッソやるのぉ???それより遥かに遥かにキツイ。

心臓が口から出そうな感覚、インターバルじゃなくてフルでは初めて。

そして、やっと競技場。

ヘロヘロになってるはずなのに、ふと気づくが脚、どこも痛くない。痙攣ってなーに?内臓痛くないの?ってくらい元気。心拍以外(爆)
神戸で大きなマメができ、メディカル行ったのに、今日は全然元気。

トラックへ。

「ここからリラックスで笑顔でゴールしましょう」って。

ラスト1kmのとてつもない苦しさは、フィニッシュラインを超えた瞬間、全て吹き飛んだ。それは、全て満足感に変わった。

 

フィニッシュした時、号泣の準備してたんだけど、涙は一滴もでず。普通に元気に笑顔で競技場を後にした。

心技体、今回は心に120点位あげたいくらい、良くがんばった。


もちろん、それは、私一人の力じゃなく、今日のレースだけでなく、その前からずっと調子悪い私を一杯一杯励ましてくれた、たくさんの仲間達のお陰。

私って、本当に幸せだなあーって本当に思った。


神戸の後粉々になった自分の心を一つ一つ繋ぎ合わせて、ここから長い道のりだけど、も一回時間かかっても、積み木を積み直そう。


時間かかっても、まだまだひよっこだもんね。ランナーとしては。

それにしても、防府って、やっぱり素晴らしい大会だ。
今日の結果は、過去3年より10分以上遅いタイム。

それでも、恥ずかしくない、かな。いや、、多分、一番自分を褒めてやってもいいかもしれない。

 

防府で一番長い時間、一度も気持ちを切らさなかったんだから。


このホスピタリティの素晴らしさ。コースの素晴らしさ、ランナーの素晴らしさ。日本で一番大事な大会の一つになりそうだ。

来年は今日学んだ事で自分一人でおさらいしに戻ってこよう。

 

・・・

レース終わって、早4日経っている。

仕事が忙しすぎて、毎日12時間以上働いているけど、疲れはなく、未だに日曜のあの満足感、達成感に満ちあふれる日々が続いている。

それは、ベストを出せたからなんだろうな。

 

また、ボチボチ、また次ベスト出せる走りが出来る日まで頑張ろう。

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静かな感動~神戸マラソン~

2012-11-28 | RACE

いよいよ、やって来た地元、神戸でのフルマラソン。

地元といっても、隣市民であり神戸ではないけれど、学生時代の4年間、そしてこの兵庫県に住みだして15年弱。

私にとって、第二の地元であることは間違いない。

本気で走り出して7年になる。

その頃から、ずっと出ていた神戸女子ハーフマラソン。

自分のランの原点であるホノルルマラソンへの景気付けの大会であり、本気でタイム狙えるコースで、長年の夢だったニューヨークシティマラソンの資格もここでとった。

それは、本当に大切な大会であった。

そのノウハウを継承して、この大会が発展的に開催されることになった。

兵庫県は同時に陸上王国、駅伝王国。そんなある面マニアックではあるけれど、走ることをお祭りというより、神聖なものととらえてくれているような感があり。

だからこそ、神戸は大切なものになることは分かっていた。

 

昨年の第一回、ニューヨークを回避してまでも走りたかったが、抽選で走れず、、残念。

そんなときに、追加抽選とはいえども、このチャンスをいただいた。走れなかったニューヨークの代わりでもなく、地元の大会を味わうぞ。

特別な、素晴らしい一日になる事は間違いない。

 

そう感じスタートに立つことになった。

 

とはいえ、現実は感動だけでは片づけられる状況ではなかった。

ずっと続く体調不良が影響したのか、腰足の痛みが収まったとおもえば、口内炎が痛くって(涙)前日はずっとその痛みの対策ばっかり。

夜もやっぱり緊張しているのか、、眠りは浅かった。

それでも、9時スタートの大会に、家を出るのは7時半でも充分間にあう。家でゆっくりとご飯を食べ、電車で15分。本当に近い。

朝はあり得ないくらいの快晴だ。六甲山がくっきり。

 

荷物を預けて、スタートエリアに。それでもスタートまで45分前。

あ、そういえば、すぐ荷物預けちゃったから、写真がないなあ(笑)

待機場所は、市役所前。感動も、感慨もなく、なんか余りにも普通な感覚だった。今からフルマラソン走るの?って感じ。

ブロックはA、最前列グループ。

ブロック大きいから、知り合いには全然会えない、、と思ってた。

ふと前みるとチームメイトが。しばし雑談してたら、セレモニーが始まった。黙祷やら震災に関するメッセージ。

そういうのを厳粛に聞いていたら、いつのまにかスタートになっていた、みんなどんどんスタートしていく。拍子抜け。あらあら。1分も経たずに私もスタート。

 

今日はどんな走り?
ことしまともにロング走をせずに走れるほど甘くないのはランナー暦も長くなった自分だから嫌ほど分かってる。「マラソンにはまぐれはない」のだ。

満足な走りをするには、人それぞれだが、私の場合は複数回30kmをこなさないと、走れないってのがわかってる。

それに、体調が上向きとはいえ、一週間前には熱を出して寝込んでいた現実はごまかすこともできず。

タイムがどうのこうのより、楽しむ。で、ここから始まるシーズンに繋げていかねばならない。

じゃあ、今日できるのは?


やっぱり、30km走でしょ。
所謂王道の本命の大会の設定ペースから、マイナス20~30秒くらいでで30km走る。それでいこう。


焦らずのんびり行きましょう。

しばらく走ってるとラン友が。神戸は背中に名前が書いてあるから、すぐわかった(笑)調子良く先を走っていかれるが、安全運転。
道は狭いも、あんまりきにならない。ゆっくり走ってるからか。
これがレースペースだったらいらいらしながら抜いて行くのだろうか。
逆に後ろからジグザグするランナーが多い。
気温は6℃、風速0.5m、快晴と間違いなく、史上最もいいありえないくらいのコンディション。寒くもなく、暑くもなく、敢えていうなら日差しが眩しいくらい。

あー、勿体ないなあ。このコンディション(笑)


5kmを過ぎてから、少しずつ淡々と走れるようになってきた。身体にどこにも力を入れずリラックス。

頑張ってないもんね(笑)無理してないもんね。そらそーだ。手元の時計のGarminは速度が一定で動かない。安定して走っている証拠。

 

そのままずっと淡々と。

あー、ここ神戸ハーフで走ったなあとか試走したところだなあという思いはふつふつと出てくるも、、、

本当に淡々。正直もっと感動するんだろうかなあ?と思ってたが、全然。もう本当に練習のようだった。小さなアップダウン、道路の小さなデコボコも、うんうん、

うなづきながら。全て私には既にインプットされていることだった。

沿道の毎キロ表示も、見る事無く、あ、そうそう、ここは○km地点。そろそろ10kmだなあ、15kmだなあと全てが想定されたから、感動が全然ないのだ。

 

やっぱり、ここは自分のロングの練習コース。飽きるほど走っているから新鮮味がない。

という反面、いつも飽きるほど走ってるが、かなりゆっくり。だから、今日はレースとなると、走るペースが速い分、それは気持ち的に楽だった。

すっかり練習のようだ。テンションが上がらない。

体調不良が影響してか、身体に力も入らないので、余裕もあんまりないんだよね。

 

それでも!!

 

こんなに美しい青空の神戸ってあっただろうか?

本当に、本当に雲一つない。太陽が眩しいくらいに光り輝いている。明石海峡大橋だって、光ってるのは、今まで見た事あったっけ?

折り返し、須磨の海に広がる、大漁旗を誇らしげに広げて応援してくれる漁船。

そして、何よりも、一人で淡々と走っていることと一番の違いは、

沿道で、素晴らしい応援と、励ましてくれる観客の人、そしてボランティアの方々。

おにぎりを差し出してくれたり、給水だってたっぷり。青空が広がっているけれど、気温は全然上がらず、暑さは感じない。だけど湿度の低さに給水は本当に大切。

充分過ぎる給水に、ポケットに入れていたパワージェルに手を伸ばす事より、沿道から差し出してもらったおにぎり、あんぱん、ありがたかった。

かなりいつもよりペースを落としているが、なんとか目標ペースでは走ってるはず。

5kmごとのラップも悪くない。まずまず。

だけど、今日はGarminはご機嫌が悪い。23km地点で全くGPSを捕捉しなくなり、もうどれくらいのペースで走ってるか、わからなくなった。

体感に頼る。でも、それも今日は大事だよな。

そして、


とりあえず、なんとか30kmまでは持ってほしいなあ、とじり貧をギリギリで抑えながらなんとか30km地点まで到着。
2時間44分。(5’30ペース)

予定通りといったら、予定通り。自分のペースを体調悪いながらも、きっちりキープできたことに、我ながらランナーとしてのテクニックは悪くないなあ。

 

ここからペースアップ?どうする?

ほっとしつつも、余裕は・・・あんまりない(涙)

足は元気だけど、ずっと立ちくらみのようなめまいがしている。こんなことは今までにもあまり経験したことない。体調に余裕はない。

ここからは、欲を出さず、次のレースに対して温存すべく、ペースダウンを選択した。

神戸で無理してしまったら、まだ次に繋がらない。ボストンまでは半年近くあるんだから。

 

30km地点で足を止め、屈伸し、水分補給をしてから、一気にジョグへ切り替え。


ここからは出来る限り沿道の人たちとコミュニケーションとりながら、楽しく走ることにした。

みんな、笑顔でどんどんハイタッチをしてくれる。そしてボランティアの人たちも、大声でエールをくれる。

この辺はなんども走って来た神戸女子ハーフのコース。調子いいときは4分30秒くらいでも走ってた場所。

びゅんびゅん景色が流れていく場所なのに、いつまでもサッカー場は小さくならないし(笑)風景が過ぎ去ってくれない。

 

余裕はないけれど、水分、糖分はちゃんととっていたので内臓は疲れていない。足だって余裕はないが、まだなんとか持ってくれそう。

だけど、一旦気持ちを緩めたせいで、トイレは行きたいような、行きたくないような。うーん、悩む。

ここでタイム優先だったらパスするけど、気になりだしたらとことん気になりだす。

今日はいいや。32km辺りの中央市場のトイレでコースアウト。


コースアウトすると、トイレは、建物の意外に奥だった(笑)ここで3分くらいタイムロスしたのかな。

後で、これがすごい後半に影響が出るなんて、、その時はあんまり感じなかった。



気分的にも落ち着いたので、またここからペースを上げて行くことに。
足はさほど疲れてなかったけど、噂の浜出バイパス(35km地点)。一気に高低差が上がる。

普通にゆっくり上がってるが、、周りは歩いている人が多い。知らない間に結講抜いていることになってる。

こんな高い場所を走れるなんて、なかなかできないからは楽しむぞーっと思っていた。

が、実際走ってみると、高速道路の中って感じでせっかくの快晴なのに曇りガラスであんまり絶景が見れない。残念。

そこから神戸大橋まではずっと単調で、小さな上りは、きついなあ。ゆっくり走って美しい海を眺めようと思うも、太陽で眩しすぎた(笑)


神戸大橋を一気に下り、そこから淡々と走るが、さっきのトイレによるコースアウトが、ここで一気に影響が。
ラスト12kmを1時間15分だったから、キロ6でいっても、サブ4やなあと計算はしていたけど、トイレロスがここで足を引っ張ってることに気づく。
1kmごとの看板でキロラップを確認して、うーん、本当にギリギリだ。
ここで手は抜けないじゃん><

ラスト1km、ちょっと落ちて来た。まずい。
フィニッシュの辺りから、4時間切れるよーという声が。


いや、4時間切らないとまずいでしょ、私。どんなに調子悪いとも、このコンディションでは4時間切らないと、一応僅かなプライドが(笑)

 

だけど、左足にかなり疲労が溜まっていた。

ずっと利き足の右がここずっと痛く、腰痛や座骨神経痛にまで影響していて今日はガッツリテーピングした。
だけど、左は、ふくらはぎのみだったんだよね。。。左に逆に負荷がかかっていた。


ラスト200m、本当に1分となった。

焦って焦ってペースを上げたら、思い切り左足がつった。もう使い物にならない。

 

そんな足を引きずってやっとの思いでグロスでも4時間切る前になんとか戻って来れた。

今年の東京と同じように痙攣を起こし、ほどひどくはなかったけどしばらく歩けなかった。

メディカルにお世話になる。

しかし今回は単なるこむら返りで、給水(経口補水液 OSー1)をもらったら落ち着いた。

後は普通に歩いて戻れたが、やはり最初から調子悪かったように、ずっとめまいはしていた。こういうのは初めてだ。やっ ぱり体調はあんまり良くなかったね。

それでも、まあその状態を理解して、ロング走ということで欲を出さず、地元を走れたってことで、良しとするか。

それにしても、今日の天気は、ありえないほどの快晴だった。
こんな天気が良かったなんて、記憶にほとんどないぞ。

 



ゴールでは、バナナをもらい、温かいみそ汁が嬉しかった。着替えて、建物の外に出たら、ボランティアの人たちが次々と神戸スイーツをたくさん手のひらに載せてくれた。

 

 

神戸を走ってみて、意外だったのは、すごいわくわくするのかな、感動するのかな、と思ってたのだけど、

そんな感情が全くなかった。

 

体調が悪かったから?感動してないのかな?

 

いや、そうじゃないんだと思う。

本当に、ここには、私の日常があるんだということ。

一度も辛いことや、嫌に思ったり、そんな感情がなく、まるでそれは空気のような一日だった。

 

だから、地元なんだということ。アタリマエが素晴らしいのだ!!

 

なにより。

家から帰りまでこんな近い場所で、走らせていただけたこと。

カメラを持たずに走ったのが惜しいくらい、神戸の街が光り輝く空だったこと。

ボランティアの人たちのホスピタリティは文句つけようがないこと。

アシックスの師匠であるTさんにやっぱり出会えてハイタッチができたこと。

全てがアタリマエの素晴らしさ。静かな感動が沸き上がってきた。

 

これが、今まで走った中でも、アタリマエの素晴らしさ。

コース、やっぱりいい。本気で走るコースだ。神戸はやっぱりこれからも、本当の意味での「特別」な大会なんだなあ。



今シーズン、明日からのことは、、、正直分からない。

現実は本当に厳しい。確実に力強く走れる力は、現時点では、無い。

 

このまま、私は終わってしまうんだろうか・・・。どうなんだろう。

 

まずは体調万全にしよ。心技体が整っていないと、本当の意味での私の走りとは遠いものとなる。

そして、レースの翌日、ディナーミーティングがあり、ボスからちゃんと出席しろっていうプレッシャがあり、無理できなかったのも事実。

これはばっちりだったので、市民ランナーとして合格だね。

 

でも、とりあえず、とにかく、まさに、テーマ通り、「感謝」。

この大会が、私にとっていろんな意味でのターニングポイントになるような気がする。



走ってほんとうに良かったなあー。また、神戸は走りたい。

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What a wonderful autamn is ! 札幌マラソン。

2012-10-09 | RACE

すうっかり、最近ここでの更新が滞ってる。

それも本当に、心に余裕がないってことが大きな理由。

それなりに毎日充実してるんだけどね。

会社では、、、、「karenさんリア充ですよね。。。。」

って呆れられてるのか褒められてるのかわかんないけど、本人は、とにかく余裕ないのです。これでも。

いろんな事に、ストレスなんです。これがまた。いいストレス、悪いストレス、っていうことだったら、いいストレスの方がおおいんだけど。

とりあえず、札幌走ってきたのでレース日記だけでも記しておこう。

そして、少しずつぼちぼちまたTwitterやらFacebookでお茶を濁さないようにしなけば。それは自分自身への戒め。

ここは、自分の普段の思ったことを書くために始めたんだったもんね。

 

というわけで、とりあえず、週末の事を記しましょ。

10/6(土)から一泊で札幌へ行って来た。今年3回目。

これでも、札幌といえば、ワタシにとっては冬だったんだけどね。ランにハマる前は波乗り。その前はスキーだった。

だいたい7年サイクルで没頭しているものがあって、波乗りの前はスキーで何度札幌にきたことか。

そんなワタシが気がつけば夏の札幌を中心に頻繁に訪れるようになった。最初春の千歳に降り立った頃は、雪で覆われていないことに戸惑ったな。

 

そんな、札幌。今年は既に3回目。

春の5月のファンラン、夏のフル、そして秋のハーフ。
バラエティ豊かな感じ。遠いようで意外に近い札幌。

昔と違い、札幌はもう海外旅行とは違い、気軽な旅になった。

LCCの台頭で、各航空会社の競争が激しく。とってもチケットはリーズナブルになってる。

そんなチケットを工夫すれば、リーズナブルに行けて、美味しいものを食べれるもんだからハマってる(笑)

今回もエアはJALのマイレージ。年に2回も北米飛んでたらあっという間にマイルは溜まってるし(笑)でホテルは札幌駅前でも格安。コスパ高い。

今年は来月のNYCMに向けて一本調整レースを走っておきたいなと思ってた。
といいつつも、どこも暑いしなあ。色々調べていたら、まさに札幌が!4週間前でちょっと早いけど、一度走ってみたいと思いエントリ。

調整なんて偉そうなこといいつつも、「まともに今年は走れてない」のだった。

シゴトの事を書き出したら言い訳になってしまうから、ここで書く事もできる限り避けていた。

5月にボスが代わり、今までのボスもかなりハードだったけど、新しいボスは、その3倍はシゴトを振ってくる。

帰る時間は、数時間遅くなり。19時前に東京の営業君の電話をとったら「どうしたんですか?今日遅いですね」なんて言われていたのは、遥か昔のこととなった。

会社出るのが21時前はアタリマエとなった。もう脳は動かない状態になる。

そんな中帰ってから走れるわけがなく。朝は起きれない。スピ練なんて無理。


多忙な毎日で夜中に帰ってフラフラになってたら早朝ランだってできないし、スピード練習なんて言い訳できないくらい無理な日々。
とにかくスキマ時間見つけて脚力つけるのみ。

まあ、9月は久しぶりに360km走っても、超ゆるランばっかり。
何よりも、道マラで前日の風邪という体調不良があったとはいえ、まさかの初フルより悪い、自己ワーストタイム。
トラウマになりそうになったのを必死に払いのけ、そして直後のレースが、また(!)札幌。いいんだか悪いんだか。
ハーフの走りはできるわけなく。直前のキロ5のペース走すら、先週5kmで撃沈するくらいだし(爆)

今日は大人しく来月のNYCMへの調整レースとするぞ。
というわけで、キロ5+αで走って後半上げれたら、っていう作戦。
50分切れたら合格ということで。(それでも自信はなかったけど;;)

出発は関空から。今年の三回は春が神戸、夏が伊丹、そして秋が関空。

ずっと最近ハワイ行きの深夜便ばっかりだから朝の関西空港は欧米便やアジアへの旅人が行き交っていて賑やかだった。

ハワイに行けないのがちょっと残念(笑)なんて。



札幌は前日は結構まとまった雨。午後に入ったし時間はなく、中島公園にゼッケンとりに行って、あとは街中をうろうろするのみ。

昼は美味しいハンバーグを食べ、甘いものも食べた。

   

夕方は雨が上がり、素晴らしい夕暮れだった。


だけど夜ご飯は海の幸、気にせず食べるぞ、と思ってたが、なんか調子が悪くなってきたような。
前回の道マラと一緒だ。。。ヤバい。というわけでお粥で大人しく。

札幌マラソンのTシャツが可愛い過ぎ.お気に入りに決定。


当日朝は雨が降ったあとだから空が気持ちいいくらい澄んでいてきもちいい。
朝食は、あんまり食欲なかったが、道マラはご飯1杯だったけどお代わりできたからいいかな。(後で考えたら多分緊張していただけだったような・・・)

真駒内へ移動。相変わらず快晴。気温は20℃で35%。札幌在住の知り合いが今日の真駒内は暑いって言ってた。でもワタシには寒いくらいだった(笑)

  

スタート地点に移動し整列場所に行くと、自分のゼッケンは女子の30番台だったみたいで。。。ほぼ最前列だった。

お陰で招待選手の女優さん?と増田明美さんは真横に居た。セレモニーもすぐそばで。

スタート。ロスタイム5秒(!)ほんとの前。
さすがにこの周辺のランナーさんはかなり速いのでどんどん置いてかれる。
最初の2kmはつられて4’30近いペースだったが、3km目では予定通りキロ5αにて。

真駒内から市内へ続く道はかつての道マラのコースだったので懐かしい。ここは気持ちいい下り坂が続くのでリラックスして。なんとかキロ5αを維持しながら。
ちょっと速いかなあー。も少し落としてもいいかな。どしよかな?と思いながらあんまり時間は気にせず進むことにした。
風が結構強いけど、向かい風にはならない。余り影響ない感じ。風のお陰で体感温度は低めに感じた。

そして、中島公園からすすきのを抜けて大通公園手前までのメインストリートを走る。ここは本当に気持ちよい!こないだの道マラはもう最初の1kmで気分悪かったもんな(爆)

9kmくらいの三越前で折り返す。ここで少しスピードが落ちた。。なんとか周りに引っ張ってもらい、ジリ落を阻止。ペースを戻すのが大変だったけど、、ここからゴールまで10km余は70mずっと上り続けていた。(前半下ったんだからアタリマエか;;)
レー ス中は気づかなかったからなんかペースが少し落ちてきたことにちょっと焦りつつあるが、復路は10kmくらいから河川敷をずっとひたすら真っすぐ走ってく んだけど、この単調さが逆に救われ走りに集中。普通の河川敷でも、本州の人間からみたら、前に見える山々はやっぱり北海道で一味違う風景で秋が広がってい たので心癒される。お陰で心折れることなかったので、最低限の落ちで維持できている。

そして、ラスト5kmくらいで真駒内公園内へ。ここ から勝手が分からないので、狭い公園内をぐるぐると上り続け。まるでホームの緑地公園を走ってるような感覚になった。最後下りになってからはもう思い切り ペースアップして、なんとかここの落ちの帳尻を合わせようと必死に下りながら、最後の1kmで女子を3~4人位抜かしてフィニッシュ。

1:47:00(Ave5:04)

スピード無い今のワタシができる限りの結果を出せたのでは?と思う。勿論ハーフのベストとはほど遠いけど、それはそれ。楽しむ事を忘れることなく、調整を忘れることなくまさに走ることを満喫できたという面では、文句無し。
地元の人には暑かったかもしれないけど、本州の酷暑な中からは素晴らしいくらい気持ちいい爽やかなコンディションだった。



札幌へ来てよかった。単なる20kmペース走だったらここまで頑張れなかっただろうから、NYCMへの気持ち引き上げにならなかっただろうし。
NYCMは下方修正はしなきゃダメっぽいけど(笑)それでもなんとか楽しめるレースをできそうな気がしてきた。

本当に素晴らしい秋。

格安旅だったので延泊はできず一泊のみにて終了後空港へ直行。
エアポート快速はプチ贅沢で指定でまったり、
ご当地グルメ宮越屋珈琲とmorimotoの生どら焼きといろはすハスカップ!プチ打ち上げ。
空港では、まだまだ食欲があったので(やっぱり朝は単なる緊張だけだった笑)
フルの時のくたくたとは違い程よい疲労だったので、食べたバターコーン味噌ラーメンが超美味だった!!



帰宅はワールドマラソンメジャーズ、ベルリンに続き今季2戦目シカゴマラソンの号砲5秒前。そのままキベデのコースレコードを観戦。
今年のシカゴは寒そうだ。今年の札幌は暑かったらしいけど、もしかしてシカゴーボストンー道マラと持ち歩いて来たワタシの暑さレース運のせいか?(笑)

去年一緒に戦った仲間達がいい結果を出していることに嬉しい気持ちの中に、少し妬ましい気分も否定できない・・・。今年は3℃で去年は30℃だったんだからね。。。

それでも、シカゴの美しさは相変わらずだったなあー。

時間が経ったら、やっぱり結果を出した仲間に心の底からおめでとうと言えた。

 

そんなワールドメジャーズ第三戦、ワタシの参戦するニューヨークシティマラソンまであと4週間となった。

結果を出せるかというとこの状態では正直自信はない。けれど、札幌でどうやったら当日楽しめるかという青写真は大分はっきりしてきたような気がする。

 

ここから1か月はシゴトより走ることを少しだけ優先にしても、、、いいよね。



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やっぱり暑い、熱い北海道マラソン

2012-09-13 | RACE

今年のレース緒戦の北海道マラソン。

気がつけば、もう3週間近く経っていて・・・記録に残しておこうと覆うも、なかなか、腰が重く

それでも、記録しておこう。

というわけで。

ハワイから帰って来て、多忙だった事に加えてどうも帰りの飛行機で小学生あたりに風邪をもらったようで・・・
木曜にくしゃみが止まらなくなり、夕方から気分が悪くなり、熱が出た・・・。
金曜は熱が下がらないけど、忙しい一日になりそうだからとりあえず早めに会社に行って、半休しようとしたら、、、「却下」(涙)
とりあえずふらふらになりながら昼休み返上で働くも、帰宅は20時過ぎ・・・。

てなわけで、最悪な体調のまま、今年の夏祭りを向かえることになった。
まあ、タイムは考えておらずゆっくり丁寧に走るつもりだったから、あんまり悲観になることなく気楽に構えてた。
早朝スタートで、関西より7℃も低い北海道。大分走れてる自信があったからまあなんとかなるか。
着いたら24℃、熱が下がったのか、気温が下がったのか、体調が良くなったかな。と思った。

 

  


4年目の道マラは参加者が1万人を越え、スタートは早朝9時と、すっかり市民マラソンとなった。
受付会場も代わり、雰囲気は華やかさを増してた。
最初の年にサブ4制限で関門引っかかった後は、なんとか走ってきた。
体調維持のため、前日走もせず、ゆっくりお風呂に入り、マッサージにいき、ドリンク剤を飲み早めに床につく。
夜中に大きな地震があり(札幌は震度4だった)、目が覚めてしまい、睡眠は浅め。



朝は、体調はまだまだだなあ、、、普通に過ごすなら問題ないけど、今からフル走るにはちょっとなあ。
食欲も余り無かったので、固形物を避け、ごはんと一緒に塩分糖分の多い、みそ汁、梅干し、オレンジジュース、足りない分はジェルにて。
ドリンク剤も、願掛けで。

スタートは大通公園になったので去年よりアクセスは良いので8時過ぎに出ても10分ほどで到着。荷物を預けてスタート地点へ。
華やかさは前日受付以上に感じた。
8時現在の気象が発表された。29℃、湿度68%、風速0.1m。
昨日が結構晴れて暑かったのに加え、天気が下り坂で曇り空になり、曇りで良かったと思ったがその分湿度が上がったのは想定外。
これなら、正午スタートとそんな変わらないよねえ。

そして、招待選手が紹介され(川内君はどこでも大人気!)、8時59分になるとテレビ塔はカウントダウンタイマーに代わり、
ランナー全員で大合唱!これは盛り上がったなあー。

そしてスタート。
朝の状態で今日は冗談抜きで無理はできないと、悟り、サブ4は諦めた。キロ6で押していって、体調が上がれば後半維持して4時間15分くらいだったら良しとする。
そう考え、最初からペースを全くあげず、Bブロックだったワタシは面白いくらい抜かれてく。
今年のコースはすすきのを走り、中島公園を過ぎるという最初からなかなか盛り上がる設定。5キロまで少し上るだけであとはフラットだったから、最初の5キロはとにかく
落とす、そう考えて走ってく。沿道の応援も多く、楽しいなあ。

と思ったけれど、謙虚に行ったにもかかわらず、それ以上に甘くなかった。
5kmを過ぎた段階で、心拍がかなり上がるのを感じる。うーん、最初だからかな、その後は落ち着いてくれるだろう。そう信じたが・・・状況はあんまり変わらず。
5kmを過ぎて下りだったことが幸いしたから、なんとかもったけど、それ以上は難しいなあ。
とにかく暑くて、汗もかなりかいてる。10km手前の創成トンネル、とにかく蒸し暑かった。

魔の13km。
いつも調子悪くなる相性の良くない13km地点、この手前で既に調子悪かったから、13km地点で暗示がかかった。
足が止まった。早すぎー。
この辺からまだ30kmもある現実に、「やめる勇気」という言葉と格闘しだした。
完走できない悔しさをここで4年前に体感して、二度と止めないと思ったが、今年はそんなことも言ってられなかった。
17kmあたりで自転車のボランティアに救護テントを聞き、20kmだと。そこまで頑張るかあ、といってとりあえずたどり着く。
お医者さんから脈が速いね、無理はできないけど、まだ完全に悪い訳じゃないから自分の判断でね。と言われた。
ここで5分近く休んでたら、ましになったような気がした。ま、とりあえずいけるところまで行くか、と思い再度走り出す。
すると、後ろから、「最終の車です、たどりつかれたらそこで中止してください」というアナウンスが。
ま、自分の意志で止めるどころか、強制終了になっちゃうな(苦笑)
キツイ魔の新川通の入り口で今年は終わりかあ。25kmの関門を過ぎ、とりあえず新川通の折り返しにたどりついたことに小さな満足感。
次の28.2kmの関門から、関門が閉まりますよーーというアナウンスが聞こえてくる。
万事休す。
とおもったら、、30秒残して関門を越えられた(笑)前に止まってるバスに行く衝動をかられながら。でも、ここでバスに乗ったら一番フィニッシュに遠いから
バス乗るの長いなあーー。もう少しフィニッシュに近いところからバスに乗るようにしよう、というモティベが足を引っ張ることになる(爆)

少し調子が落ち着いてきたのか、次の30km関門に、3分貯金ができていた(笑)新川通で調子上がったか?よし、とりあえず次の関門が35kmだから、
そこまで頑張れば、一度は諦めた完走が見えてきた。
誰かが、「35km越えたら大丈夫」て沿道から叫んでた。これを関門がここが終わりだと勘違いしたことが、誤算だった(笑)
35kmまでかなり気合入れて走って、息もあがったものの、3分くらい残ったままだった。そこで足を緩めたら、一旦マシになった体調が悪くなってる。
脱水を起こした(涙)水分がとれなくなった。北大が見えてるのに、力が入らなくなる。一旦遠くなってた収容車のアナウンスが聞こえだす。
あれ、まだ関門あるんだ。。。。やばっ。やっとの思いで40kmポイントを越える。北大の中はいつも通り賑やかだったけど、感動する余裕もなく、
なんとかたどり着いた。これで、さすがに完走はできるだろう、、、ふらふらになりながらゆっくりペースへ。

あと1kmの札幌駅周辺に、ほっとするも、、、、なんと41.6kmに関門が設定されているなんて!!

やばーーーーい!!体力はもうほぼない。ほんとに万事休す。。。

だったが、、なんと、最後の関門を「20秒」残して通過したのだ!!奇跡だ。

最後の500m余り。

帰ってきたぞーーー。というわけで、フィニッシュを駆け抜けることができた。奇跡!

タイムは5時間を越えた(笑)初フルとほとんど同じタイム。

フィニッシュ越えて、メダルかけてもらえるんだろうか、って少し心配だったけど、にっこり笑っておつかれさまでした、というわけでメダルをゲットできた。


29℃の去年、30℃越えのボストンでも走れても、やはり湿度、これがやっかいだった。70%近い中では全く別のレースとなった。

辛い、辛い今年の道マラだったけど、それでも世界で一番大好きなコース、北海道マラソンのコースはさらに進化してて、最後まで走れたことで全くの敗北感はなく、
むしろ清々しさを感じられた。

道マラのコース、そしてメダルはどこよりもかけがえないご褒美なので自分にとっては、本当にタイムはどうでもよく、「完走」できたことに、達成感。


止めなかったことが正解だったかは明日以降でないとわからないけど、とりあえず、夏のお祭り、そして今年は関門との鬼ごっこというまた新しいゲームだった(笑)
それにしても、こんなに細かく関門が定められてるなんてびっくり(爆)

金曜忙しかったように、明日は朝から大事な会議があるので、そのまま関西へ。ゆっくり余韻を味わえないけど、結果楽しかった、かな。

美味しい北海道の野菜を沢山買い込んで、あすからの食事も充実しそうだし。

4年目の道マラは、こんな結果だったけど、道マラらしい結果だったかな。
そいや、内臓は疲れてたけど、足は最後までちゃんと動いてた。先週沢山走り込んだのは、ムダになってないよ。
来年はローテ的に難しいので、今年で一旦道マラは卒業かなと思うけど、リベンジしようという気はなく。むしろ、完走の喜びで充分。
4年間、キツ楽しかった。

さ、いよいよ、今年のシーズンも本格突入。やって来た事に軌道修正はせず、ぼちぼちやってきましょ。

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ずっとずっと走っていたかった。~隠岐ウルトラマラソン~

2012-06-19 | RACE

5年振りの100km。5年前走ったのは、大好きな土地、四万十川。

まだ走力も経験も未熟のまま憧れだけで走ったウルトラマラソン。

感動以上に、今記憶に残ってるのは、途中苦しかったこと、足がとにかくずっと痛かったこと。そして翌日足が倍にふくれあがったこと。

半分走った頃からの激痛は、筋肉疲労ではなく、肉離れだった。

結局、そのまままともに1年ひきずった。それが心の中で小さなトラウマでもあった。だからこそ、2回目のウルトラに対して躊躇いを感じてた。

そしたら、5年も経っていた。そんな中Yさんに誘っていただいたことが、背中を押し、勢いでエントリ!といいながら、弱気な日々。走れるんだろうかあ?

 

レースじゃなくてイベントなんだ。そう思えるようになってきた。大雨の関西とは違い、雲も切れ時折青空が見える。

  

 

島は本当にゆっくりした空気が流れてる。

  


前日の前夜祭に加えて旅館の夕食でも生もの中心の海の幸ガッツリ。フル前日には絶対手を出さないものも、喜んで食べてた。

  



そして、レース当日。朝3時起床。スタート地点まで歩いて5分ほどなので、5時スタートでものんびり準備。
宿の食事も、たっぷりと。完食。
そこに、普段通りアミノ酸系のドリンクを飲んだら、気分悪くなった、、内臓、やっぱり疲れてるのかなあ。。。前夜祭で食べ過ぎたか?



外はすっかり明るく。500人程度だとさほど広くないスタート地点でもストレスは全くなく。内臓がまだむかむかしているので、給水で中和してみる。

そして、スタート。調子も悪くのんびりとスタート。数分で宿の前に。女将さんと子供さん達の応援が嬉しい。
写真とってて、コースもどったら気がつけばダントツの最後尾だった振り返ったらバイクだけ。前は私より50m以上空いてる。

ま、のんびりいきましょ。


という感じで走り出すも、全然調子はよくない。とにかく吐き気がする。ずっと最後尾は変わらない。前がどんどん離れて行くような。

「ウルトラを5kmでリタイアってあるんだろうか????」なんて半分冗談、半分マジな自分へ問いかけ。

それでも、朝5時だというのに、沿道の応援の熱さはハンパない。
みんな名前で呼んでくれ、小さな子供からおばあちゃんまで、それはまあ嬉しい限り。何百人いるかわからないくらい。

集落全てでみんなが応援してくれ、玄関前に誰もいない家は皆無。今5時なのに、全然そんな感覚なく。そんな中笑顔を一生懸命つくりながら、走ってく。



5km過ぎから最初のアップダウン。スピードは遅いものの、坂の上りでも、あんまりペースが落ちない。上りも下りも同じペースで進める。
相変わらず最後尾ではあったが、前の人がやっと見えるようになった(爆)まだまだむかつきはあるものの、エイドでひたすら水を飲み中和作戦。

10km過ぎから、小さな山越え。ここから少しずつ前の人を数人ではあったが追いつき、追い越して行く。地道にいくしかないかあ。
気分悪いのも、少しずつ収まってきたような。フルなら焦ってもがいて必死になんとかしようとしたが、どうせ長旅なんだから、楽になるときがやってくるかなあ、と信じた。多分2時間位して13~14kmくらいの下りで、なんとなくやっと楽になってきたような気がした。

隠岐のコースは、最初から最後までまともにフラットはなく、ずっと上って下ってを繰り返す。前半の体調不良は、ペースを抑えるということに結果貢献したのかもしれない。15km過ぎから7’30アンダーを維持できた。
コースはずっと美しい海が眼下に広がる。何度も止まって写真をとりながら前を進む。


そして、前半のハイライト。25kmから7km余り続く300mの上り。
この辺りには、もう調子は上向きになってたので、ペースがどんどんあがってく!
この上りは、さっきまでより1km30秒近く速くなってるし、足もとまらずどんどん前を進んでける。
みんな割り切ってほとんどランナーが歩いているなか走ってるのはほとんど居なかったから、ここで本当のごぼう抜きが始まった。
抜く度にランナーさんから「ナイスラン!」って声をかけてもらって、いい気になる私(笑)
この辺りでは、もうすっかり快晴な青空が広がり、美しい海と空と、咲き乱れるアジサイで、もう気分最高。

     


33kmまでノンストップで上りきった。坂練効果だなあー。としみじみ。頑張って坂道練習やってきたもんね。

山頂までいったら、こんどはまた同じだけ下ってくわけだが、さっきまでごぼう抜きしたランナーさんは私をごぼう抜きしていってくれた(爆)
上りは遅くないけど、下りは速くない、私だった(笑)
というのもあるし、ボストンの教訓で下り調子あげると足にダメージくるのがわかってたので、自重したのもある。前回の四万十は、下りでぶっ飛ばし足をつぶしてしまったことも教訓としてあったから。

だけど、ここを上りきった後の小さなアップダウン、、さすがにこの辺からはキツくなってきた。100m程度でも登るのがキツくなってきたあ。
体調はもどったが、足が疲れて来た。おいおい、まだ半分もきていないよ、私。
意識朦朧としながら、レストステーション(48.5km)にたどり着く。ここで既に6時間10分。
ここで、もし「続けられますか?」ときいてたら止めてたかもしれない。

もうすっかり暑くなってる。最初に目に入ったのはコーラ。お代わりを数回。
それでも、固形物はまだやっと落ち着いたばかりなので自重。食欲はない。
ご飯系は無理。ソーメンを一口。そして、足をアイシング。やっと気持ちがリフレッシュ。汗だくの上着を着替えるも、制限時間(14時間)が頭にあったので、落ち着いてる暇はなく、10分余りでレストステーション出発。

それでもちょっとしたリフレッシュは、かなり効いた。気持ちは落ち着き、すっかり足が疲労困憊だったのが、まともに走れるようになった。
よかった。。。そして、50kmを6時間45分で通過。

ガーミンは、もう充電が切れそうで、再充電しながら走ろうとしたがうまくいかず、保険でもってたスーパーランナーズに頼ることにした。
5kmのラップをとってたので、大体38分~40分で5kmを抜けることを目標に走り出す。

50km過ぎたところの私設エイドで子供が冷たいタオルを渡してくれたー。なんか生き返ったー。麦茶とともに気持ちもリフレッシュ。
この辺からは、速くないとも安定してまた走れるようになってきた。

  


沿道でもらうも塩、塩。風が心地よく吹いてて暑さは和らぐも、湿度がとにかく高い。なので、気温(23℃)の割りには汗のかきかたがハンパない。
アミノ酸ジェル系もまだ胃が疲れていて、ブドウ糖のタブレットが活躍。

そして60km過ぎから始まった、75kmくらいまでの15kmの間にある高低差150mの3つの山越え。

ここが、とにかくきつかったーーーー!
時間は丁度お昼過ぎ。13時から14時くらいで一番暑い。快晴。
高低差は大したことはないからレース前の予習でもこれくらいなら大丈夫とおもってたが、60km走って来た後の山越えのダメージといったら、、、、

ココはさすがに、無理せず、歩くことを選択。
実際走ってる人は皆無。前半で既に貯金は無い状態で来ていて、ここで歩くと限りなくヤバい。

暑さと戦いながら、時折エイドで見かけるコーラを命の水に前を目指す。

70km過ぎからの最後の坂を上りながら、私は本当に完走できるのか?と心配になってきた。
周りを見ると、100kmのゼッケンの人はいない。50kmばっかり。

相変わらず私は最後尾なんだろうかあ???

後25kmを残して、5km40分として、朦朧とした頭で計算すると、、、

「キロ7で走っても、間にあわない。。。。!!


マジかあ。。。。。ここまでか。。。

と一旦観念するも、

「行けるとこまでいくぞ~」下りも自重とはいわず、タイムを稼いでいかねば!と一気に飛ばしだした!75km~80kmのラップは今日の最速だった。

そして、80k関門。
残り3時間15分。関門閉鎖時刻をみると、、???


1時間弱の貯金があるじゃないか

あれ???余裕無かったんじゃないの?どうも、算数が弱すぎなわたし、計算間違いをしていた。
どんな間違いなんやあ、、と自分のバカさに大笑い(笑)

3時間を20kmで割るという計算は、さすがに私でもできた。

キロ9でいいんやーん(歓喜) キロ9は私にとっては早歩き+アルファの速さ。

既にキロ7を必死で切って直前5kmを走って来た私、いきなりキロ9になることはない、と信じて奇麗な海を見ながら何故かそこで5分近く休憩する私

そうだった。(ハッ)
格言。

「ウルトラは80kmからがほんとのスタート」


前回の四万十もそうだった。
80kmまでなんとかきても、そこから別人のように身体が動かないことを休憩した後に思い出した(笑)気合いれな、やばいことになる

しかし、80kmを越えても私の足は、不安とは逆に足の調子は悪くなく、ペースも落ちる事はなかった。


それでも、時間に余裕があるから、エイドも積極的に止まり、最後の水分補給をしっかりと。
四万十のときは、もうここで足が動かず、エイドで止まったら最後だったので、85km以降は全てパスして動いたっけ・・・今日はエイドの高校生とすっかり交流モード。


コーラ飲み過ぎでお腹たぷたぷで歩くし。あれ、そいえば前半の内臓疲労はいずこえ?(爆)内臓はまーったく問題なくなってた。

無事に90kmも通過。あと10kmかあ。。。そう思うと、妙に切なくなって来た。

「えーー、これで終わり??」

って、100kmの長旅で、こういう思いが出てきたことに、自分自身驚いた。

ここまで苦しさより、楽しみが勝ってるんだ!そういえば、ずーっと飽きない風景が広がっていた。


絶景な日本海の美しい海。真っ青な青空。満開のアジサイ。眩しいくらいの新緑。


時折見かけた隠岐牛たち。そして、どんな山中でも応援を必ずくれる隠岐の優しい人たち。


そいえば、この島に上陸してから、ずっと心地よさしかなかったな。

来る直前にストレスフルだったことをすっかり忘れて、たった2日だというのに、この島に癒されてる、私。


今までで一番美しいと思ったマウイのレースの青い海を越えることはないが、トータルでみれば、もしかして一番美しいレースだったような気がしている。
そう思うと、もう、なんか寂しくて、切なくて。ゴールするのはもったいなくなってきた。うるうるしてきた。ずっとずっと走っていたい。

それでも、前を進むと、、、ここまでどっこも痛みが身体中になく、前を進んできたのに、最後の95km手前で、いきなりの足の痙攣!
左の内転筋が、痙攣を起こし激痛に。。。歩く事もできなくなる。

以前にロング走の練習でもこんなことあったな。ナトリウム不足かな、と思いポーチの塩分を探すも、、もう既に全部食べてた。

ストレッチしても、痛みが増すだけ。
もたもたしていると、通り過ぎるランナーさん達が、
「最後無理しないで!」「ゆっくりいきましょう!」とずっと声をかけてくれた。

涙が出るほど嬉しかった

足を引きずりながら、前を100mほどかなりの時間をかけて進む。
すると、徐々に徐々に楽になってきた。
最後の95km手前の私設エイドで、塩分をたっぷりといただき、温かいお茶をいただく。まだ空は青いも、夕暮れ18時前になると気温が下がって来ている。
お茶は元気回復に凄い貢献をしてくれた。
私設エイドの大応援を背に、最後の95kmをまた走り出した!
さっきまでの痛みはいずこえ。温かい声をかけてくれたランナーさん達をここでごぼう抜き(すいません)、みんなあれ??という姿で私を見ていた(笑)

そして、95km~最後は今日2番目のラップで走り抜けて行った。
いきなりのリカバリーで、フィニッシュエリアを抜けた。
涙は、まったくなく、嬉しさ一杯のガッツポーズ。

結果。
13時間31分。
前半が、6時間45分だったけど、なんと後半は6時間46分。あり得ないほどのスーパーイーブンで、ビックリな結果。
最後尾でスタートしたはずが、参加者500人余りで最終順位は203位。あれ、どこで抜かしたんだろう

体調も、前半の辛さはいずこえ、フィニッシュ後は元気一杯。
宿でも夕食を完食。足もどこも痛みはなし。
前回のように翌朝倍に腫上がった足は、今回は、どこにも問題なし


今回のウルトラマラソンは、私にとっては、レースではなく、レースという形を借りた楽しいイベントだった。
だから、前夜祭から食べるものもきにせず、走ってても細かいペースをきにせず、気持ちよく走れることが一番だった。

だからタイム云々より、隠岐の素晴らしい世界を満喫できたこと、これに尽きる。


走るのって楽しいなー。

そういう気持ちを思い出すこと。そういう意味では、本当に理想的だった。

タイム気にしないといっても、前回の四万十より少しだけ遅いだけでほぼ同じタイム。四万十のコースと隠岐を比べたら、さすがにハンパ無く隠岐のほうがキツイと思う。フラットは100kmでほとんどなく、ずっと上って下っての繰り返し。

そんななか元気に走れたのも、ボストンの経験がココで活きた。
そして、全然ロング走する時間なかったが、距離よりも、坂道走を繰り返し、毎日地道にスクワッドを繰り返すプチ筋トレが本当に効いた。
こんな結果は、また自分の自信にもなってくれるかなあ、と思う。

楽しい、ウルトラ。
この世界にハマってく人の気持ちが垣間見えた。参加者の方々といろんな話をしたが、凄い世界。魅力的。

それでも、やっぱり、私はフルが好き。

昨シーズン、少し自分の方向性を見失っていて、正直今シーズンに繋げる気持ちを失いかけてた。

走ることが好きなんだ、っていう一番簡単な事を忘れかけていた。

ボストン終わって、ただゆっくりとレースに出たり、のんびり山を歩いたり。そんなことから、やっぱり走るのが大好きなんだなあ。と。

 

そして、楽しいという意味は、ただ好きに走るというだけでなく、目標に対して頑張れる、そんな走りもやっぱりしたくなった。

この気持ちは、今シーズンに繋がってくれると信じている。

 

ここで好きなように書いているが、私は、タイトルの通り、


「ベクトルの向く方向に走ってる。」


今回の隠岐は、まさにそのベクトルが向いた場所だった。隠岐という場所に閃いた直感は、今回も正しかった。

そして、50kmでなく、ここで100kmを選んだ事。誘ってくれた、Yさんに感謝。楽しい走りをしたことと同時にウルトラマラソンへのトラウマを払拭し、

そしてまた走るモティベーションを上げるキッカケになってくれそうだ。


2回目のウルトラは、ここで良かった!思い通り、いや思った以上に素晴らしい隠岐を満喫できて、幸せでした。

翌日、快晴が続く隠岐の美しさに後ろ髪を引かれながら、帰りのフェリーに乗る時、見送ってくださったみなさん。

 

こちらこそ、ありがとう。隠岐は、本当に本当に素敵な場所でした。こんな素晴らしい大会に出会えた事、心の底から幸せです。

 

身体の調子も悪くなし。また、しばらくしたら、頑張る走りも再開しよう。

 

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快晴の空の下の心の充電ラン~ノーザンホースパークマラソン~

2012-05-17 | RACE

そして、千歳へ移動。

札幌から千歳へ早朝の移動。ずっと寝ていた
昨日とは、とは打って変わっての快晴!



空が広い!!北海道だあーーーー

札幌に宿を取っており、早朝に新千歳空港に移動して、そこからシャトルで15分くらいで会場へ。
バスも非常にスムーズ。東京のランナーさんは早朝羽田から乗り込んで来ている人もいた。途中の牧場もまあーそれは美しく、レースモードは加速的に衰退

レーススタート45分前に到着。
それでも受付は既にゼッケンも送付済みで荷物預けもスムーズで更衣室も充分でゆっくりと準備。ペアラン、ファミリーランで和やかな雰囲気。

   

ただ、去年に続きゲストランナーのカンボジア人のランナーがいたのでメディアが結構たくさんいて、注目されたレースだった。

 

まずは、トレイル7kmレース。

トレイル7kmとハーフの2種目があるけど、ダブルエントリが可能。


せっかく遠くまで来たんだから両方走らないともったいないよね!

そしてトレイル7kmスタート。
トレイルっていっても山道ではなく牧場の中を自由自在に。クロスカントリーぽい。森林の中を走ったと思えば、牧場の土道を自由に走ったりする。

   

「ここをマジで走ったらもったいない!」

ゆっくり走らないと、もったいない。こんな気持ちになった大会は初めて。

心行くまで楽しむぞー。

なんてそんな事を考えなくても、かなりテンション高いし、全然ウォームもしてないから全然スピードは出ない

すっかりジョグ。
おまけに奇麗な青空で、何度も写真タイム、デジカメ&iphoneまでもって呟くし(爆)二つ重いってなんの(笑)
どんどん抜かれるけど楽しくて仕方ない。

 

  



そして、このコースのメイン。
ウッドチップがふさふさに敷きつめられた坂路を駆け上がらせてもらう!

坂路とは、競馬の調教の際に、ここを駆け上がって強い馬を鍛える場所。ここ走れるなんてすごーーーーい!

 

   


人間が走るには??だけど、まあー貴重な体験。
テンションあがりまくり。気持ちはG1馬。この辺はまともに走ってない(爆)
そして、外に出て、エイドステーションでもゆっくりスポドリをいただきながら、走ってく。

 

途中ゲートが設置してあって、わくわくもの。まさにここで強い馬が育つんだよねえー。こんなことしてたらマジメに走れる訳がない

 最後はポニーがいた。また、なでなでして、足を止め 

    

 

 

さすが最後の2kmくらいは、ちょっと真面目に走ろう

やっと心を思い直し、周りの人をごぼう抜きしながら、最後は4分30秒くらいまで上げてフィニッシュ。



<ハーフ>
トレイル終わってハーフスタートまで約40分。
フィニッシュのときにはホットタオル(これは汗をふけて気持ちよい!)をもらい、ノンアルコールビール&水&Tシャツをもらうが、荷物をまた預けにいける。
自由に出し入りできるので便利。

またしばしの腹ごしらえに会場には食べ放題の北海道のグルメがあり。
ジャガバタ、スープカレー、ソーセージ、その他おにぎりそばうどんとかも食べ放題。さすがにたくさんはいただけないのでお腹持ちの良いおにぎりとお汁粉をもらう。お汁粉が美味しかったーー。量も適度でいいエイドステーションのよう。

そして、スタートが近づく。30分ごとの自己申告だが、ここは100分以上のところに正直に並ぶ(笑)
トレイルの疲れなのか、足がさっきとは違ってだるい。写真とってテンション上げてゆっくり走ってたといっても実際あんまり走れなかったし。
ファンランとは決めてても、どこまでちゃんと走れるんだろう?

スタート。
最初は下り基調。コースには昨日レクチャーを受けていたのをおもいだし、なるほどなるほど、って感じ。

走り出しは思ったより意外に走れる。
キロ5を少し切るくらいで。心拍も苦しくない。お、いい感じ。
淡々と5km過ぎまでも走れた。
しかし、やっぱり、足はだるくなってきた。トレイルの疲れかな。
そして、それだけでない、深い深いところの疲れ。うーん、ボストンの疲れがまだ残ってるなあ。シーズンオフのスイッチが入ってるもんな。

とはいえ、気持ちいい空を見ながら走ってく。
そして、6km過ぎの牧場で、群れになっているサラブレッドが気持ちよく走ってるーー!


なんて美しいんだああ。と思って、そこで足を止めサラブレッドタイム(笑)
一人写真を撮ってる。この辺りのランナーは真面目に走ってる人が多いなか、躊躇したけど(笑)

そして、また走り出し、、5分αで走りだす。最初の5km過ぎまで追い風だったのが、方向を変え走ると風が強い。想像以上だ。

そして、まあ8km過ぎで、サラブレッドに遭遇。また撮影タイム(笑)
完全にレース捨ててる(笑)それでも楽しいからいいのだ!



しかし、一旦走り出すと、まだシリアスなレース魂は辛うじて残ってるのでペースを戻そうと走り、意外にイーブンで走れた。

そして、10kmを過ぎ、ここからの約5kmは完全な向かい風。
正面から思い切り吹いてくる。もうまーったく前に進むのが困難。5分30秒越えのラップも出てくるが、仕方ない。余裕が無くなってきて、3回目のサラブレッドポイントはスルー(笑)必死に前を向く。

しかし、15km過ぎくらいから、やっと向かい風から解放され、風に悩む事なく走れるとなると、ペースラップがある程度もどってきた。
よしよし、まあなんとか足はダルイもそれなりにレースをまとめられてきた。
途中エイドでいただいたトウモロコシ。美味しくてパワーが出た。

後半はなんとかよれよれにならなかったのも、一応まだ昨シーズンの僅かな貯金のお陰か。ずるずる落ちることなく、結果、サラブレッドタイムを差し引けば(爆)それなりのイーブンにてフィニッシュ。

タイムは1時間54分27秒。
トレイル終わりの脚の状態で、サラブレッドにテンション上げながらそれなりに走れたので、まあこんなものかと納得。

フィニッシュしたときに、MCの方が、「ダブルエントリの女性7位、おめでとう」と声をかけてもらう。


これで7位?と思ったが、何人中なんだろう??
でも、後で聞けば6位までは表彰対象だったらしい。そう聞くとトレイルから真面目に走ったほうがよかったかなあと、プチ後悔(笑)
いえいえ、今回は、この走りで良かったのだよ。

風は強くとも、ずーっとのんびりした雰囲気が流れてて、大きい青空が奇麗でサラブレッドが本当に逞しく。
走りもともかく、かつて好きだった優駿の世界を垣間みれたことのほうがワタシには大きいな。

終わってから、カレーと、ひれ肉と、ジャガバタ。おにぎりもらって、化粧品のサンプルセットにビールにお水。贅沢~。

 


こういう楽しい走りができるのも、一生懸命レースシーズンを過ごしたからだと思ってる。

こうやって、やっぱり走ることが楽しいんだ!って思い直せることができたのも、ある意味来シーズン頑張るための「充電」だよね。

ゆっくり走ってると、やっぱり、本気でまた走りたいと思った。

こういう走りをすることで、また頑張れそうな気がした。



道マラでやってくる北海道は、どうしてもフルということもあり、リラックスモードは完全にはない。

だけど、けれど、これくらいの距離だとリラックスして、いい旅としても北海道をエンジョイできたのは、いいね。

北海道は距離は遠いかもしれないけど、飛行機の移動は非常に楽。サラブレッドの美しい走りを思い出しながら、また来年もココを走りたいなあーと思った。

といいつつ、美瑛や千歳のレースも心が動く。来年もまた、来るんだろうなあー。

 

関西で移動が大変な山間部や郊外のレースより、車が無いワタシにとったら、札幌移動は非常に楽。これからも北海道遠征を増やそうかなあと、味を占めている

 

レース会場にはかなり長居してから、新千歳空港へ。

空港のスタバでのーんびりとコーヒーをのみながらまったりと。

そして、遅れてやってこられたラン友さんとプチ給水会。楽しい時間を過ごしたあと、まだまだ楽しめる新千歳空港。

国際線ターミナルが完成して、外国人観光客を意識しているせいもあって、まるでテーマパーク。飽きることなく19時のフライトまで時間を過ごせた。

自宅に戻り最後の北グルメを満喫して、長い、長い2日間の楽しい旅は終わりを告げた。

 

また来年!

 

 

 

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ここはやっぱり聖地だった~熱い(暑いじゃない)2012ボストンマラソン。

2012-04-18 | RACE

ボストンマラソン。

一年前ココへ来て、ランに対する価値観を根底から覆してくれた、私にとっては特別な、特別な大会。

「ここを最後まで力強く走ることができるランナーであること」


それを忘れずに一年間やってきた、つもり。
ボストンはスペシャルで、今シーズンの結果は別の大会で出せるようにと精進してきたが。
一年日本国内外各地を連戦して、どうしても出たい大会が目白押しだったので一つ一つには満足できる。

しかしそれを一つの線に繋げられたか、というとうーん、満足できない部分が、あった。

ボストンは大会自体に挑む大会であり、タイム云々をいうところじゃないと自分では思っているが、やはり今年の結果を出せる形でも持って行きたい。

元来の目標のサブ3.5はやはり今回は難しいと思った。
しかし、私の年のBQ-10(来年のボストンマラソンの資格マイナス10分:3時間35分切り)なら?

これなら頑張れるはず。
設定を34分台に持ってけば、シーズンベストとしても満足できる。

東京は脚の直前の故障で残念な結果だったが、途中の経過は満足できたし、疲労抜きし、そのイーブンな走りを京都でできるか?

そう思い走った京都の結果は、私にとって大きな力となった。
京都終わってからの5週間、何をすべきか?そう頭で考えながら、一つ一つ組み立てていって、最後の3週間、思い描く通りに積み木が積み上げられていった。

そして、東京で感じたトンでもないプレッシャーは何故か全く感じることなかった。自信とともに緊張感は無縁で当日を迎えることになった。
練習のときガッツリテーピングしないと走れなかったはずが、時折テーピングせずにポイント練習することすら。それほど脚に対する心配もなくなりつつ。
(その分体重コントロールもせず、、、太りはしなかったが絞ることをしなかったので、当日大後悔となる、爆)

時差ぼけを考慮して少しでも早くと金曜にボストン入り。

往きの飛行機の中は村上春樹の本を読むって決めている(笑)テンションあげてくよ。


不思議なことに、時差ぼけは無縁!
昨年はほとんど一人行動だったのが、常に誰かが声をかけていただくことになり、全く自分一人になることが無く。テンションあがったまま。


それでも前日は、静かに時間を過ごし、テンションを貯めて過ごした。
しかし、再三記すように、金曜からボストンは毎日毎日気温が上がって行く。
土曜の朝ジョグしたときはまだ空気も冷たく感じたものの、日曜は走るだけで身体が重い。。疲労ではなく確実に外気温の問題だ。
心穏やかならぬメールが次から次へと事務局から飛んでくる。

「 THIS IS NOT A RACE. It is an experience.」

最後に来たこの言葉。「これはレースじゃない。一つの経験だ」

ここまで厳しい言葉を投げかけられることに驚愕を感じる。それでも、気温30℃まで上がる?まだ想像もできずに前日を過ごしていた。
持って来たレースギアを再確認。空しいくらい防寒ものだらけ(笑)
ウェアは薄い半袖だったが長めの黒いウェア。
これは暑いね。どうしよう? 遠征が裏目に出たね。
現地調達も考えたが、周りに居る方達に背中も押され、セパレーツな格好で走ることにした。日本からもってきたセパレートは皮肉にも「日本ならちょっと・・・ だけど海外ならそのまま走ってもいいとおもいますよ」と言われたアシックスショップのお姉さんの言葉を思い出した。暑さの中、なりふり構っていられない。
一生懸命北海道マラソンの記憶を頭のタンスのなかから引っ張りだす。
まだそれでも明日の気温は夢であるんじゃないかな、という一縷の望みをもちつつも。

当日。
時差ぼけと無縁でも、さすがにやっぱり緊張しているのかな。
朝は4時前に起床。朝起きるとお腹が減り(笑)うどんを作って食べる。朝起きてお腹が減るときは大体調子がいい(爆)変な自信が。

その後5時過ぎに朝食をいただき、宿のみんなとボストンコモンへ。
比較的空いていて、少しまったらバスに乗れた。
アスリートビレッジに到着。早めの行動には余裕ができる。

   


ココへ来ると一気にテンションがあがる!
色々食べ物も持って来たが相変わらずいろんな準備がされているのでそれらを食べてたら全然お腹も減らず。

  


集合場所にもみんな徐々にやって来て、お久しぶりの方達とテンション高く盛り上がってたら、あっという間に集合時間。
それでも去年と違うのは、既にこの段階でかなり暑く、防寒着どころかレース着でも充分だったこと。
既にスタートは23~25℃はあったよう。


ここで現実を思い返した。
当初の目的の35分切りは、従来のコンディションだったら難しくないが、外気温が当初より15℃以上上がる中では、不可抗力的に無理。ここで目標を貫いたら、完走すら危うくなる。

自分の中では公式があって、気温10℃(が自分のベスト)でその日の設定タイムで走れるのだが、そこから気温が1秒上がってくごとにレースペースは1秒落ちる。30℃まで上がるとなるとマイナス20秒か。。。
今日の設定タイムは5'05~5’10だったから、、そこにこれを足すと、、
現実的には、5’30くらいまで落とさないと走れない。。
となると、サブ4か。

というわけで、今日は堅くサブ4を狙いに行く事にした。
弱気な作戦ではない、ここはボストンだから。
ボストンの最大の目標は、「ここを最後まで歩かず力強く走り抜けること」だから。

といいながら、北海道もここ2年4時間切れてないので、かなりな目標だった。

そしてコーラルへ。
同じレベルのランナーさん達と談笑しながら。ボストンの良さはここにもある。同じ志をもったランナーさんと一緒にゴールを目指すところ。
そして、スタート。
スタートロスは相変わらず1分足らず。まーったくストレスも感じず、大きな下り坂が私を迎えてくれた。

入りは5分30秒くらいでと思うも、やはりどうしても上がってしまう。だけど、去年と違うのは、地に脚ついてなかったことはなく落ち着いて進んでく。
いい感じでどんどん抜かれてくが、それを逆によしよしと思える。

身体は重い。暑いせいなのか何なのか。
リズムを作る事を最優先に。
そして、焦らず走ることにも、周りをゆっくり見ることにした。
応援はいつもの如く変わらず素晴らしい。ハイタッチにも積極的に応じる。
15kmまでは想定ペースでほぼイーブンで走り続ける。

暑さ。
毎年北海道で走ってる私。この暑さは初めてではない。
脱水症状を起こし、担架点滴を受けた数は数多く(笑)
脱水症状の怖さを身を以て経験しているから、どういうことが身体にきたら危ないかというのを分かってるので身体の変化に敏感になりながら走る。
水は数多く取るけど、取り過ぎてもダメ。
スポドリを取り過ぎてもダメ。バランスが大切。
とにかくリンパを冷やしながら、走る。

それでも身体の変調に気づく。
汗、かいてない!
寒さの中の耐暑訓練をしていないから汗腺が上手く機能していない。これはまずい。汗をかけないとどんどん身体に負担がかかるから、無理できない。
15km過ぎからは、下り基調も終わり、少し頑張らなくといけないけど、同じペースを維持していくしかない。設定ペースが落ちてもそれを気にしてはいけない。
無理せずイーブンを心がけ。

そんな中でも、走りながら、驚きと感動の連続なボストンマラソンだった。
エイドの数はいつも通りだったが、水の数はハンパ無く多かった。
私設エイドを出してくださる皆さん、いつもよりどんどん水を渡してくださった。
公設がどうしても熱波でお湯になってる中、きりっと冷えた水を小さな子供達が一生懸命差し出して下さる。

公設で水をかぶり、私設の子供達の冷たい水で癒すという素敵な涙が出るようなリズムができた。
スポドリよりも塩分をこまめに摂取。脚の状態が変わって痙攣でも起こそうものならそこで終わる。脚だけは一人で頑張ってもらっておかねば、今日はケアすべきところは他にたくさんある。

そして、20km。
去年よりキロ10秒以上遅いけど、不思議に速くここに来たような気がした。
ウェズリーのKiss&Hugのポイントでハイタッチ。長いねえーーー(笑)
今年は去年よりも心無しかテンション高い男性が少なかったような気がする(爆)

20~30km地点はやはり淡々と走ってくには、結構大変かも。
ボストンのコースはテンション高過ぎでイベントポイントが多いが、ウェズリーからハードブレイクヒル手前のところってウェズリーの揺り戻しか、少し気が抜けてしまう。小さいアップダウンもあるしね。
今日みたいに、とにかく前を、前をと考えるしかなかった。

そして、ハートブレイクヒル。
ニュートンの看板をみると、きたぞーって感じ。
パワージェルのエイド、暑さで水みたいになってて飲みやすかった(笑)気合入れて登ってく。
ふと見ると、心なしかペースが上がってるし!
(ペースもいきなり10秒近くあがってる)

それでも、去年と大きく違うのは、ここがとにかく楽だった。
実際去年よりキロ5秒速い。この暑さにも関わらず。
よし、自分はちゃんと走れているんだ、という自信に変わった。
とにかく35kmまでは気合入れて、登るぞお。そこでもう一回頑張れた。
沿道から応援してくださったお知り合いの方。会えてよかった。

そして、よし、ラスト7kmの下り。
気持ちよく下りるぞー!!ここから気合いれてくぞ。
とテンションは上がった。

しかし、
着地の筋肉は既に疲労困憊だった。京都の狐坂を思い切り駆け下りたように、きっちり抑えていけば、最後はビルドアップできると思ってたが、やはりそうはいかなかった。下り基調のボストンの疲労は、たとえ抑えたとおもっても、それでもハンパ無かった。
ハートブレイクヒルを攻略した気分になってたが、ボストンから

「君君、ボストンのコースをなめてもらったら困るよ、まだまだ甘い!」

とお叱りを受けたような気がした(笑)
脚の疲労はおいといてそれ以外はなんとか元気だったので、作り笑顔(爆)で手を振りながら下ってく。脚だるーーーーーーい。

今日のレースならシューズも色々冒険してもいいかな、と昨日までスカイセンサーを履くつもりだったが、アディゼロTAKUMIを使ってみた。
スカイセンサーでも結果変わらなかっただろうけど、所謂レースシューズはこのコースでは違うのかもしれない。新しい宿題を作りながら前へ。

そして、40km手前になってくると、もうどんどん辛くなってくる。
ガーミンがいきなりGPSを捕捉しなくなることがしばしば、キロ7とか表示するけど、そこまで落ちてないでしょーとか突っ込みつつも、自分がどれくらい落ちてるか分からなくなった。

この辺から、普段の年と違って歩いている人が非常に多くなり、かなり走りづらくなっている。
そして、その人たちが手にしているのは私設エイドでもらったであろうアイスキャンディー。これがまた美味しそうで(泣)

ふと手元の時計をみて、残り距離とタイムからフィニッシュ時間を計算。
サブ4を死守できそうだ。しかし気を抜かないなら(激泣)
というわけで、アイスキャンディーを手にすることなく、ひたすら前を向き、ここから少しずつビルドアップ(してたつもり)。

CITOGOの看板を前にした。
昨日ここを通ったとき、笑顔で走り抜けるぞー、って誓ったので作り笑顔(爆)


(JちゃんのPhotoいただきました。借用ご了承を(笑))


フェンウェイパークを曲がりtに入ると、後少し、というわけなのだが、ここの最後の2.195kmはどこのコースよりも絶対、絶対長い気がする(笑)
辛すぎるーーーー。笑顔が少なくなって来た。笑顔よりもサブ4。という訳わからない呪文を口にしながら、必死に前を向く。
ボイルストンStに入る。
青いゲートが、これがまた、遥か向こうに見える(泣)

それでもここから必死のパッチ。
気持ちは100m走。10人以上は抜いた。

そして、Finishのペンキを気持ち良く駆け抜けた!!

今年は何度も何度もガッツポーズをした、感傷深いものより感動のレースだった。


Net Time 3:58:28
Overall 8307/21554
In Gender 2289/8966
In Division 375/1520

今日のこのコンディションで、日本にいた時の目標は残念ながら達しなかったが、
ボストンマラソンでの私自身での目標の一番大切な
「最後まで歩かない」
を貫くために、軌道修正した作戦をかなり近いところで完遂できたこと。

本当に嬉しい。一年の締めくくりとしては、タイムは残念な結果なのかもしれないが、2011−12年シーズンのメインレースとして思い通りに走れたことは良かったんだと本当に自分を無理矢理納得させるというものではない。

「ボストンを最後まで力強く走り抜く」

フィニッシュエリアのこの笑顔で、今年1年良かったことにしましょう。

こんな今年のボストンマラソンを気持ちよく走らせてくれたのは、

レース数日前から何度も注意喚起して、私たちの心を引き締めてくれ、当日にも去年には無かったシャワートンネルを設置してくれたり、水がどこも全くなくなることなく出してくレタ、ボストンマラソン事務局。

途中の消防車が気持ちよく放水をしてくれた消防局、家のスプリンクラーを快く開放し続けてくださった沿道の民家。

水や氷を一生懸命差し出してくれる私設エイド。オレンジがいつもの年より美味しかった。



沿道の変わらない応援、暑さにも人はちーーーーとも減ってなかった。
しんどいところでは他のところ以上に必ず耳が痛くなるほど応援してくれた。

そして沿道上でのボストンウェーブを作り出したランナー達。
今年も最後まで一緒に戦ったメンバーは同じだった。
そして、ファンランとして、快く走り、私たちにたくさんの元気をくれ盛り上げてくださった、ランナーさん。皆さんも素晴らしい!

残念ながら、過酷な条件に沈んだランナーさんもそれはアクシデント。私も何度もレース上で今までたくさん辛い経験をしてきたからこそ、今日走りきれた。
事務局が言うように、「一つの経験」だと思います。

終わってから、完走パーティーのはしご。

宿から歩いてすぐのフェンウェイパークでのPostRace Party.スタンドを開放し、普通の球場のビールスタンドで飲み物買えるスタイル。

ベースボールファンには、嬉しすぎる企画。

ベースボール好きなワタシには、もちろんうれしい、次の打ち上げの前に短い間も覗きに行った。去年はレッドソックスの試合見に行ったけど、今回は断念。

ボストンの街は全てでランナーを温かくもてなしてくれる、素晴らしいホスピタリティに感謝。

そいえばダルビッシュが沿道で観戦していたらしい、気づいただろうなあ。

 

 

ワールドシリーズのトロフィーも普通においてあった。みんな記念撮影に並んでた。

 

  

 


その後は、戦友達との打ち上げへ。少し遅れていったが、みんな晴れやかな笑顔だった。

大変で苦しんだ人たちもいるけど、誰一人とも、嫌だーなんて顔してなくて、素敵だった。今日一緒に戦った仲間は本当の戦友だ。

オイスターと、クラムチャウダー。これを食べなきゃ、ボストンマラソンじゃないね。

サミュエルアダムス(地ビール)は、残念ながらワタシには無理ですが(笑)

 

暑い熱い一日は、本当に長かった。宿にたどり着いたら22時過ぎ。目が覚めてから19時間弱。たどり着いた瞬間に倒れ込んだ。

明日はボストンを発つというのに、荷物はそのまま


Anyway、Thank for everyone!

I'll be back here next Year. ここはやっぱりワタシの聖地です。

 

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今シーズン3回目の青い空は、美しい我が故郷~京都マラソン2012~

2012-03-12 | RACE

今シーズンは、よー走った。
北海道→シカゴ→サンフランシスコ→防府→東京と、まあ豪華な感じ。

そして、この京都は今年地元の初レース。
地元は走らないの?いえいえ。大阪、神戸は抽選で落ちましたげっそり
福知山はエントリしてたけど脚故障でDNSあせあせ(飛び散る汗)、篠山はエントリ締切たらーっ(汗)

第一回の京都。
小中高を過ごし、25年過ごした我が故郷。是非走ってみたい。
幸いに東京への再挑戦の権利を頂いた後、京都は2週間しかスパンなかったし、どういう走りができるかわからないけど、京都を走る、という事に拘った。

そして東京へ気持ちを合わせたが、直前で脚を故障。それでも自分なりに素敵なレースをこなせた。

そして京都。ボストンを後ろに控え、この脚の状態で、どういうレースができるかわからなかったが、脚の状態は三寒四温のように良くなったと思ったらまた疲れが、でもそれが少しずつ、少しずつ良くなって来た。

周りからは絶対無理しちゃいけない、走らない選択もいれたほうがいいよ、って言われても、やはり、この京都、走りたかった。
鍼灸にいったり、マッサージいったり、毎日念入りにストレッチ。

そして東京後は、ひどい風邪をひき、、篠山は応援も行けず家で熱を出して寝込んでた。そんなわけで、ほとんど走れないアフター東京だった。
やっとのの思いで前日に少しだけペースアップして走ることができた。
脚の状態は、全く力が入らなかった右足にやっと力が入った。
さあ、明日はどうなるか。



そして、当日。
準備をしていると、何か言い争いが聞こえてきた。

「あのさー、今回はちゃんと働いてよ!もう一人で走るの勘弁して~」
「えー、でも、昨日頑張りすぎちゃったから、だるいんだよねえー・・・」
「何いってんねん、今度は働いてよ!」
「わかったあぁ・・・」

東京では全く動かなかった右ふくらはぎをかばってくれて頑張ってくれたのは、左ふくらはぎ。すっかり大分調子が良くなってるけど、すぐ疲れたー、て弱気をはく右ふくらはぎ君をどうやって今日はどうなだめながら走るのか。
それがテーマだった。

前日は朝からエクスポに乗り込みたかったが、いろんな事でばったばたしてたのと、走り終わった後頼りがいがないふくらはぎ君の負担を軽くするために最後にストレッチ&マッサージに行ってたらエクスポには遅くついた。
誰にも会えないかなあ、と思って振り返ったらお知り合いに遭遇。

そして、ラン友の前夜祭へ。2週間前東京でお会いした人たちが大半で(笑)久しぶり感がなく、楽しく、リラックスしまくりの前夜。

家に帰り、テーピングをビッチリとして、ダラダラしてたら寝るのが遅くなった。それでも、普通に緊張することなく、案外熟睡できた。

今回の京都は「ボストンへの気持ち切り替えロング走&故郷を楽しむ」
というのがテーマだった。
そこへ東京直前のふくらはぎ故障により、正直どこまで走れるかわからなかったので、設定をどう置こうか迷った。
でも、シンプルにまずはゆっくり入り、その中でAT値を見つけ、それがもし遅かったら仕方ないし、脚が痛んだら絶対ペースダウン!
でも、ファンランするのできないくせにあせあせ(飛び散る汗)って感じ。

朝は7時到着。家を出て20分で着。西京極は良く知った場所だけど、ここから走るのかあ。朝は6℃。快晴、無風。寒い・・・。
荷物を預けるのはギリギリに。水分は多めに取ってたのでトイレに行きたくなる。。しかし、人がゴッタ返しているが、さすがに女子は普通名古屋にいくので(笑)非常にトイレもスムーズだった。といいつつ、のんびりしてたらゲート閉まる5分前あせあせ(飛び散る汗)

トラックは美しいけど、飲み物などを持って入れないのは少し不便だったー。
ブロックはB。女子はAにはほとんどいなかった。
セレモニーの後スタート。スタートロスは1分弱くらいだったろうか。



都大路に出て行くその瞬間、プチ感動。
あの駅伝のエキサイティングな光景が。そして外へ出ると、子供の頃から数えきれないほど通った道へ。。

京都、を走ってるんだ。感傷にひたりながら、まずはゆっくりと。今日は無理しない。少しずつエンジンが自然と入るのを待つ。
普通のレースペースよりマイナス30秒くらいで。脚が痛まないか確認しつつ。

しかし、のんびり走っても、あっという間に5kmポイント。
クリスマスにじょうちゃんと、正月過ぎてチーム仲間と走ったペースはもっと遅かったから、、あれ?嵐山あっという間やん。
嬉しいやら、あれ、なんかこんな速く走ったらもったいないやん。
といっても、5’30/kmを僅かに切るくらい。

ここから清滝道のアップダウン。やっぱり想像通り、タイムは一向に上がらない。それでも焦ってもしかたないのでゆっくりと。ここでコースを分かってる強み。広沢池辺りの緩い下り坂くらいでペースを掴めばいいか。
その通り、広沢池辺りから少しずつ身体が暖まってきたのでペースが上がってくる。これは東京の教訓。この辺では東京より気温は低いものの、快晴の太陽の光が暑さをより感じさせる。クリスマスも0℃だったけど、全然そんな事感じなかったなあー、あの日と同じ。

筋肉が暖まりだしたおかげで、ペースは徐々に上がり出す。
水抜きされていた広沢池はちゃんと水が満たされていた衝撃

そして広沢の池こえた最初の坂。
2回も上ってきたから、キツイけど、これはこの坂は免疫できてるから大丈夫。ポジティブに気合を入れて上がる。徐々に徐々に坂をペースダウンどころか、どんどんアップ。手元の時計はどんどんキロ5に近づきつつあるexclamation ×2

いいぞーワタシ。ふと手元の時計をみると、10km手前で既に東京より3分近く速い。(東京は途中で勝負諦めトイレ寄ったりしてたしあせあせ(飛び散る汗)
この坂も後僅か。ココをこえたら下り坂。ここでいい感じでリズム作れるぞ。
どんどん気持ちは前向きになってく。

よーっしゃーパンチ
そして、どんどん坂を上り、最初の頂点近くにたどりつくと

「????」

妙に道路が混雑し始めた。なんだあ?人が多いぞ。どうした?

いや。

「これ、止まってる~~~~exclamation ×2

なんでえーーーー???

周りから聞こえてきたのは、「緊急車両が通過したとか」あ、そうなんだ。仕方ないなあ。この辺は逃げ道ないからマラソンされたら困るもんな。
この上には、大きな病院がある。ここの病院の患者さんのための緊急車両対策なんだと。

そして、立ち止まったが、、、一向に動かない!後ろはどんどんつまってく。

「どうしたんでしょうね?、、、あ、なんだ 、karenちゃん!」
横の人がワタシに声をかけてきたら、それは友達だった。ビックリ。

「まさかkarenちゃんとココで会うとは」といいながら友達と話し始める。
僅かだと思ったので一旦時計を止めたので、どれくらい止まってたかはわからないが、、、どうも3分以上は足止めされたと思われる。

ワタシはタイム度外視だったのでさほど戸惑わなかったが、周りからため息がたくさん。「今日はもうだめだあ」とか。こんなアクシデントにびっくり。
友達と、ワタシは「ランナーは走らせてもらってることを忘れてはいけないね」と、変に悟った感じで腹立たしさは感じず。

ランナーは、みんなの協力のお陰で走らせてもらってる。

やっと動き出した。友達に別れを言っては知り始めたが、せっかくいい感じで上がったラップは見事にリセットされたらーっ(汗)動きはまた5’20秒+αになってる。。。時計を再度スタートさせるのをしばらく忘れてしまい、もうタイムがこの辺から超あやふや。

ただ心を真っすぐ前を向き、走ってく。途中チームメンバーなどに次々遭遇し抜いて行く。さすが地元の大会。

仁和寺の前に。仁和寺の門前には、お坊さん達の大応援団。 圧巻だった。もう身体がぞくぞく!


(写真をネットで一生懸命探して、拝借しましたるんるん



「東北共にあり」

うん。今日は、真っすぐ前を向いて、走ること。それが大切。

少しずつペースをあげてく。道が狭いので上手く位置取りができない。立命館前から馬代通に一旦下り、西大路通に入りという変なアップダウンが気になる。京都は迂回が多いので、小刻みに登ったり下ったりというのがリズム作りづらい。
それでも、西大路の入り口には「都大路、駅伝のコースです」とか「大文字山が目の前に見えてきますよ」そんな看板が。いいぞ。素敵。そんな思いが地方からのランナーに伝わればなあ。
一生懸命交通整理をしてくれるボランティア。その心意気は、迂回なんて平気だからね。

今宮神社前は狭いからとっても華やかな応援だった。雷門にも負けてない?
しばらくいくと、試走途中に食べた大福屋の前。お店のご主人、道前で応援してくれてた。声をかけようと思ったがタイミング合わず、残念。

西大路通から北大路通に入ったら、若干の下り基調になる。ここから20kmまでは比較的に下り基調だったのでここで少し貯金を作ろうかなあ。いや、まだそれは速い。いろいろ思案しながら、気持ちの切り替えをせず、淡々と。

いよいよやってくる狐坂。坂の下までペースは維持。

さあいざ、狐坂!試走では横の歩道だったから、どんな差があるだろ。
どきどき、わくわく。

そこで、ちょうど沿道から流れてきたのはAKB48の「ヘビーローテーション」。
あの曲は、仲間がスピ練にいいぞおーとお勧めしてたが、その通り。
曲のテンポが、急勾配7%もある狐坂を一気に引っ張ってくれる。

よーし!登るぞパンチ
ペースもほぼ維持、いや、さらにペースアップ!のはずだったのだが、、、

ここで、前に、サブ4のペーサー集団が・・・あせあせ(飛び散る汗)何でワタシの前にいるんだよお、、、いちおうワタシはサブ4は鉄板のペースでは走ってたはず。
なのに、なぜ、前にいる?その大集団は、そのペースを維持できないようで、みんなかなりスローペースになって、広がられた。とにかく前抜けない!!

もー、、、、って感じで必死で蛇行しながらなんとかこの集団を抜けて、前へ。最後のトンネル前はキツかったけど、ここも2回の試走効果がメンタル的に救ってくれて、大きなペースダウンはなく、予定通りここまでスタートから抑え気味のイーブンで刻めてる。


そのまま宝ケ池の折り返し。再度来た道を下る。
少しずつテンションアップ。お知り合いの方がが鍋を叩いて応援いただいてた。
テンションをさらにいただく。25km通過でも、予定通りのペース。
25kmのラップは、26’51(Ave5'22)今日のペースでは上出来でしょ。

そして狐坂。

さっき頑張って上った坂を一気に駆け下りる。

ふと坂の上から、京都市内を一望。

真っ青な空の向こうに京都タワーもくっきり。美しい!!
我が故郷が本当に美しい。あー、今日は晴れて嬉しかったー。
涙が出そうになった。狐坂の厳しさは眩しい美しさに変わった。

今年は、北海道、シカゴ、そしてこの京都。
奇麗な青空をたくさんみれた一年だったなあ。


そんなテンションアップにて、ふくらはぎ君達が、
「おいおい、マジですかああせあせ(飛び散る汗)」という言葉が聞こえてきそうだったが、そんなの知るか!って感じで狐坂を4’30ペースで一気に下りてやった手(チョキ)
ふと脚のことを思い出す。お、ふくらはぎ君達頑張ってるやん、痛み、違和感はは全くない。東京の最初の激痛はかなりのものやったので、その状態とは大違いなことに嬉しさを感じる。

さあー、こっからもう抑えモードは自信を持って解禁!
というわけで、キロ5ペースにもってくぞー、と徐々にそのペース近くにもっていこうとするも、鋭角の折り返し、そして道の狭さでランナーとの差がなく上手く位置取りができずたらーっ(汗)リズムに乗るのが難しく。。。それほどあげることはできず。30km手前の度重なる鋭角は、リズムを作れず。それもやはり、疲労が残ってるから心も身体も粘る元気がないんだろうけど。
ここの26-30kの5kmは25’51(AVE5'10)

なんとかこのペースを維持しながら、河川敷へいよいよ突入。
河川敷はどんな感じか危惧していたが、速い先のランナー達が地面を固めてくれていたので(笑)想像以上に走りやすいが、やはり狭い。。。
ここからその狭い道を抜く数を数えてモティベ維持。100人はこえた。
35km手前の給水ポイントはさすがに水田状態だった。。。
でも京都は全般に給水ポイントが多く、自分のペースで選べるのでそれは素晴らしかった。
31-35kmは26’07(Ave5'13)

ここから街中へ。この辺は唯一試走をしていなかった場所。
これが、意外にやっかいだった。京大を過ぎ今出川通の東向きは想像以上に上っており、そのエレベーションを理解してなかったので、上ってることに 気づかず、気持ちが切れ始めた。ここからもうひと頑張ろうという気になれず、なんとなく惰性で走ってしまう。。だんだん疲労もたまってきているせいか、タ イムが伸びなくなった。
27'37(Ave 5'31)

41km地点にさしかかったときに、まず確認したのはふくらはぎ君達(笑)
もう勘弁してくださいよー、と有明で文句を言われた左ふくらはぎ君だけでなく、右ふくらはぎ君も元気。よしよし。ケンカする事無く頑張ってくれてるね。
そんな事を確認したら、最後もう一回頑張ろう。
最後の500mくらいは、思い切りペースをあげて、といっても大したことなかったが、最後折り返し、平安神宮の大鳥居。気持ちよく走り抜けた。

そのときのグロスタイムは多分3時間50分25秒くらいだった。
時計は強制ストップ時間や、途中押し忘れなどがあるから、ネットタイムはよくわからないけど、なんとか49分くらいでは走ってるのかな。
強制ストップ時間を抜けば3時間45分くらいだから、最初に想定した形でフィニッシュできたことに満足。

フィニッシュゲートをこえても、そのまま真っすぐどこにも違和感を感じることなく、歩いてメダルとタオルをいただいた。これに一番ほっとしてる(爆)



東京ではできなかったレース展開は、ある面京都は描いた通りに走れたことに、かなり満足度が高い。後半きっちりあげることができるという東京の唯 一の収穫をきっちり引き継げたこと。そして、風邪などの体調不良でほとんど東京から走れず、疲労と上手く付き合いながら、「今日できるレース」をできた事 に満足。
今回は自分に甘いかなハート達(複数ハート)

何よりも、走る前にぶつぶつ言っていたふくらはぎ君、なんとか元気に頑張ってくれた。それが一番嬉しい。

そして、自分の故郷を最後まで走りきれたこと。いろんなものが見えた。
マラソンに対して非常に保守的で非協力的な雰囲気がある中、実行委員会は、本当に一生懸命頑張ってくれたと思う。強制ストップの件は、あそこの地理的な独特な事情が地元だからわかるだけに、今日の段階ではやむを得ないと思っている。
しかし、地方の方、そして海外からの方に心行く楽しんでもらえるように、この辺の改善は、来年に繋げてほしいなあ。

国内外遠征で走らせていただくせめてものお礼として、来年は走るほうではなく、おもてなしのほうに回って皆に楽しんでもらえる、そんな立場でもいいかなあと思った。

終わったあとは、女子更衣室はがら空きぴかぴか(新しい)そして、足湯が準備してあったので、みんな女子がとっても素敵にハート達(複数ハート)脚を並べて温めながらいろんな話をできたことは楽しかった。

帰り道は出口でばったりあったチームの仲間と一緒にダウンを兼ねて烏丸までゆっくり3kmほど歩きながら帰る。四条で別れて、打ち上げ給水会に参加。
日本中から集まったみなさん、素晴らしい笑顔で、最後までたくさん刺激をいただきました。

解散後、改札でお別れしたのは、東京ー京都と続くボストン4人組。 みなさん来月もお会いしましょ!

地元の京都は、素晴らしい一日だった。そしてそれは、5週間後の今年のメインレースへも繋がる練習となった。

さ、いよいよ今シーズン、ラストレース。

ボストンまであと5週間。

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痛みの向こうに見えた素晴らしいものたち~東京マラソン2012~

2012-02-27 | RACE

今回の東京マラソン2012。過去2回は雨。
今年は、マラソン日和になるらしい。それも信じることはスタートの都庁ですら、信じられなかったくらい、天候にナーバスになった東京マラソン。

昨日書いたように、昨晩、足の状態は最悪だった。
いつもならナーバスに最後までいろんな事に気をつけるんだけど、今回は、別の意味でナーバスだった。
前夜は友人夫妻とご飯食べるも、普段飲めないアルコール。やけ酒?
それでも、眠れなかった。何度も目が覚めた。悔しくて。走ることすら嫌になった。

それでも東京を走ること。こんなラッキーな事を忘れてはいけないよね。
それだけを信じて、朝は念入りにふくらはぎにテーピングをしてその上からサポーターで完全防備。。痛み止めを飲む。
これでも、走れる幸せを必死に探す。



幸いに痛みは、気にならなくなった。なんとかなるかな。一縷の思いとともにスタートへ。
大雨の中大混雑でうんざりだった2年前とは違い、雨が降らないだけでも心に余裕。ブロックには40分位前に入る。トイレは数百mの列・・・無理。諦め。
ブロック内で羊羹、VAAM, VESPA、水分をきっちり取る。手袋の中に、カイロを入れる。雨は降らないも、ゴミ袋をかぶり防寒。

アップもできないから、身体がどんどん固まってく。あー、相変わらずの東京マラソンだなあ。とほほ。

そしてオープニング。
やはりいざセレモニーが始まると雰囲気も高揚。石原さんのスピーチや君が代を聴いていると、国際大会を実感。
そして、スタート。
紙吹雪にテンション上がる。全身ぞくぞく。わーい。ロスタイム40秒でスタート。去年は1分半位だったからスムーズ。スタートしても自分のスペースを確保できる。

ここまでは、よかった。

最初の下り5km。ここをどう走れるか。それが今日のレースを物語る。そう信じていたから、最初の5kmを慎重に入る。少しずつあげていくか。

で、いざ、下り始めた瞬間。

「ダメだ・・・」

さっきまで何も感じなかったふくらはぎ、いきなりピキッと。
違和感、いや、痛み。それも結構キツい。激痛。

足に全く力はいらない。最初の1kmを何分で走ったのだろうか。あんまり覚えてないけど、最初1kmのラップにため息しか出ない。ペースをあげようとしても、力は全く入らない。

足は棒のようだ。
次の2kmも余り変わらない。どんどん人に抜かれて行く。
歌舞伎町の辺り。こんなに時間かかるか?いくらでもスピードあげれる環境はあるのに、全然足が動かない。

あー、やっぱりだめだったか。ごまかしても今日の状態は厳しいな。
1kmがとにかく長い!もうダメだ。。。
3km過ぎて、もう今日は無理だ。観念するか。
途中で止める?いや、それは、もったいない。ペースをあげることはできなくても、なんとか最後まで頑張ろう。
とりあえず、サブ4狙い、と考えるも、サブ4なら5kmラップは何分になるんだ?と頭で計算しても、タダでさえ算数弱いからわけわかんない(笑)

とりあえず4時間なんてもんじゃないね。
今回の東京は、長旅になりそうだ。。。。
市ヶ谷で会った友には、「今日はダメだわ」と一言。

そう悟った。ふと前を見ると、トイレがあった。
トイレ、どっちでもよかったけど、もう開き直りなので、時間はどうでもよくなったのでトイレに並ぶ。ここで2分近くロス。

最初のラップは
0−5km28:37(AVE5:43)

とほほ・・・・落ち込む元気もなかった。足はどうしようもないんだもん。
まさに手も足も出ない。動かない痛い足はどうしようもない。



6−10km27:16(AVE5:27)

ここからの長旅、どういう走りにしてみようか。
うーん、次の京都?いや、もうこれは無理でしょ。
「いかにボストンまで回復するか?どういうプランを立てるか?」
必死に頭で、今日の走りをどう繋げるか。そんなテーマを作らないとこれからの残り37kmを走る力はないと。

「Road to BOSTON!」
ふとそんなフレーズが、口からでた。先日、東京マラソンのサイトで走るときに唱えるマントラは何ですか?とアンケートしてた。
[https://www.facebook.com/questions/348141408558796/?qa_ref=pt]

うーん、そんなもんないなあー。と思いつかなかった数日前だけど、
そうか、今日はまさに、この言葉しか無い!
そこから、Road to BOSTONを繰り返す。
時計は、あんまりみないようにした。っていうかみても意味ないとおもったから。自分の楽なペースで、きっちり最後までのロング走ができれば、とそう思った。

そして、今まで前向くだけでしか余裕がなかったけど周りのボランティアや応援の人たちに反応し始めた。ハイタッチをしたり手を振ったり。
周りの風景に心をやったり。そして、皇居が見えてきた。この日も皇居ランをしているランナー達、すごいなあー(笑)って思ったり、観光客を眺めたり。
皇居を見つめ、天皇陛下お大事にしてほしいなあ、、とか。
すっかり気持ちは、観光ランぽくなってきた。楽しいというより、気持ちをそれでごまかしていたというのが、最初だったけど、だんだん、「楽しむのも悪くないよなあ」と思うようになった。

2年間の間に、東京マラソンはとっても進化していた。
沿 道の応援や、ボランティアの動きは、ワールドメジャーズの大会と遜色がないところまでにきている。前回気になったところも改善されており、応援も本当に素 晴らしい。そんな日本の東京に感動を覚えていたら、その東京を心いくまで満喫しよう。そう感じ始めていて、決して負け戦だて思わなくなってきた。

10km手前の日比谷に到着する前に「karenさん!」と本名で呼ぶ人が居た。
それは、昨日お会いできた大恩人のTさんだった。ここでも会えたことに感激。
でも、全然ペース上がってないことに、申し訳無さも少し。
だけど、Tさんに言われたことを改めて、今日は忘れず走って行くことにしよう。


11-15km25:44(AVE5:09)
日比谷のチェックポイント(10km)も、分かってるも55分という現実は、強がっていてもやっぱりキツかった。10kmを55分って・・・。
まあ、しゃーないな。

そして、ココを過ぎたころから、男子のトップ集団が帰ってきた。
ハイレが先頭集団で走ってる!ニューヨークでも出会えなかった憧れのハイレとすれ違いできたことに、ぞくぞく。
もう、東京すごいぞ!嬉しい!

そして、そんな事をしながら、友達が12kmくらいから陣取ってるといってたのを思い出し、探しながら走るが、見つからず。
まあええか。しゃないな。
増上寺の前の東京タワー!!!今日はもう満喫。素晴らしい!

応援の人と相変わらずハイタッチを続けるも、肝心の友達には一向に会えず。

諦めながら走ってたら、、、、ここで少し変な疑問。

「あれ、ここってこんなに短かったっけ?」
品川への折り返し。1年目は、強風でまともに前をすすめず、2年目は必死に姉さんについていくので、キツかったが、今日はペースを落として走ってるにもかかわらず、距離の進むのが、早くなってない?
時計ほとんどみてなかったので、ためしに1kmどれくらいで走ってるか、測ってみる。

5分半で走ってたつもりが、5分10秒近くまで上がってきてる!
身体が温まりだしたのが幸いしたのか、脚の違和感も余り感じることなくなってきた。相変わらず右足は全く動いていないが、それ以外の身体が安定していることに気づく。

折り返しのコーンをポーンと叩く。最後まで頑張れるように!

そしてもう一度冷静になる。オーバーペースになってない?今日は一旦ゆっくりロングをするって決めた以上、心拍などに余裕が無いかを確認するも、今のペースならなんとかなりそうだ。
でも、これ以上は絶対あげてはいけないね。とりあえず、ハーフ過ぎまでは。
もう一度、Road to BOSTONを口にする。

16−20km 25:31(AVE5:06)
18kmくらいで、まず取ったのは、痛み止め。
痛み止めは3時間くらいしか効かないっていう話だったので、朝部屋でとってから3時間近くになってる。効いてるかどうかは分からないけど、とりあえず気休めでも取っておこう。痛みはなくとも右足は相変わらず使い物にならないけど。

そして20km手前でジェル。今日は走るだけでなくエネルギーの補給の練習もしておこうっていうわけで、丁寧に摂取。

21-25km24:48(AVE4:58)
相変わらず、ペースは落ちない。
ハーフ通過がとても速く感じた。それでも、53分か54分くらいでしょ。
うーん、サブ4を狙ってたときと変わらないなあ。

やっぱり、とほほ。

でもでも。ここからが、東京マラソンはどんどん楽しくなっていくのだ!

銀座!

凄い人!ワールドメジャーズですっかり免疫ができてる(エッヘン)なワタシですが、それでも今日の銀座は凄かったねえー。天気がよかったからか、2年の間に注目度が上がってるからか、とにかく凄い人。
笑顔で、思い切り手を降る余裕はもちろん一杯!
聖地(笑)アップル銀座が、初めてちゃんと拝めた気分。ピースV

銀座では、知らず知らずにペースが少し上がってる。あれ?キロ5切ってる?
ここで調子に乗らないようにしないといけないけど、少しずつ少しずつビルドアップできるのかもしれない。そんな気がして来た。
それでも、ギアをもう一つあげるのは、30km過ぎまでやると、今日はギリギリの走りをしてることを忘れないように、慎重になる。でも、敢えてペース落とす必要もないから、少しずつ大胆さを小出しにしてく。
VESPAを25km地点で摂取。ガス欠はいまのところ大丈夫。足以外は、凄く調子良さそう。このペースを維持させるために。この辺からバナナの給食もみられるので、時折口にしながら、走る。

26-30km25:05(AVE05:01)
ペースはなんとかなんとか維持。ひたすらキロ5を死守。
この辺りの応援に知り合いが居る可能性があるので、一生懸命探しながら走ってく。残念ながら、会えなかったが、そしてここで見えて来たのは、

スカイツリー!!

おー!笑顔でスカイツリーを眺められたぞ。満足。
そのまま進むと、雷門へ。雷門も元気、元気。
ハイタッチをしながら、さらに近くに見えてきた、スカイツリーは壮大だった。
大感動!!
この辺りでは、普通のワタシに戻りつつあった。
折り返し、30km地点を目指すも、前回はずるずるおちてきたも、今日はそんな大きな沈みはない。前半の貯金が、効いたか?

31-35km25:16(AVE05:03)
30kmを2時間37分くらいで通過。おーーー、凄いリカバリや。

あと12kmをキロ5+αでも走りきれたら、サブ4どころか、40分切れるかも。

モティベーションは全開!

この辺からは面白いくらいごぼう抜きの連続。ここキツイんだよねえ。ワタシもそうやって、どんどん抜かれて行った経験があるから。雷門のテンション高の反動で、気持ちを維持させるのが本当大変。
でも、なんとか走り続ける。
銀座まで戻って来た。
銀座では初めて走り出した頃のホノルルラン友Aちゃんが見つけてくれた。
東京在住のAちゃんには久しぶりの再会。凄い大観衆の中、うれしかった。「速いよー頑張って」と。

築地方向への広い道では、そろそろギアをあげることにした。
広い道をどんどん走ってく。足は相変わらず棒だけど、ひたすら上半身で走り続ける。もういつもボロボロになってる35kmポイントでも、まだ元気。

36-40km 25:34(AVE5:07)

そして、ポイントを超えたところで、もう一回ジェルを摂取。
最後戦うでえー。と気合いれて、ジェルの口を噛みちぎろうとしたときに、品川で会えなかった友達が、ワタシを呼んでくれたー。ちょっと怖い顔だったかも。でも会えてよかった。

そして、気合を入れ、いよいよ佃大橋。
2年前、あそこはフラットだ、と思えたあの走りを必死に思い出す。
そして、今年頑張ったロング走のことも、思い出しながら、坂道を気合いれて上がってく。
さすがにちょっとキツかったけど、ここでも人を抜いていくことをモティベに。
そして、今回は佃大橋では、応援が大きかった。ボランティアの方も積極的に声をかけてくれるのが力になった。

3回目になれば、この後の春美橋、東雲橋だってわかってる。
上がりすぎず、無理せず、リラックスして進む。この辺では、時計もあんまりみてなかったけど、気持ち少し落ちてるなあ。だけど、それでもペースは維持できてるんだと、心を前向きに前を進む。

心を折れることはなくも、ギリギリのところで踏ん張りながら、走り続けると、38km過ぎで、もういちどワタシを呼ぶ人が!
なんと、またTさんだった。日比谷でお会いしたときは、正直恥ずかしかったけど、なんとかここまで、結果Tさんが昨日言ってくれた展開をできたことに、感動できた。それがもう一回モティベになり、40kmまで落ちるペースを止めることができた。

Finish11:08(AVE5:04)
今年は天気のお陰か、40km過ぎでもたくさんの応援が居てありがたかった。
みんな最後まで元気をくれる。
最後頑張るでえ。。
有明への橋もなんとか渡れるかなあ。

そう思った、41km地点。
ついに、左ふくらはぎが悲鳴をあげた。
ここまでで、勘弁して~。と言う声が聞こえてくるかのようだった。
もう両足が痙攣して、立ってることもままならなくなった。
それでも、切れないモティベーションが、ワタシを引っ張ってくれた。
まともに動かない足を、必死に腕をふって前を向く。
心拍が上がって来た。あと1km、そう言い聞かせて、前を向く。
ビッグサイトに戻って来た。
後195m。その看板と、うっすらフィニッシュの電光掲示板に、38分の文字を見る。
ここで頑張らないでどうする。必死に必死にもがいて、40分になる前に駆け抜けた。

3:39:38 (3:38:59)

まさか、ここまで粘れるとは。
前半を1時間53~54分だったとして、ほぼ1時間45分で後半を抜けた。
久しぶりのネガティブスプリットだった。
うーん、このネガティブスプリットは、褒められるようなものではないけど、
後半頑張れたのは、よかった。

ほっとして、フィニッシュを抜け歩こうと思うと・・・

足が全く動かない。

うーん、どうしよ、と思う瞬間に、ボランティアの方が飛んで来てくれた。
そこで倒れ込み。歩けなくなったので、車いすにのせられ、メダルやフィニッシャータオルの方面とは真逆に救護室に連れて行かれる。
「あ、これって川内君やん」って冗談を言うのは瞬時で、足がもう激痛。
車いすで荷物も運んでもらう。

お医者さんに足をみてもらう。
昨日の事を報告。「頑張り過ぎたようだね。でも、軽い肉離れのようだけど、大丈夫だよ」と。ストレッチを念入りにしてもらい、なんとか歩けるようになった。
「もう大丈夫ですよ」とにっこりボランティアの方が言ったけど、
「あの・・・フィニッシャーのメダルとタオルはあ?」

「完走したんですよね。どうぞ」
その言葉とともに、完走セットをまとめて渡してもらった。(よかった(爆))

そのまま、横のマッサージコーナーに向かう。
ふくらはぎをそれはまあ丁寧に施術してくださった。
トレーナーの方に顛末を話す。すると、「肉離れまではいってないですよ。心配なく。ただ、かなり筋膜炎がひどいです。すごい張ってるからケアしてあげてください」

2週間後に京都走るっていうと・・・うーん、ちょっとそれは。。。と言われた。

そんなこんなで、なんとか大騒ぎしながらも、東京マラソン2012は終わった。

今年の東京マラソン、防府のリベンジと思ったが、やはりそんなに甘くなかった。
だけど、負け惜しみでもなく。
本当に心の底から、楽しい、最高の東京マラソンだった。
足を痛め、この絶好のコンディションで走れないと分かった時、東京は鬼門なのかなとおもったが、ゆっくりいろんなことを考えながら、走れたこと。

そして、沿道からたくさんの方々に支えてもらったこと。

たくさんの友が沿道から応援してくれたこと。


東京の美しい街並に支えられたこと。


東京マラソンが、ワールドメジャーズに遜色無い所まで進化していたこと。遂に日本にも世界に誇れる市民マラソン大会が育ちつつあること。

恩人のTさんに何度もお会いできたこと。

車いすに乗りながら、ポロポロ涙が出て、ボランティアの人にありがとうってたくさん言った。

 

タイムばっかり追ってたら、見えなかった事だらけ。

そんなワタシに、神様が、試練を与えて、思い出させてくれたのかもしれない。また、結果は出せなかったけど、諦めずに、来年頑張れば良いや。


良い経験でした。

 

痛みの向こうには、たくさんの素晴らしいものをみる事ができた。ありがとう。東京マラソン。



終わってから、有明の海の上に青空。美しい青空だった。 そして、有明は、まだまだあと1kmを頑張ってるランナーがたくさん。大声で応援。

  

終わってから、部屋に戻り、給水会。
めちゃめちゃ楽しかった。ご一緒できた方、また新しい出会い。そして、ここから京都、ボストンまで一緒になる方々。頑張りましょう!

  


足は、今も両足は固まったままだけど、怪我ではないから、アイシングと軽いジョグで快方をまとう。

京都も、もちろん、Load to BOSTON!!

一旦卒業したつもりだった東京は、また来年も懲りずにエントリします。勝率6割は維持できるかな?

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たくさん楽しくたくさん学んだひとり旅ラン~香川丸亀国際ハーフマラソン~

2012-02-05 | RACE

この週末。久しぶりの国内旅ランだった。

海外は基本一人で行き現地でラン友合流。みんな気ままだから気楽であり、そして寂しくない。

たくさん訪問先のレースで、ラン友ができる。そしてそのラン友と再会。そんな旅がすっかり定着してきた。

国内の場合は遠方の北海道を除き、チームのメンバーが中心。

チームでバスに乗ったりする事もあるし、有志で車に乗せてもらって連れて行ってもらう。

それはそれで気楽、なんだけど、正直どっかで団体行動もめんどくさいなあ、と思うことも時折あったりする。

そして、電車で移動するとなると、旅人のワタシ、頼られることが多い。それはそれで嬉しい限り、信頼してもらっている証拠。

チームの連帯感もでき、楽しいこともたくさん。

 

だけど、時折「うざい」と思うことがちらほらと。

すっかり慣れっこになた周りから、「ワタシは添乗員か?」と思う時がちらほらある。それが正直面倒だと思ってたこのごろ。

 

去年は車で連れて行ってもらって、別の大会に出たけど久しぶりに、一人で旅をすることになった。目指すは香川県丸亀市。

 

走り出した頃から金哲彦さんの本を拝読しており、彼の信者であった昔(今も彼は好きだが)、彼がコースディレクターをする香川丸亀国際ハーフマラソン。
IAAFのランキングでも唯一日本のハーフレースでシルバーランク。
[http://www.iaaf.org/competitions/roadraces/index.html]

こういう触れ込みには弱いワタシ、一度走ってみたいなあと思っていた。
そのままタイミングがあわずなかなかチャンスが無かったが、ずっと走って来た神戸女子ハーフもなくなり、今年はこのままハーフのレースに出るに終わりそうな気がしてた時、東京の調整走、どっかいいのないかなあ?って思って調べてたら、

「そうだ、丸亀があるじゃん!」

と思い、やーっとタイミングがあった。丸亀への距離感が掴めず、前泊しなきゃいけないの?と調べるも、もう既に参戦すると決めたときは近隣のホテルは全て一杯。調べたら新幹線の始発なら間に合うなあ、というわけで参戦を決定。

しかし、なんとなしに1週間前みると一杯であったホテルに連絡するとあっさりととれた。キャンセルがでたのだろうか。

というわけで、前泊にて、丸亀入り。
昼下がりの九州しんかんせんさくら(また乗れた^^)で岡山まで。
岡山からは時間があったのでのんびりと快速で途中一回乗り換え瀬戸大橋を渡り、丸亀へ。

時間にして約2時間半。案外近いのね。前日受付は早々に終わっていたのでホテルに荷物を置き、近所を散策。丸亀城を眺め、のんびり。


その後は丸亀名物の骨付鶏を食べに行き、帰り道に讃岐うどん。満喫。

  
ホテルの温泉でまったりして、のんびりして、早めの就寝。
朝ものんびり。きっちり8時間睡眠。慌てずのんびり準備できて楽だ。

駅前からシャトルバスへ。既に数百人の人が並んでるけど、バスはたくさん待っているので、待ち時間は10分足らず。素晴らしい。

丸亀競技場へ。国際大会も開催可能な第1種公認陸上競技場だけあって、それはまあ豪華。参加者は1万人を超えてるんだって。防府とは比べものになくも、、更衣室もトイレも充分で、ストレスを感じることはなかった。

  
気温は薄日は差してるが、天気予報ほど暖かくは感じなかった。それでも気温9℃、風は微弱。

会場内のアナウンスでも「ここ最近では絶好のコンディションで好記録を期待できるでしょう」と流れてた。

ウェアは、気温のことより、あくまで3週間後の東京を意識して、保温性の高い格好にした。アシックスのロングパンツ、C3fitの保温性アームウォーマー。
さすがにネックウォーマーは外したのと、シューズは攻めたいのでアディゼロ・TAKUMI REN(新発売間もない上にネットのみの販売やったのにめちゃ今日見かけた(笑))

スタートはウェーブ。
先発隊(招待と登録A(1時間35分以内))はもうそうそうたるメンバー。ハーフ世界3位の記録をもってるケニアンランナーや、実業団も凄いしもちろん川内君も。世界が違う(笑)

ワタシは登録B。招待と登録Aの15分後。35分前後の男性ランナー、、異常に年齢層高い(笑)速そうなランナーは皆無。


そして、ふとワタシの前をみると騒がしい。う??何があったのだ?
見るとビデオカメラを持ってるランナーが。え?何?
ワタシの数列前には、デンジャラスのノッチだった(笑)またか・・・。
彼はワタシと走力が似ているのか、数度並走したことが。2010の東京は25km過ぎから歌舞伎座辺りまでずーっと横だった。同じペースで集団作ってたけど、前回も追っかけてるみたいに思われて嫌だった(笑)最後は追いてかれたけど。

そんなこんなで15分のウェーブもあっという間。
スタートは38秒ロスにてスタート。最初は道も広くなくなかなか前に出て行けなかったけど、まあ、そんな突っ込む走力もなかったが(笑)

最 初の数キロは軽い感じで入ってく。ペースは4分40秒くらい?久しぶりにGarminを使ったんで戸惑った(笑)最初狭かった道も少しずつ視野が広がって きた。道は反発があり、走りやすい。5kmまではずっと下ってる。いい感じ。少しキツいけど。。。あんまり無理せず、なんとか。

最初の5kmは23;30くらいだったような。まあまあ。
ちゃんとラップとったつもりだったけど、取れてなかった、あれ?
道はずっとずっと一本道。小さいカーブは最初だけで、ひたすらひたすら真っすぐ真っすぐカーブ無しで走ってく。あんまり広くないから、周りのランナーとも適度な距離感を持てるのがいい。

気 持ちよく5kmを走ったあと、フラットといえども微弱な上りが小刻みに続く。普通なら気にならないけど、ココまでドフラットだったから、変に気になってく る。5km過ぎてから、7kmくらいで気が折れそうになる。。。気持ち折れるの早いって、って自分で突っ込んでたら、先頭が帰ってきた!

丸亀は10km+αを折り紙で折ったように先頭が戻って来て、その狭い道をすれ違うんだけど、最初聞いていたようにケニア人、速すぎ!身体デカイ!足長い!
すれ違いで身体が当たるとかそこまで狭くないけど、そんな緊迫感を感じるかのようなスピードをすぐそばで体験できる!Wao!!

その後も大集団の実業団&大学生、みんな速いって!
そして第3、第4集団くらいで川内君も!防府よりさらに近い距離ですれ違う。
おー、これが丸亀の醍醐味だ。陸上オタクにはたまらない。

って、ワタシ、自分のレースしましょうよっ!と自分自身にツッコミを入れ、9km地点でふらふらになりつつも、なんとか10kmにたどり着く。
47’00で通過。(Ave 4'42)
折り返し点のコーンをポーン!と叩き、いざ折り返し!

ほぼ無風だったけど、微弱な風が折り返しだと顔に当たってくる。冷たくはないけど、すっかり贅沢なコースコンディションにも、やっかいに感じるけど、そこは気持ちを切り替え、いつもより弱いんだから。と心を諭す。

3つほどのアップダウンを越えると、ちょっと気持ちが本気折れそうになってきた。ペースは落ちだしたような。気持ち切り替えるために12km過ぎでピットインリキッドを摂取。これもハーフというよりフルのレースを想定してのこと。
でも、これが幸いした。気持ちがここから少し上向きになり、そのまま、じり貧は阻止できた。結果、イーブンで走り続けた。

100分切りが見えてきた。なんとか行けるかなあ、と思ったが、、競技場見えてからが長かった。。。バカでかいこの競技場、防府、長野や福井とは大違い。競技場入ってからのトラックまでが遠い・・・。
無情にも、グロスでの40分の表示が。。。うぁーーーん。
でも、すっかり粉々になったメンタルを必死に繋げて繋げて、ふらふらになって、ゴール。

1'40'28(Ave4'45)

こんな恵まれたコンディションにも関わらず、100分切られへんかった
_| ̄|○

ヘタレやあーー、ワタシ。悔しさより、とほほ感に満ちあふれ。
あーー、ほんとスピード無さ過ぎやねんけど、ワタシ。とほほ。

とはいえ、まあー、ここから自分の甘やかし

1月の続いたロング走の疲れの中スピードはイマイチやけど、あんまり落ちずにイーブンで走れたやん!先週も32km走ってるんやし。
今回は、ハーフで追い込むというよりフルの調整やねんから、こんなもんでしょ。

#といいつつも、川内君だって自己ベストらしいしなあ

ま、えっか。気持ち切り替え!
終わってから、競技場内には、うどんの出店。さっさと着替えて、釜玉うどんをおいしくいただく。走り終わったあとのグリコーゲンの補給にはぴったり。
それから丸亀の参加Tシャツ、カッコいい!最近もらったなかで一番好きかも。

   

荷物をひきずりながら、出口へ。まだまだ競技場へ向かってるランナーがたくさん。がんばってる。2時間半というペースランナーまでいる。

制限時間3時間の丸亀ハーフ。確かに世界3位のランナーもでるけど、初心者にも非常に優しい、この大会。ほーんとに素敵だ。なんか忘れていたものを見せていただけて、心がほっこりとして、3時間近いランナー達を一生懸命応援した。

その後シャトルで駅へ。これまた待ち時間ゼロ。最後まで嫌な事一つなく、駅までたどりつけた。本当に素晴らしい大会だった。ずっと出たかった丸亀が、想像を遥かに超えた、本当に素敵な大会であったことに、改めてうれしかった。


駅までたどりつくと岡山方面のホームは大勢の人。
その中、反対方面の電車に乗り込む。向かうは琴平。
まだ昼下がりで時間もあったし、少し観光もどきな旅人も戻ることにした。
電車で30分余りで琴平駅へ。

琴平駅は金比羅天満宮のある駅。そして温泉街。
大きい荷物を駅に預けて、まずは温泉へ。
日帰り温泉はワタシ一人で、大きな風呂を独り占めして大満足ー
幸か不幸か、脚の疲労は何も感じず。

  

そしてスッキリしてから、疲労抜きジョグならぬ、疲労抜き階段登り。
金比羅天満宮の本宮までは、785段(!)
ゆっくりのんびり上がったが、温泉上がりだっただけに、また汗かきそうになり(笑)途中くらいで若干後悔しかけたが、、なんとか本宮まで。
そいえば今年はまだ初詣してなかったな。というわけで初詣。

 

  

帰りはのんびり歩いて下るが、下りのほうがこけそうになるこんなもの好きなランナーなんていないよなあ、と思ってたら、金比羅はおびただしいランナーの数だった(笑)

そして、ゆっくりと帰途につく。帰りもスムーズで2時間余り。
遠いと思ってた丸亀は、意外に近かった。電車で行けるから、ワタシにとったら福知山や篠山より近いかも。

ランはとほほな部分はあったけど、とっても素敵な旅ランでした。
また、来年も来ようかなあ、ってことは、九州旅行(別府大分マラソン)は白旗か?

というわけで東京まであと3週間。
多分、今からワタシがやらないといけないトレーニングは、

「徹底的な疲労抜き」
「自分に自信を持つ」

そして、

「東京を楽しむ」
そして「走れる幸せを感じる」
こと。帰りの電車で読んだ、同日ハーフを故障復帰後走った友の日記に学んだ。

一人で、じっくり自分自身を見つめる時間ができて、いろんな事を学ぶことができた丸亀に感謝。

でも、忘れてはならないことは、一人で今日までやってきたわけではないということ。たくさんの仲間に支えられているということも忘れてはダメだよね。

みんな、やっぱりありがとう。

 

あとは、3週間後、楽しむ事にしよう。いよいよ2年振りの東京マラソン。そしてその後、京都、そしてワタシのランニング人生を変えたボストンが待っている。

そして、まだまだ今年は長い。

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