→(13)からの続き
この記事に対するトルコのアニメ・ファンの反応はどうだったのか?ポータルサイト“donanmhaber.com”の掲示板に、スレッドが立てられていました。
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「トルコ人のアニメ監督!!!....」
原文:TÜRK ANİME YÖNETMENİ!!!...
http://forum.donanimhaber.com/m_22979467/tm.htm
<ハルクのコメント>
論評ハルク1号
だからといって、“トルコ語で作って、日本語の字幕を付けろ!俺たちが何を撮ったか誰もが分かるようにな”なんてやるんじゃないぞw。
論評ハルク2号
この記事、長すぎ。要約とか無いの?
論評ハルク3号
良い記事だな。アニメからトルコの抱える問題まで全てのことに触れてるし。
論評ハルク4号
何か誤解されてるような気がするんだけど。そのアニメでセルカン=アヌルル博士はコンサルタントをやっていて、彼の書いた小説のいくつかは脚本化されてるって話だろ。つまり、彼のことをトルコ人のアニメ監督だというのは間違いってことになる。
論評ハルク5号
>1号
>だからといって、“トルコ語で作って、日本語の字幕を付けろ!俺たち
>が何を撮ったか誰もが分かるようにな”なんてやるんじゃないぞw。
www
論評ハルク6号
基本的に、日本のある大学に勤める科学者が書いた2冊の本※もアニメ化されないといけないって話だな。
※セルカン氏が日本語で出版した他の二冊の著作、“タイムマシン”と“ポケットの中の宇宙”のことか。
論評ハルク7号
セルカン=アヌルル博士は“宇宙エレベーター”とかいうプロジェクトを立ててたような気がする。確か、海底での生活に関わる何かだったな。トルコ語の著書もあるぞ。
論評ハルク8号=4号
>7号
>セルカン=アヌルル博士は“宇宙エレベーター”とかいうプロジェクトを
>立ててたような気がする。確か、海底での生活に関わる何かだったな。ト>ルコ語の著書もあるぞ。
何かさ、“ガンダム00”を見て書き込んでるだろ。
論評ハルク9号=7号
>8号=4号
>何かさ、“ガンダム00”を見てから書き込んでるだろ。
分からん。
論評ハルク10号
>8号=4号
>何か誤解されてるような気がするんだけど。そのアニメでセルカン=アヌル>ル博士はコンサルタントをやっていて、彼の書いた小説のいくつかは脚本
>化されてるって話だろ。つまり、彼のことを“トルコ人のアニメ監督”だとい>うのは間違いってことになる。
悪いけど、よく分からない。そのサイトのアニメ情報のコーナーで、“監督”の所にセルカン=アヌルル博士の名前って書いてなかった?
論評ハルク11号=8号=4号
>10号
>悪いけど、よく分からない。そのサイト(=“アニメ、漫画、トルコ”)のアニ
>メ情報のコーナーで、“監督”の所にセルカン=アヌルル博士の名前って書い
>てなかった?
↓英語版“Real drive”の製作スタッフ表
/////////////////////////////////////////////////
>Director: Kazuhiro Furuhashi
>Series Composition: Jun'ichi Fujisaku
>Original creator: Masamune Shirow
>Character Design: Tetsuro Ueyama
>Art director: Mio Ishiki
>Sound director: Tomoaki Yamada
////////////////////////////////////////////////
セルカン=アヌルル博士の役割は、監督補佐/コンサルタントだ。
論評ハルク12号=11号=8号=4号
>9号=7号
>>何か、“ガンダム00”を見てから書き込んでるだろ。
>分からん。
宇宙エレベーターは海底で生活するためのものじゃない。太陽から無限のエネルギーを生み出しつつ、液体燃料を使わずに宇宙へと行き来できるようにするという、理論的には100年近くもの間議論され、開発されてきたプロジェクトだ。あんたは“ガンダム00 ”の“軌道エレベーター”を見て、そういう風に考えたのかもしれないってこと。
論評ハルク13号=10号
>12号=11号=8号=4号
>セルカン=アヌルル博士の役割は、監督補佐/コンサルタントだ。
なるほど、分かったよ....ていうか、俺が知ってる限り、あんたは“アニメ、漫画、トルコ”の常連メンバーだよな。だったら、サイトの管理者にアニメ情報を訂正しろって注意できるだろ。何しろ、あそこだと、こういうアニメについての情報は間違ってるみたいだからな。
こんな↓感じで
「Space Elevator(宇宙エレベーター)」
監督:セルカン=アヌルル
脚本:セルカン=アヌルル、マサノリ=イウチ(井内雅倫)
音楽:ススム=ウエダ(上田 益)
キャラクターデザイン:ヨシユキ=モモセ(百瀬ヨシユキ)
原作:セルカン=アヌルル
※くどいようだが、実際は以下↓の通り
http://space-elevator.jp/cast/index.html
企画監修:日本科学未来館
脚本:井内雅倫
音楽:上田 益
キャラクターデザイン:百瀬ヨシユキ
製作・著作:日本科学未来館/ウォーク/エッグボックス/シブヤテレビジョン
監修:アニリール・セルカン(東京大学助教 建築学/宇宙飛行士候補)
青木隆平(東京大学教授 航空宇宙工学)
原島博(東京大学教授 大学院情報学環)
論評ハルク14号=12号=11号=8号=4号
>13号=10号
彼らには注意するつもりだったんだけどな。とにかく今日はチャンスが無かったんだよ。明日書くことにしよう。
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例のインタビュー記事を読んでみて感じたのは、セルカン氏のアニメに対する理解と敬意の欠如でした。アニメそれ自体を一つの表現とは認めず、単なる売名+プロパガンダの手段としかみなしていない気配が非常に濃厚なのです。
氏と日本との関係も似たようなものなのでしょうね。こちらに長居しているのも、他の先進国に比べて人間が騙しやすく、架空の業績と名声を得るには都合の良い環境だったというだけの話で。
トルコのアニメ・ファンたちは、これを読んでどう思ったのか?
その中でも勘の良い人間は、既に2008年の時点で“アニメ、漫画、トルコ”の記事の不自然さに気づいていたというわけです。ただし、その彼らもあくまで“アニメ、漫画、トルコ”というサイト側のミスと考え、まさかその大元がセルカン氏当人の大法螺であるとは、想像もつかなかったようですが…..。
論評ハルク14号=12号=11号=8号=4号氏が、“アニメ、漫画、トルコ”にその後どのような忠告を行ったかは謎ですが、セルカン氏関係の記事に訂正が加えられた形跡は今なお、ありません。
ところで、インタビューの方の記事内にあった“タイムマシン”と“Evolution(エヴォリューション)”のアニメ化計画は、その後どうなったんでしょう?
“アニメ・漫画・トルコ”を見ていたら、インタビューから約7ヵ月後の2008年12月5日付けで、こんな↓記事がありました。
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「セルカン=アヌルル准教授の新作アニメ映画、日本にて公開開始」
原文:Doç. Dr. Serkan Anılır'ın Yeni Filmi Japonya'da Gösterime Giriyor
http://www.anime.gen.tr/haberdetay.php?id=1110
2008年12月5日 文責:アルピン
セルカン=アヌルル准教授がプロデューサーを務め、脚本を書いた三作目のアニメ映画“タイムマシン”が、准教授本人の参加が予定されている記念式典と、学生らに向けたワークショップも伴い、2008年12月14日につくばエキスポセンターで、その後は全国にて公開が始まる。
映画は、セルカン=アヌルル准教授が2006年に日本で出版した同名の書物(←“小説・タイムマシン”のことらしい)に着想を得て、製作されたものだという。
この映画については、当サイトが今年の4月、セルカン氏本人に取材したインタビュー記事の中で言及あり。その記事については、ここを参照のこと。
映画についての更なる詳細は、セルカン=アヌルル氏のブログのこの記事を参照のこと。
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“3作目”って......その前の2作は一体何と何なんでしょうねw?ひょっとして“宇宙エレベータ”と“RD潜脳調査局”のことか?
セルカン氏の日本語ブログによれば、どうやらこれはつくばエキスポセンターが製作した科学教育用アニメを使ったイベントに、セルカン氏が招かれたというだけのことらしい。
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2008年12月14日
つくばエキスポセンター
親子ワークショップ「セルカン博士とタイムマシンについて考えよう」
http://museum-dir.jst.go.jp/e_ken08/shosai/08-006/08-00611.htm
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http://blog.anilir.net/?day=20081203
ワークショップのお知らせを致します。
僕が監修しましたつくばエキスポセンターのプラネタリウム番組
「タイムマシン~不思議な夢の時空旅行~」の上映をきっかけとし、下記の通りワークショップイベントを行うことになりました。この番組とワークショップを通じ、子供達に相対性理論を学びながら、ここに存在する「今」という時間の持つ無限の可能性を捉えてもらいたいと思っています。今年の冬は、主人公の少年航太君と時空を旅してみてはいかがでしょう?番組の上映期間は、12月6日(土)から21年3月1日(日)になります。
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当然、手塚真氏も関係ないようで。つまり、“前2作”と同じく自分が作ったアニメということにしてしまったのでしょう。
で、“Evolution(エヴォリューション)”の方はどうかというと....まあ、推して知るべきですね。これからも“幻の名作”であり続けるに違いないw。
記事が書かれたのはほぼ一年前の話なので、今はどうか分かりませんが.....件のセルカン氏関係の記事が訂正されていないのを見ても、このアルピンという人物はいまだ彼の詐欺師のことを盲信し続けている可能性があります。
悪いことは言わない。
アルピン氏よ、目を覚ませ!
→(15)に続く
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