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TPPの目的は、「関税自主権という国家の主権を奪う」ことなのに、それが隠されて、どんどん国内に入ってきてしまうのは、やはり危ない(1)

2017-05-06 17:22:21 | 森羅万象

 

 

 

『ようやく「日本の世紀」がやってきた』

今、世界で何が起こっているか

日下公人 × 馬淵睦夫  W∧C  2016/10/6

 

 

 

<日本は欧米の文化をすべて日本化して受け入れてきた>

・(日下)私はずっと見ていて、今に株式会社は滅びて同族会社の時代が来ると思っている。株式会社は形式的だからね。その点からいうと、同族会社の社長は自分の会社だから、一所懸命やっている。

 

・(馬淵)その元凶は、ひとつは派遣社員の制度ができたことです。できたときには、みんな重宝がった。一般事務をやってくれる人、あるいは玄関で頭を下げる子が派遣の職員で来てくれて、人件費は安くていいと思った。

 しかし、それで会社の一体性が崩れた。今、正社員ですら会社に対して帰属意識を持っている人は少なくなってきている。

 昔、我々の時代は、就職のとき、どういう職業に就くかではなく、どの会社に行くか?それが日本経済の強みだったと思うんです。

 アメリカはそれをつぶしにかかった。構造協議とか年次改革要望書とかで、日本の伝統的な経済システムを、ひとつひとつ壊していった。

 ようやく今、「それはおかしい」という意見が普通の人から出てきた。日本も世界も、いい方向に転換できるとすれば、一般の人が目覚めるしかない。

 

<日本はもともと移民にオープンだった>

・日本にはあらゆるところから移民が来て、昔は帰化人とか渡来人とか言われていた。それが、日本列島の土着力で、みんな日本人になってしまった。

 だから日本は純潔民族ではないけれども、単一民族なんですよ。みんな日本化できたから、日本は、もともと移民に対してものすごくオープンなんです。

 

<古代、離散したユダヤ人は日本にも来た?>

・実際、古代には、さきほども言いましたが、ユダヤ人も、いったんパレスチナから中央アジアに行って国をつくって、中央アジアから日本へと来ているんです。そういう人たちが日本で同化してしまっている。離散したユダヤ人は、ヨーロッパやアメリカなどいろいろな地域に散らばりましたが、土着化していない。それが、彼らが、住み着いた国と揉める、ひとつの要因だったのです。

 しかし、日本に来たユダヤ人は揉めなかった。日本の力がそれだけ強かったから、日本人になっちゃったわけです。だから我々の血の中にも、ユダヤ人の血が入っていてもおかしくない。

 

<グローバル化は根無し草の人類になる>

・移民というのはユダヤ化のことなんです。ユダヤ人の歴史そのものが移民からはじまっています。ユダヤ人の歴史はメソポタミアにいたアブラハムがヤーベの言葉に従ってカナンの地を目指したところからはじまる。だからもともとユダヤ人というのは旅人なんです。

 世界をユダヤ化するということは。世界のみんなを移民にしてしまうということです。それが今起こっている、グローバル化ということで、まさに移民問題なんです。だから国家というものは認めない。

 

・グローバリズムとは国境をなくして国家をなくそうとすることですね。

 

・旧約聖書を読んでみると、神の言葉を預かっている預言者という人がよく現れる。民俗的な預言者と、国際的な預言者というか、普遍的な預言者が交互に現れて、ユダヤ人を諭すという物語になっている。ですから、ユダヤ人には民族的な発想と、普遍的な発想が共存している。民族的な発想を具体化したのがイスラエルの国で、普遍的な発想を体現しているのが、今、世界中に散らばっている「ディアスポラ」と言われるユダヤ人だということです。

 彼らからすれば、ユダヤ民族の生存のために、そのふたつが必要なのです。国が滅びたら自分たちも一緒に滅びるから国だけに頼るのは危険だというので、世界に散らばる。しかし世界に散らばっても、自分たちの祖国がないと、自分たちの民族意識が弱まるからイスラエルという国は必要だと。彼らに都合のいい議論ですが、ユダヤ人の歴史家の本を読むと、そう書いてある。

 

・そういう発想があるということを、少なくとも我々は知って、グローバリズムがいいことか悪いことかを判断しなければならない。

 残念ながら、我々は、そういうユダヤ化された世界に生きているわけです。

 グローバル化の最大の目的は、国境をなくすということですから、すなわち民族文化を否定したら、みんな根無し草の人類になってしまう。ということは、ユダヤ人が主張する世界になるということです。

 

・今、我々は、ユダヤ人がつくった経済システムの中で生きているのだということを理解することが重要だと思うのです。

 

・それは逆に言えば、ドイツのようなことをやらなかったからです。日本はユダヤ人を迫害したことは一度もない。迫害どころか、ユダヤ人を助けてきた。 

 その国が、なぜターゲットになっているのか。日本のようなまともな国は、彼らにとっては困るんです。まともな国とは倫理観の高い国ということです。

 彼らは、みんな金で動く国になって欲しい。そうなったら、彼らは牛耳れる。しかし、彼らがいくらエージェントを送っても日本人をまだ牛耳れない。それは日本の民度が高いからです。

 

<日本ほど安全なところはない>

・(馬淵)治安ということでは、日本が一番安全でしょう。今、世界中どこへ行っても、いつテロリストにやられるかわからない。しかし、日本人は治安の良さを当然だと思っているから。そのことをわかっていない。

 

・(日下)世界的に見れば大変な指摘だと思うけれど、日本人には当たり前すぎる話になってしまう。

 

・(馬淵)そうです。しかし、そういうありがたいと思わない人たちがいる。だから「移民を入れろ」などと言う。移民を入れたら一挙に治安が悪くなって、女性が一人歩きできなくなりますよ。

 

<世界に発信できる日本の資産>

・(馬淵)しかも、日本は治安が良くて、どこでも歩いて行ける。アメリカでは、近くであってもショッピングモ-ルも自動車で行かないといけない。歩いて行けるのは贅沢なんです。

 ささやかな例ですが、ウクライナとルーマニアに囲まれたモルドバという小さな国があります。ヨーロッパで最も貧しい国なんです。

 一人当たりのGDPが約2千ドル(2013年)しかなく、フィリピンやインドネシアと同程度で、ヨーロッパの中でも最も貧しい国です。私がウクライナ大使のときに、モルドバも兼轄していたので、ときどきモルドバに行って仕事をしていました。

 もう辞めましたが、その当時、ストラタンという外務大臣がいて、あるとき彼を日本に招待しました。私も帰ってきて、彼と行動を共にしたのですが、彼にとっては、とにかく見るもの聞くものビックリで、珍しいものばかり。

 

・我々は当然だと思っていることですが、東京という、この1千万人の巨大都市が、こんなに効率良く運営されているのみ、ビックリしていました。

 1千万人以上の都会は。世界にけっこうありますが、東京ほどうまく運営されている都市は世界中にありません。他の大都市は混乱しています。そういうのが、これから世界に発信できる日本の資産なのですね。

 

・私の外務省時代の経験も含めて、日本のそういう資産を活用して、世界に行って出ようという発想はありませんでしたね。別に日本が世界に進出しようというのではなく、世界のほうが日本に「教えてください」と言っているように思えてならないんですよね。

 

<日本人は道徳がすごい>

<日本は外国依存はやめたほうがいい>

・(馬淵)繰り返しますが、日本にとって、今回のイギリスのEU離脱は、そんなに心配することではない。新聞が煽っているほど、日本企業にとってマイナスにはならないと思います。EUにしても、イギリスとの貿易があるので、お互いさまです。ただし、ヨーロッパ全体が衰退の流れにある。そちらのほうが重要で、日本はいかにしてヨーロッパから撤退するかを考えたほうがいい。

 中国からは、もっと早く撤退していなければいけなかったのに、日本は遅れてしまった。だから大変です。ヨーロッパからも是々非々で、撤退できるものは撤退したほうがいい。

 恐らくいろいろな国でEU離脱の動きが高まります。

 

・ジャック・アタリはずっと変わらず、移民奨励を訴えています。ブレジンスキーなど、他のいわゆるグローバリストと言われる人の多くが、ヒラリー・クリントンも含めて、移民を奨励しています。

 移民の流入によって、よく言われるような多文化社会、多元化社会になる。それはすなわち、その国の伝統的な社会秩序を壊すということです。繰り返しになりますが、それはすなわち、「世界をグローバル化する」ということで、移民の増大によって、簡単にそちらの方向に行ってしまう。

 

・ところが、そちらの面について知識人はなにも言わない。「日本も移民を入れなければ、日本が経済成長しなくなる」というわけです。移民を入れても、経済成長なんて絶対にできない。それはGDPの数字が上がるだけの話で、国民の生活水準は必ず下がる。そういう議論をやらないから、日本でも移民を入れるという議論が、まだすたれていないのです。

「移民を入れてはいけない」ということを、イギリスのEU離脱は明確に示してくれたのです。日本も移民を導入することは、ここではっきりと「やめる」と言うべきです。

 別の観点から言えば、日本経済は世界経済に依存していてはダメだと言うべきです。今のグローバル化した世界で、いろいろな国との貿易や金融取引は必要ですが、日本の革新的な利益にかかわらない、外国依存はやめるべきです。

 たとえば、政府は海外からの観光を振興しようとしているけれど、これはとんでもない。日本にとってメリットはほとんどない。

 海外から観光客が来てくれることは短期的には経済的にいいかもしれないけれど、来なくなったら観光産業は、いっぺんに不況になる。あてにならない外国をあてにするということは、できるだけやめる。

 外資の導入、つまり、日本で言われている規制緩和は、外資に自由に日本でビジネスさせるという意味ですから、そういうことはやるべきではない。

 

・(日下)グローバリズムとは、国境をなくして国家をなくそうとすることだから、欧米の国際金融資本、すなわち馬淵さんが言うようにユダヤ勢力と言ってもいいかもしれんが、彼らの金儲けにとっては都合がいい。

 ただし、グローバリズムと国内改革というのが利害が一致することがある。たとえば、TPPに参加するために農協つぶしが行われようとしているが、農協がつぶれれば喜ぶ国民はたくさんいる。すると、農協をつぶすという国内改革とTPPに入るというグローバリズムの利害が一致するということになる。

 

・本来はグローバリズムで日本人が得をすることはないのに、あたかも得するかのような錯覚を与えることになる。しかし、TPPの目的は、「関税自主権という国家の主権を奪う」ことなのに、それが隠されて、どんどん国内に入ってきてしまうのは、やはり危ない。目先の利害にとらわれずに、そこのところをきちんと見極める目が必要だ。

 

<イギリスのEU離脱は国家の勝利>

・常識的に見れば、イギリスのEU離脱は国家の勝利と言えます。ナショナリズム的な思いは、人間が持つひとつの性です。そういうものを無視するようなEUのあり方が、問われたのだと思います。

 イギリスはまだ通貨としてポンドを維持していましたが、ユーロに入っている国は、財政赤字は3%以上出してはいけないと言われて、まともな金融政策はまったくできない。ユーロは欧州中央銀行が決めているわけですね。

 ですから金融政策を持たずに、財政政策もたがをはめられて、どうしてユーロ圏のメンバー国が、まともな経済運営ができるか。最初からそういう矛盾の塊だった。

 

・グローバリズム勢力にとっては、離脱派が勝つということも想定内ですよ。想定内ですから、イギリスはキャメロンも含めて驚いていないと思います。両方のシュミュレーションがあって、残留派が勝てば他のEUの諸国の国民投票を少し煽ってやろうと。離脱派が勝てば、それはそれでいいのではないかという感じです。

 

<日本は日本独自の道を歩き出している>

・(馬淵)スケールデメリットですね。それは非常に重要な点で、グローバル市場の問題点ということと同じことなんです。

 いみじくも指摘されたように、各国の特産物がなくなってきたというのが、スケールデメリットなんですね。「このごろヨーロッパへ行っても、どこも同じで面白くない」という人が多い。

 

・やっぱり各国の特産物が、それぞれ特性を発揮して、その上で全体として市場の効果というものが出てくるはずであると。そこをグローバル化して安いものを手に入れることだという、そもそもの宣伝が間違っていた。

 これが新自由主義のやり方だと私は思うのですが、新自由主義的経済理論の破たんが、改めて証明されたのだろうという気がするんですね。

 

・(日下)つまり、グローバリズムより、ローカリズムです。ローカル文化対ローカル文化の勝負で和風がどんどん勝っていることを取り上げられない数量経済学とか、効率化追求とかの考えが退場!になります。

 

・こういう問題を考えるのに、日本人はもっともっと実際の外国を知る必要があるし、外国も自らを知るために日本を鏡として考える必要がある。

 今は産業革命以降、約3百年か4百年を過ぎて、さらに新しい時代がやってくる予感が外国にも日本にもある。

 日本がもしかしたら新しい風を吹かせているのかも知れない。強い女性。発言する日本、頭が良い日本、美しい芸術の日本、立ち上がる日本。日本はグローバリズムに勝ち、合理主義に勝ち、個人主義を超える何かを世界に提示中である。

 

 

 

 

『こうして、2016年、「日本の時代」が本格的に始まった!』

日下公人  WAC   2016/2/24

 

 

 

<「日本の時代」の始まり>

<世界の国がすべて崩壊し始めた>

・2016年に入って、世界が崩壊し、日本の時代が始まったことを象徴する出来事が次々と起こっている。中国経済の崩壊、サウジアラビアとイランの衝突、北朝鮮が「水爆」と称する核実験など、世界の崩壊が現実のものとなって表れてきた。世界各地で問題が噴出し始め、世界はますますひどい状態になっている。それを解決できる国も存在しない。

 

・アメリカもヨーロッパもロシアも、もはや力がない。つまり、これまで世界を支配してきた「白人」の指導力の衰えが明確になっているということだ。

 では、中国はどうかというと、経済指標はごまかしだらけで、国内では事故が頻繁に起こり、破綻状態である。国内の不満を逸らすため、海洋進出を図っているが、人工島建設などで世界から警戒され、嫌われている。

 言うまでもないが、世界一安定した実力を持った国が日本である。世界が沈んでいくなかで、日本の実力が突出してきた。

 

<アメリカにもヨーロッパにも、もう力がない>

・しかし、規模の利益しか見ていないところに彼らの失敗があった。「規模が大きくなれば大丈夫だ」と思って、安心してますます働かなくなる国が出てきた。EU域内で、国民が一所懸命に働いている国はドイツくらいである。あとの国はぶら下がり集団になってしまった。

 特に、債務危機が起こった国々は、もともとぶら下がり精神からくっついただけである。

 

<埋蔵金があるからヨーロッパ人は働く気がない>

・ヨーロッパが深刻な経済危機を迎えながらも辛うじて保たれているのは、各国が埋蔵金を持っているためだ。何百年もの間、植民地から搾取を続けてきた埋蔵金が眠っている。

 

<多くの日本人がいよいよ目を覚ました>

・「日本の実力」というと、政府の力を思い浮かべる人もいるかもしれないが、日本の実力は、政府ではなく民間にある。

 私はずっとビジネス界にいたからよく知っているが、戦後に鉄鋼、電力、石炭、海運が回復したのは、通産省が主導した奇跡の回復などではない。すべて国民が働き、復興させてきたものだ。通産省はその果実を貢がせて、勝手に自分たちの手柄としただけである。

 

・通産省や農林省の役人たちは、自分たちに都合よく『通産白書』『農林白書』を書いてきた。『建設白書』も同じである。それをマスコミが鵜呑みにしたから、役所の主導で日本が復活したかのように誤解されているだけだ。

 

<「日本の時代」には、たかりに気をつけないといけない>

・世界があまりにもひどい状態のため、日本の素晴らしさが際立ってきたが、それに満足して喜んでいるだけでは駄目である。

 日本の調子がよいため、よその国からたかられ、ゆすられる可能性が大きくなった。それに対してきちんと備えをしておかなければいけない。

 

・我々日本人が知っておかなければならいことは、「世界はみんな腹黒い」ということである。欧米がつくり出した戦後史観のなかでは、「欧米諸国は先進的な素晴らしい国」ということになっているが、世界史を冷静に振り返ってみれば、彼らがいかに腹黒いかがよく分かる。

 しかし、彼らは腹黒いのが当たり前だと思っている。日本とは常識が違っている。もちろん、自分たちが腹黒いという認識はない。

 外交だけでなく、ビジネスにおいても、日本と外国では常識が違っていることが多い。日本は以心伝心が成立する国なので、自分でも自分が分からない。いかに善人かの自覚がない。言語、文書、契約などで念を押す習慣がないため、日本人は騙されて損をすることだらけである。

 

・日本が世界の中心になればなるほど、世界中の腹黒い国が嫌がらせをしてくる。「日本の時代」を迎えるにあたって、「世界は腹黒い」ということを強く認識しておかないといけない。

 腹黒い国がどんな腹黒いことをするかを、日本人はもうよく分かったと思っているようだが、まだまだ足りない。それから、どんな国が狙われるかは常識で分かる。その例をいくつか挙げてみよう。

 

① グローバリズムを真に受けてドアを開けてしまった国

② 国内相互もそうなった国

③ 生活も産業もすっかり高度化して、世界市場と世界の情報網に連結してしまった国。

④ 外国からのサイバー攻撃や細菌攻撃や情報攻撃や条約攻撃に弱い国。

⑤ 用心不足でテロや工作にも弱い国。

⑥ しかも余裕資金と善意に溢れている国。

と書き上げていけば、日本が一番弱い国だと分かるではないか。

 

<日本が目覚め、アメリカ、中国が報いを受ける>

・瀬島は喜んで教えてくれた。

「あの当時は、ドイツが勝つと信じていた」

しかし11月の末に、モスクワの前面50キロのところでドイツ軍はストップした。攻撃再開は来週かもしれない。冬だから春まで待っての攻撃再開かもしれない。だが、いずれは攻撃を再開し、ドイツが勝利する。それに乗り遅れてはいけないので早く参戦しなければいけない、という雰囲気だったそうだ。

 

・その話を聞いたときに、これはウソではないだろうと思った。「勝ち馬に乗れ」ということで、開戦が決まったのだ。

大本営はドイツが勝つと信じていたから、3月の攻撃再開が駄目でも、4月か5月にはドイツが勝つだろうと見ていた。

大使館などを通じて、ドイツの攻撃はこれでストップだという電報は入っていたはずだが、それは重視しなかった。大本営の判断ミスと言っていいだろう。

 

<どうしたら、あの戦争に勝てたのか?>

・当時は、原爆投下で一般庶民が大量に殺されても「残虐だ」という意見は軍部ではほとんど出ていなかった。というのは、日本も原爆の研究をしていたからだ。「残虐非道だ」」という意見よりも「開発競争に負けてしまった」という声のほうが多かった。もし日本が先に開発に成功していたら、日本が先に使っていたはずである。

 その点では、日本も強く言える立場ではなかったが、もちろん当時の国際法の常識では一般市民を殺してはいけないことになっていたので、東京大空襲や原爆投下は犯罪である。

 

<主権を奪うTPPは即座に撤回してやめるべき>

・アメリカが主導しているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は、とんでもないインチキだ。安倍総理はアメリカとの正面衝突を避けたいから要領よくやっているのだと思うが、TPPはアメリカによる主権の強盗のようなものだ。

 

・関税は一括で決めるのではなく、国家の主権を大事にして一つひとつ交渉していくべきである。アメリカ人が「一括引き下げせよ」というのは、人を馬鹿にしているとしか言いようがない。彼らは他国から主権を奪い取る強盗のようなものだ。

 ところが、日本の外務省の人や秀才たちは、いまだに全部まとめて一括でやることはいいことだと思っているのである。

 

<「グローバリズム」を理解するにはユダヤ人の歴史を知る>

<ユダヤ人が金に執着するのは仕方のない面がある>

・ユダヤ人たちは、ローマ軍に包囲されて、最後の砦と言われるマサダの丘の上に籠ったが皆殺しにされた。そのとき、マサダに籠もらなかったユダヤ人もいたが、その人たちにローマは人頭税をかけた。それが降伏を許した条件である。デナリという特別の通貨を発行して、定期間ごとに1デナリを持ってこないと死刑にするとした。人頭税は過酷なものだが、かなり効き目がある。

 

・人頭税をかけられたユダヤ人は、定期間ごとに1デナリを持っていかないと殺されてしまうから金にうるさくなった。ユダヤ人が拝金主義になったのは、ローマ人が悪いのであってユダヤ人が悪いわけではない、と私は思っている。

 

 こうしたユダヤ人の歴史のあらすじを知っておくと、「グローバリズム」について理解しやすくなる。ユダヤ人にとって、金は自分たちの命を守るために非常に大事なものなのである。

 その後、ユダヤ人たちは金を儲けて、国際金融資本というものをつくった。金というのは動かしたほうが儲かる。戦争であろうが何であろうが、金が動けば儲けが出る。金が自由に動けるようにするには国境なんかないほうがいい。それが、ユダヤ系の国際金融資本にとって一番有利な環境だ。そういう環境をつくるために出てきた言葉が「グローバリズム」である。

 要するに、「グローバリズム」というのは、ユダヤ的な一神教の考え方だ。金融の邪魔になる国家の壁をなくそうとするものだから、国家を大切にする「ナショナリズム」とは対立する。

 

<グローバリズムの本当の目的が隠されてしまっている>

・欧米の国際金融資本が推進している「グローバリズム」というのは、一言で言えば「国境」をなくして「国家」をなくそうとするもので、それが彼らの金儲けには一番都合がいい。

 

・グローバリズムと国内改革も、利害が一致している面がたくさんある。グローバリズムの本来の目的は、「国境をなくそうとすること」である。TPPの目的も、関税自主権という「国家の主権を奪うこと」である。それが隠されて、どんどん国内に入ってきてしまっている。

 

<日米関係を楽観視しないほうがいい>

・黒人の地位が急に向上したが、それは有色人種でもやればやれるという日本の成功に目覚めた運動だった。そして公民権法ができ、そのあとには黒人の大統領が出現した。

 日本の実績は、外国人がもっている有色人種を下に見る考えを次々に打ち破った。

 

<なぜ、日本はこれほど素晴らしいのか>

・戦後の日本がアメリカ化したのは占領政策もあるが、アメリカから楽しいものがたくさん入ってきたことも大きい。それを日本人はうまく取り入れて、大衆の力で戦後の日本を発展させた。

 

<アメリカは「大衆文化」の発明で金持ち国になった>

・アメリカがこれだけ強く大きくなって世界中から受け入れられたのは、遊ぶ楽しさを世界に伝えたからだ。ハリウッド映画、音楽、ジーンズ、オートバイ、スポーツなどたくさんある。名前を付けるとすれば「大衆文化社会」である。「大衆文化社会」はアメリカの最大の発明品だ。

 アメリカは金持ちの国だから大衆文化社会をつくり出せたのではなく、大衆文化社会をつくったから金持ちになった。

 プロスポーツというのも、アメリカの発明品だ。スポーツのプロ化、つまりショービジネス化だ。もともとスポーツの分野には、世界中のどこにもショービジネス的なものはなかった。アメリカはショービジネスとして、みんなを楽しませるスポーツに変えた。

 アメリカはヨーロッパの貧しい人たちが移民してつくった国だから、下級労働者しかいなかった。彼らは頑張れば中流になれると信じて働いた。

 

・スポーツ選手を目指した人間も多く、野球界などに入った。アメリカ人は野球をプロ化して、「観たければお金を払って下さい」とした。こうしてお金を払ってスポーツを観る文化ができ、選手たちはお金を稼ぐことができた。アメリカが発達したのは、何でもプロ化したからだ。

 野球の場合は、都市対抗という形が創造された。アメリカには野球の球団が多い。小さな町にまで野球のチームが浸透している。彼らは都市対抗の意識で戦っているから、ものすごく盛り上がる。

 スポーツのプロ化によって、庶民がお金を払ってスポーツ観戦を楽しむようになり、それが世界中に伝わった。アメリカの大衆文化社会は、世界に冠たる発明品だった。

 

・アメリカの大衆文化社会はスポーツだけでなく、自動車にも及んだ。産業革命後の技術進歩を取り入れて、フォードが画一的大量生産を導入し、庶民が自動車を買えるようにしていった。

 

<古代から「文化」を売る国が繁栄してきた>

・20世紀はアメリカの大衆文化が世界に広がり、アメリカが強大な国となった。世界史を振り返ってみると、常に「文化を売る国」が繁栄してきた。

 ヨーロッパの文化はギリシャで発祥し、ギリシャはローマに文化を売りつけた。ローマは全ヨーロッパに文化を売りつけた。ヨーロッパはイギリスに売り、イギリスはアメリカに売った。アメリカは日本にずいぶん売りつけた。次は、日本が文化を世界に売る時代だ。

 

・文化の影響力がいかに大きいかは、フランスの政策を見ても分かる。

 フランスは、文化については国粋主義の方針を採っている。テレビでは日本製のアニメをそのまま放送してはいけない。あたかもフランス製に見えるようにしなければいけない。主人公の名前も日本風の名前でなく、フランス風の名前に変えられたりしている。

 

 フランスの子供たちは、日本のアニメとは知らずにフランスのアニメだと思い込む。そういうふうにさせている。

 フランスでは放送時間も、外国製の番組が一定時間を超えてはいけないといった規制をしている。

 これだけフランスが警戒しているのは、文化の影響が非常に大きいからだ。文化を売る国が世界の中心となる国である。

 日本の文化はヨーロッパ、アメリカだけではなく、アジア諸国でも非常に人気がある。反日の中国でも、若い人たちは日本の文化が大好きだ。コピー商品、まがい物も多いが、それだけ日本文化の需要が大きいということだ。「日本的なもの」を世界が求めている。

 

<「育ち」のいい日本人だから高級品をつくれる>

・これからの日本は、高級品だけをつくり続けていれば儲けは大きい。安いものを大量生産しても利益は出ないから、大量生産する必要はない。トヨタ自動車はレクサスを中心にすればいいと思う。軽自動車をインドで売るのはかまわない。軽自動車というのは、インドでは高級車だからだ。

 

<日本人がつくると、どんなものも「文化的」になる>

・アメリカ人は「清潔」を金儲けとして考えたが、育ちのいい日本人は「清潔」を文化として製品のなかに入れた。

「清潔」「衛生」に限らず、「いい匂い」とか「うまい」とか、そういった繊細で文化的なものは日本人にしかつくれない。それを世界の人が求めている。柄の悪い外国人たちも、文化的な日本の製品を知ると、そのよさに惹かれてしまう。これが日本の最大の強みだ。

 

<子供たちから始まっている世界の「日本化」>

<「普通の国民」がみんな賢いのが日本>

・日本国民は世界で一番賢い。近代の欧米の大学の先生をすべて合わせたくらい、日本の普通の人はみんな賢い。それは、子供の頃から日本語で育ち、そのなかに情緒や思いやりの心が含まれているからだ。普通に生活しているだけで賢くなり、創造性が高くなる。

 これからは、日本人が何も発言しなくても、向こうが日本人のことを勉強する時代になる。

 

 


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