本日付東京新聞朝刊に掲載された『本音のコラム』の記事。
山口二郎法大教授が、東京MXテレビの「ニュース女子」を引き合いに出して、「ポスト真実」を語っている。その中で、「20日の特報欄でこの問題を詳しく検証したことには拍手を送りたい」としている。しかし一方(恐らくもっと肝要なのは)、当該番組の司会を東京・中日新聞の論説副主幹が努めていて、番組内で「デマや中傷を止めようとはしなかった」そうで、これに対して「ジャーナリズムの職業倫理にもとるのではないか」と論評している。
東京新聞は日をまたいで編集を凝らした紙面も提供するのかと、またうっかり膝を打ってしまった。
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