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無線LAN無断使用

2017年05月12日 | 時事
無線LAN無断使用「違法です」 無罪判決で総務省見解
いわゆる公衆無線LANではなく、個人宅で契約している無線LANですね。

この裁判、タダノリ自体は無罪という判断だったので脚光を浴びたわけですが、「パスワードを解析して侵入」し「個人情報を盗み取って不正送金」した罪の後者の方はしっかり有罪判決が出ています。いくつか罪を重ねた場合、総合的に判断して軽い罪の方は問わないということもあり得るようなので、今回のもそんな感じだったのではないでしょうか。例えば家に強盗に入ったとき、窓ガラスを割った(器物破損)とか住居侵入とかまでイチイチ問わないように、既に8年の罪が確定しているのにさらに1年増やすとか罰金を科すまではないだろうという、極めて日本的な温情判断が下されただけだったのではないかと思います。

ただし、裁判はやはり判例が全てなので、地裁の判断とはいえ初めてタダノリが無罪と判断されたことは今後非常に大きな影響を及ぼしそうですね。家で無線LANを使う時に最初にパスワードを入力しますが、それが古い暗号タイプの場合、一般的に出回っているツールを使って簡単に解析できてしまうそうです。新しいものを使っていれば問題ないのですが、この先「古いのを使っている方が悪い」ということになっては困りますね。例えばパスワードを解析して侵入し、個人情報を盗み見たり悪用・流出・不正な送金や買い物等を行えば別ですが、公衆無線LANのように適当にネットサーフィンだけするというような場合だと、契約主にとっては家族が1人ネットをしているようなものなので何の実害もないわけですし、ともすれば「タダノリ」に気づきもしないでしょう。しかし、タダノリしている人は現に契約料を払わずにネットをしているわけです。やはり何らかの法律に引っかかるようにしておかないといけない気がしますね。

公衆無線LANも道の駅や公共施設、チェーン店などで増えてきましたが、制限なく自由に使えるという状況ではありませんし、まだまだ各家庭のネット使用は有料というのが一般的です。正直者が馬鹿を見る世の中ではいけませんな。
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