モスクワ・フィルハーモニー交響楽団演奏会
指揮=ユーリ・シモノフ、
ピアノ=フジコ・ヘミング
11月10日(金) 午後7時開演
りゅーとぴあ・コンサートホール
シューベルト「ロザムンデ」序曲
ショパン・ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー「眠れる森の美女」
コンサートのお目当ては、フジコヘミングではありません。
ユーリシモノフの指揮ぶりが見たかったのです。
独特のかっこいいキメのポーズが好きです。N響の指揮でも好演でした。
チャイコフスキーなどロシアものを振らせれば、最高にいい音が鳴り響きます。
後半の「眠れる森の美女」が、劇的な演奏でよかったです。
フジコヘミングのピアノは、怖いもの見たさの興味本位でしたが、ショパンの協奏曲では、フジコヘミングは、常に大胆で力強い演奏で、繊細なデリケートなショパンではなく、あまり楽しめなかった。
リストや、チャイコフスキーの豪快な演奏のほうが合っているのではないでしょうか?
それにしても、着物姿で登場し、ソデをまくって演奏する格好は、見た目からインパクトがあります。
第一部の最後には、アンコールが3曲。
ショパンの練習曲から2曲とリスト「ラ・カンパネラ」・・・これはすばらしい名演でした。
第一部で、アンコールを3曲も演奏しては、後半のチャイコフスキーの、時間が遅れるよ。やはり・・・終演は九時半でした。
後半の「眠れる森の美女」でのフルート・ソロ・・・うっとりの演奏で美しかったです。