河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。
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2317- アゲイン!、アダムズ、シェヘラザード.2、ジョセフォウィッツ、アラン・ギルバート、都響、2017.4.18

2017-04-18 22:54:57 | コンサート

2017年4月18日(火) 7:00pm コンサートホール、オペラシティ

ラヴェル マ・メール・ロワ  27′

Int

ジョン・アダムズ シェヘラザード.2 (日本初演)  15′14′10+9′
 ヴァイオリン、リーラ・ジョセフォウィッツ

アラン・ギルバート 指揮 東京都交響楽団


前日に続き本日も。

プログラム冊子を読んでいるとこんな文が出てきます。
「もしも、私の音楽の中に過去の作品の痕跡が感じられるとしたら、それは私自身が自分を一度も前衛と感じたことがないからでしょう。過去から学び、吸収したあらゆる要素を、作曲に注ぎ込むのが私の創作姿勢です。過去は振り返らないという態度から、強烈な創作欲を得たことはありません。(中略)しかしながら、音楽に現れてくるのは“マーラー”そのものではなく、“マーラー”を個人的に体験した“ジョン・アダムズ”なのです」

みんなが聴いているように聴いている、ということかなと思いますね。
音の流れとしてはミニマル三羽烏のうち、聴いている感触としてはグラスとアトモスフィアが似ている感がある。今回の作品は馬力のあるものでしたけれども、グラスともどもこれまで大作を多く書いてきたあとの、今の力の抜け具合が本当にいい。これまでの積み重ねを自由に駆使している。ショスタコーヴィッチで言ったら15番の世界観に似てなくもない。

第2楽章頭の騒ぎのあとの静けさは、終楽章の飛翔と同じモード、締まった弦が素晴らしい。また3楽章を頂点とするブラスセクションのごく短い咆哮の快感、全くもってよくあっている。
昨日にもまして素晴らしくさえわたる都響現音サウンド、締まった低音からキンキン一歩手前の鋭利な弦、ブラスまでホールに響き渡る。柔らかさは必要ないと言わんばかり。ソロヴァイオリンとの掛け合い、リーラさんの腕がさえわたる。
ギルバートの棒がスクリューの様に胸のあたりのレベルで動き回る。あの動きからこのような素晴らしいサウンドが醸しだされる。アダムズのひらめきの音楽、今日も堪能しました。

マイクがぶらさがり収録されていたようなので、ぜひとも商用化してほしい。するなら、前プロのラヴェルも一緒に。マ・メール・ロワが本当に美しい音楽、演奏。これも入れないとね。

ラヴェルはピアニシモからメゾフォルテあたりを隈なく動く。この美ニュアンス。鮮やかにちりばめられた見事な色彩。呼吸も素晴らしく生きている。ベースとチェロが6本ずつ、バランスはほぼ並行進行。サウンドが忍び寄るこの肌ざわり。ホルンは本来のほぼウィンド状態でマーベラスな混じり具合。いい響き。全てが言葉に出来ない美しさ。
前日の上野での硬質なオケ響きが、今日のこのホールでは硬さも少しほぐされ、むしろ解像度が上がったような気がする。収録するならこっちのホールですね。

素晴らしい両作品、充実した最高の演奏。満足です。
二日間にわたりありがとうございました。
おわり



 

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