河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2346- フランク、プーランク、サン=サーンス、カサドシュ、新日フィル、2017.5.19

2017-05-19 22:22:49 | コンサート

2017年5月19日(金) 2:00pm すみだトリフォニーホール

フランク 呪われた狩人  14′

プーランク 2台のピアノのための協奏曲ニ短調  8-5-6′
 ピアノ、ギュヘル&ジェヘル・ペキネル
(encore)
ルトスワフスキ パガニーニの主題による変奏曲 4′

Int

サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調 11+8、7+9′
 オルガン、長井浩美
(encore)
ビゼー アルルの女第2組曲より ファランドール  2′

ジャン=クロード・カサドシュ 指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団


この著名な指揮者が初来日なのかどうなのかプログラム冊子には書かれていない。1935年生まれだから81か82、高齢ですけれども身体は細身で軽そう。若いときにはスピノジのような振りだったのではないかと推測。
ロベルト・カサドシュの甥ということですから、みなさん音楽一家親戚という感じですかね。ロベルトさんは昔CBS系の音源でそこそこ聴いていました。

いくらいい指揮者でもこうやって日本にやってきて振ってくれないことにはわからない。フランスもの3作品のラインナップ。洒落た演奏で大いに楽しませてくれました。
プレイヤーの方々、女性陣、おめかししているように見えます。気のせいかな。

フランクは曲のタイトルも中身も物々しいもの。低音から高音まで押しなべて低くうごめく。鳴りは素晴らしく良い。オーケストラの柔らかい歌い口がいいですね。上岡さんが音楽監督になってから何か目覚めたような気がするオーケストラ。指揮者が違ってもそのへん意識改革の効果が表れているような気がする。いい指揮者が振ると本当にいい演奏になる。いいことですね。フランク堪能。

2曲目のプーランク。この作品は児玉姉妹のピアノデュオで聴いたことがあります。
1403- 濃かった群響。井上道義、児玉麻里、児玉桃、群響2012.10.27

今日はペキネル姉妹のプレイで。
二人とも歌いながら弾いている。浅いタッチでクルンクルンとまるまるような弾きで心地よい。このタッチ、2楽章のことです。この楽章は作品自体ほぼモーツァルト状態ですね。

第1楽章は頭の衝撃から音楽の表情が目まぐるしく変わる。割とドラマチックで激しい。二人分のピアノ、結構な迫力です。伴奏はウィットに富んでいて余裕が感じられる。指揮者効果がよくわかる演奏。さすがという感じ。カサドシュは両足が縦に弾んだりして軽そう。とてもこの年齢には見えない。
終楽章もガラス張りのような響きを楽しむことが出来る。明るく流れる演奏はビューティフル。
アンコールのパガニーニ変奏曲、これも軽い感じはありますが、単独のピアノとは違った力強さがあって、楽器ピアノを越えるような迫力と色模様でした。お見事でした。

休憩後のサン=サーンス。
自席から指揮者とオーケストラを斜めに見上げ、さらにその上にドレスアップした長井さんが弾くオルガンがそびえ立つ。なかなかの壮観。ドレスも艶やか。
演奏のほうはこれと同じく見事で鮮やかなもの。美しきアトモスフィア、なんとも言えない香りが漂う。素晴らしい空気感。マーヴェラス。
ディテールに耽溺しないカサドシュ、さりげなく進む中に細やかな変化が何度も何度も膨らみを繰り返す。フレーズの去り際がけれんみの無いものでサッと、サッと。
自席の少し前に座ったペキネル姉妹が二人並んで静かに聴いている。
素敵な演奏、聴衆だけでなく、演奏したオーケストラのメンバーたちも大満足のよう。
新日フィルのサウンドは一段と柔らかさを増し、空気とよくブレンドする。
いい演奏会でした。
おわり



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