河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2364- ベトソナ、30,31,32、松本和将、2017.6.16

2017-06-16 23:36:00 | リサイタル

2017年6月16日(金) 7:00pm カワイ表参道コンサートサロン パウゼ

オール・ベートーヴェン・ピアノソナタ・プログラム

第30番ホ長調op.109    3+3-16′
第31番変イ長調op.110   6-2+10′
Int
第32番ハ短調op.111    8+17′

ピアノ、松本和将


松本さんを聴くのは昨年2017年7月のベトソナ以来。
本日の公演はベトソナ全2年半企画の第8回最終回。

自分の感覚では30番と31番の間には少し距離があると思う。31番終楽章2回目の嘆きの歌のあと音楽は極限状態までいく。もはやこれ以上圧縮は不可能だろうというところまでいきつき、一気に解放してエンド。人間技とは思えない作品。どうやったらこのような作品を作ることが出来るのか。アンビリーバブルな曲。

プログラム前半の30,31の演奏は少し乾いている感じ。音を一つずつ作っていくような弾きで流れがでてこない。活力がいまひとつ。滑り具合が滑らかでなくてちょっと継ぎ目のようなものが出てしまう。ベトソナの素晴らしさが十分には伝わってこないところがあった。31番のフィニッシュはベートーヴェンの極限技を聴きたかった。

プログラム後半に置かれた32番。これは冒頭から明白にお得意の作品という感じの演奏。
ダイナミックな序奏、そして圧倒的な主題。
2楽章変奏曲は変奏の切り替えが自然で美しい。ここでは一つずつ音をかみしめながら作品を構築していく、それにふさわしい作品。きれいに鳴っている。流れよりも響きの妙が際立っている。手を鍵盤の上に置けば出る音、それが欲しかったのだとベートーヴェンが言っている。最高峰の作品。何度聴いても素晴らしい、ひらめきの作品。


この日は、アンコールは無くて松本さんのベトソナ企画最終回という事もあって締めのご挨拶と今後の企画の説明などを5分ほど。
声はあまり大きくないですが、細めの声で非常によくとおる声でびっくり。
いいリサイタルでした。
おわり

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