河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2294- ストラヴィンスキー、兵士の物語、2017.3.18

2017-03-18 23:19:06 | オペラ

2017年3月18日(土) 3:00-4:30pm 小ホール、東京文化会館

東京文化会館 舞台芸術創造事業プレゼンツ
シャルル・フェルディナン・ラミューズ 原作
ストラヴィンスキー 作曲
黒木岩寿 ディレクション
兵士の物語 74′

キャスト
語り手、安東伸元
兵士、 パントマイム、KAMIYAMA       声(日本語)、井上放雲
悪魔、 パフォーム、ウヴェ・ワルター  声(日本語)、同左

プレイヤー
ヴァイオリン、荒井英治
ベース、黒木岩寿
クラリネット、生方正好
バスーン、吉田将
トランペット、長谷川智之
トロンボーン、倉田寛
パーカッション、高野和彦

(duration)
第1部 36′
+      連続演奏
第2部 38′


幾分、場末の趣きを漂わせつつ練られた内容であったが、これが何かと言われれば、よくわからない。コラボ系コントラストの妙味はあるものの、アンバランスでミスマッチな空気感が違和感を多少醸し出す。

上野の小ホール、客席から見て右側にインストゥルメント7人衆。荒井さんのヴァイオリンよりもベースの黒木さんのほうが聴衆寄りにセットアップされているように見えるのは、兼演出を担当した黒木さんから舞台がよく見えるような配慮からなのだろう。音はモロにくる。
左側に能楽師お二方が並んでいる。語り手と兵士の声が隣同士。
舞台中央のスペースで悪魔と兵士の動き。二人のアクターが出入りする奥のところには緞帳風な幕がカーテンのように横に動く。小道具はヴァイオリン、本、酒瓶、テーブルに椅子二つ。


悪魔はドイツ出身のウーヴェさん、関西弁風味で達者な日本語です。ですが、
外国人アクターが悪魔演技と日本語をしゃべりつつ、かたや、日本人アクターは演技、日本語セリフは別人。この時点でコントラスト効きすぎ。逆の設定ならわからなくもない。
さらに、この声、外国人による関西弁モードと日本人狂言方能楽師の声。ミスマッチなのかはたまたコントラストの妙なのか。
それと、語りと兵士が隣り合わせというのも、双方狂言方能楽師設定なのでわからなくもないが、視覚的な違和感が漫然と漂う。

インパクトはある。作品の内容がそれに耐えるものなのか、吸収できるほどのものなのか。場末といったのはそこらあたりの事ですね。
個々のプレイは素晴らしく磨かれたもので芸風はとくと拝見させてもらいました。
インストゥルメント7人衆は荒井さんが舞台の呼吸をよくくみ取っていて、またアンサンブルの主導具合も手慣れたものでみなさんクリスタルのような響きの演奏。最初ちょっと声よりデカすぎるサウンドにどうかと思いましたが、進むにつれそのような被りの箇所は多くないということがわかってきたので双方じっくりと観聴き出来ました。終盤ヴァイオリンソロが長く続きますが荒井さんの音の光り具合がまことにお見事でした。

和洋のインパクトで思い出したのがサントリーのサマーフェスで行われたシュトックハウゼンの暦年、このときは雅楽版、洋楽版を二日に分けて行うという画期的なものでした。インパクト以上のものでしたね。
1675- シュトックハウゼン、歴年、一柳慧、時の佇まい、2014.8.28
1676- シュトックハウゼン、歴年、三輪眞弘、59049年カウンター、2014.8.30

おわり

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