河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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670-超マーラー復活 レナード・バーンスタインNYP 1984.1.17

2008-09-09 00:10:00 | 音楽

Averyfisherhalls

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1983-1984シーズンの聴いたコンサート、観たオペラのことを書いてます。

このシーズンのニューヨーク・フィルハーモニック定期ですが、まだ、ザンデルリンクがマーラーの10番を振っている最中なのに、バースタインの復活が間に挟まってきた。

この復活はあまりの凄さに忘れられない演奏のひとつ。

それでどんな感じだったの?

1984117()7:30pm

エイヴリー・フィッシャー・ホール

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10,338回公演

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マーラー/交響曲第2番 復活

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レナード・バーンスタイン指揮

ニューヨーク・フィルハーモニック

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バーバラ・ヘンドリックス、ソプラノ

ジェシー・ノーマン、ソプラノ

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聖パトリック・カテドラル合唱

ニュー・アムステルダム・シンガーズ

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WQXR-FM 1984.5.13 3:05pm放送予定

1時間35分の瞬間。まさしくそれは瞬間だった。

このようなとてつもない演奏を聴けるなんて、幸せ以上過ぎる。

バーンスタインを得て、まるで水をえた魚、大空をえた鳥の如く、そのニューヨーク・フィルハーモニックの団員の奔放なこと。これがアメリカの自由だ!!

バーンスタインは年をとって身振りが小さくなった、などというのは嘘である。NYPとともにそしてマンハッタンの聴衆を背負って、面白いように飛び跳ねる。肩をいからせ独特の手振りで音楽を作っていった。そして、その音楽のなんと巨大であったことか!!!!!!!!!!!!

これはバーンスタインが今ようやく達した超・超絶的なロマンティックそのものである。というよりももうロマンティックという言葉の範疇にははいらない、全く完璧に緩急自在な演奏であった。変幻自在、どこで何にぶつかるか全く分からない、極めてエキサイティングな演奏であったといえる。

今までこのようなマーラーを聴いたことがない。

だいたいにおいてこの曲は普通1時間40分近くもかかる曲だったのかしら?

この曲のイメージはいわゆる80分シンフォニーであるのだが、それにしてもバーンスタインが指揮したこの長さ。全く弛緩することなく、最初から最後まで圧倒的な緊張感をもっていた。

1楽章第2主題を聴いたとき、バーンスタインのちょっと出たおなかを見たときよりもドキッとした。ロマン主義音楽のまっただかなかに、まるで羊水にでも浸かったようになってしまった。バーンスタインはよく知っていると思う。マーラーだから許される表現であることを。

ここを聴いたとき、なにか遠い過去に引き戻されるというよりも、新しいなにかロマンティックなものがこれから始まる、この音楽に何かを感じとっていた。

弦などもろにポルタメントに近いが、自由自在、バーンスタインがNYPを歌わせた。細部は克明にしてかつ鮮明、不協和音も全く調和がとれ()、四分音符と三連符の重なり具合もまるでレントゲンでもみるようにはっきりしている。なによりも、バーンスタインとNYP、お互いのそれぞれの理解、余裕からくる音楽の広がりと奥行きの深さ。

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