碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで、書評を書いた本」 2013.03.31

2013年03月31日 | 書評した本たち

衝撃的な2冊に遭遇しました。

その衝撃の種類は、かなり違いますが。

いとうせいこう 『想像ラジオ』 河出書房新社

これはですねえ、2年前の3月11日に・・・

いや、説明なしで、まず読んでみて欲しい、と思うような小説です。


それから、立花 隆 『立花隆の書棚』 中央公論新社

こちらは、厚さと重さと、中身の「書棚」に圧倒されます。





本好きには、たまらない一冊。



今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。

なんだか、今週は、たくさんでした。ふい~。


真保裕一 『ローカル線で行こう!』 講談社

大谷昭宏 『事件記者という生き方』 平凡社

藤田宜永 『孤独の絆』 文藝春秋

北海道新聞社:編 『聞き書き 倉本聰ドラマ人生』 北海道新聞社

曽野綾子 『不幸は人生の財産』 小学館

中村好文 『建築家のすまいぶり』エクスナレッジ

一橋文哉 『マネーの闇』 角川oneテーマ新書

* 上記の本の書評は、
  発売中の『週刊新潮』(4月4日号)
  読書欄に掲載されています。


日本経済新聞に、BSジャパンの全面広告

2013年03月30日 | テレビ・ラジオ・メディア



(日本経済新聞 2013.03.29)

週刊新潮で、WOWOWドラマ「ソドムの林檎」についてコメント

2013年03月30日 | メディアでのコメント・論評

最近、WOWOWのオリジナルドラマが絶好調だ。

放送中の「ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち」が、これまた凄い。

主演は寺島しのぶ

その怒涛の寄りというか、重戦車のような迫力は、余人をもって代え難しだ。




「寺島しのぶ」だから凄みが出る
不細工な「結婚詐欺」

ドラマ改編期の間隙を突くように満を持して登場したのは、かの寺島しのぶ(40)だ。

昨年9月の出産以来初の主演ドラマで、有料放送WOWOWプライムの「ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち」(土曜夜10時、全4回)。

3月23日放送の初回は無料で、以降は有料会員のみ視聴可能。初回の放送直後に会員加入を促すCMもあったが、「反響は上々」(WOWOW広報)とか。

それもそのはず、監督と脚本は寺島の出世映画「ヴァイブレータ」(03年)を手がけた廣木隆一と荒井晴彦コンビ。かつ内容は、4年前の連続不審死事件に着想を得た。

あの“誰も美人結婚詐欺師と書けなかった”強烈な外見にして、男性を次々手玉に取っていたことで世に衝撃を与えた、木嶋佳苗被告(38)の事件である。

ドラマでは、少女時代にその美しさで苦悩し、敢えて醜く整形した結婚詐欺女・宮村恵と、その心の闇を追う整形美女の編集者(木村文乃)らを描く。

この不細工な詐欺女役を<引き受ける女優はそうはいない><私は自分をブスだと思っているから><監督は私の不細工な顔を一杯知っている>と臨んだのが、寺島だ。

「特殊メイクなどなく素顔のまま“醜い女性”を演じ切るその女優魂は怖いほど。観る者を惹き付ける吸引力は予想以上でした」とは、上智大学教授の碓井広義氏(メディア論)。

「男を騙そうと可愛い女の演技をする恵を演技する、という二重の演技や、婚活サイトで騙す相手を探す素の恵が、無表情でも頭では狡猾に計算しているということを、PCを見つめる目で表現する。完全に詐欺女が憑依していた」


ハマると、タダじゃ済まないんです。

(週刊新潮 2013.04.04号)




日刊ゲンダイで、「田原総一朗 山口組討論会」についてコメント

2013年03月29日 | メディアでのコメント・論評

そうそう、アップするのを忘れていましたが、先日、日刊ゲンダイに掲載された、「田原総一朗さんと山口組の討論会」に関する記事で、コメントしていました。



山口組との討論会をドタキャン
78歳 田原総一朗 
もう朝まで寝ていれば?
<テレ朝に頭上がらない家庭事情>

ジャーナリストの田原総一朗氏(78)がスッタモンダの揚げ句、山口組総本部での討論会を“ドタキャン”した。今月27日に取材を兼ねて直参の組長80人とディスカッションするはずだったのに、言い出しっぺの田原氏側から延期を切り出したというのだ。

「山口組ナンバー2にあたる高山清司若頭と今年1月に高級中華料理店で“密会”し、和菓子の手土産までもらったことを今週発売の『週刊新潮』にスッパ抜かれてしまった。いくらジャーナリストとはいえ、暴力団から金品を受け取ったとなると、暴排条例によって『密接交際者』と認定されかねない。“これは危ない”と判断したのではないか」(マスコミ関係者)

テレビ朝日からのプレッシャーもあったようだ。今月29日には司会者を務める「朝まで生テレビ!」の放映がある。局側は番組が山口組の広報活動に利用されることを危惧し、「開催した場合は今後、お付き合いができなくなることもあり得る」と田原氏側に通告したという。

「テレ朝が田原さんに“絶縁”を示唆するなんて前代未聞です。『サンデープロジェクト』の司会者を長らく務めた田原さんは局の功労者。サンプロ終了時は、BS朝日に彼のために新討論番組を作ったほどです。田原さんの娘の敦子さんもテレ朝社員で『徹子の部屋』のプロデューサーを務めています。娘も世話になっているテレ朝の強硬な態度が彼を思いとどまらせた可能性があります」(前出のマスコミ関係者)

最近の田原氏はAKB48にハマったり、アングラ雑誌の表紙を飾ったり。一部から「迷走老人」と呼ばれている。今回のドタキャンも、いっそう迷走を深めている印象しか残らない。

「田原氏の魅力は、強烈なやじ馬精神に突き動かされ、取材対象の懐に飛び込んでいく突破力にありました。山口組総本部での討論会を企画したのも似た動機かもしれません。ところが今回の討論会が頓挫してしまったことで、腰砕けになったというか、ジャーナリストとしての衰えを感じてしまいます」(上智大教授の碓井広義氏=メディア論)

先月は食中毒で入院もした。そろそろ隠居して朝までグッスリお休みすべき時期かもしれない。

(日刊ゲンダイ 2013年3月21日)


この記事の後、田原さんと、久しぶりでお会いする機会があったのですが、「ゲンダイ、読んだよ」と笑っていらっしゃいました。

とにかく、またお元気になられたようで、よかったです。


【気まぐれ写真館】 夜桜

2013年03月28日 | 気まぐれ写真館

出演する「大竹まことの金曜オトナイト」に関する記事 ④

2013年03月28日 | テレビ・ラジオ・メディア


山口もえ 天然の次はぶっちゃけキャラ

「視聴率ばかり気にして面白くない番組って多いじゃないですか」

こう言い放ったのは、山口もえ(35)。24日開かれた新番組「大竹まことの金曜オトナイト」(BSジャパン、4月5日スタート)の記者会見でのことだ。

初回収録後、レギュラーメンバーの大竹まこと(63)と日刊ゲンダイ本紙で「TV見るべきものは!!」を執筆中の上智大・碓井広義教授と共に会見に姿を見せ、「万人受けはしないかもしれないけど、大竹さんの“毒”を聞きたい人はぜひー」と番組をPRした。

この日の山口はぶっちゃけトーク全開。大竹から元夫で実業家の尾関茂雄氏(38)の話題を振られると、「養育費、慰謝料はゼロなんです」。大竹が「え、そうなの!? 元旦那って青年実業家だろ?」と言うと、「肩書だけはねえ~」とニッコリ。

その後も「安倍首相はお友達です」と語るなど、「もえ節」はエスカレート。「この番組、視聴率は取れないかもしれないけど、面白いから大丈夫ー」と勝手に太鼓判を押していた。

「自分のご飯は自分で稼ぎます」とも話していたもえ。シングルマザーは、毒舌キャラに路線変更で芸能界を生き抜く!?

(日刊ゲンダイ 2013.03.25)


誰が「W浅野」を見たいのか

2013年03月28日 | テレビ・ラジオ・メディア

わからん。

本当に、わからん。

フジテレビが、25年前のドラマ「抱きしめたい!」の“復活スペシャル”を制作するそうだ。

ある年代以下は、「W浅野」って言われても、かなりの人が「何それ?」と思うだろう。

さらに、「浅野温子と浅野ゆう子」と教えても、「誰それ?」と返してくるのではないか。

想定する視聴者は、88年のオンエア当時に「抱きしめたい!」を見ていた人たちかもしれないが、25年が経過したW浅野、見たい? 

いや、私は結構です(笑)。

フジテレビは、W浅野を誰が見たがっていると考えているんだろう。

それって、どんな“後ろ向きの需要”なんだろう。

「アイアンシェフ」の撃沈というか自爆を経ても、局の幹部の皆さんは、「昔の夢よ、もう一度」パターンを変更する気がないってことですかね。

大丈夫か、フジテレビ。

この「抱きしめたい!」スペシャルがなまじ上手くいったら、次は22年ぶりの「101回目のプロポーズ」とか、「東京ラブストーリー」とかを繰り出してくるのかもしれない。

それにしても、W浅野。

何だかなあ(笑)。


W浅野、SPドラマで14年ぶりに復活!

1988年にフジ木10枠の連ドラで放送されるや平均視聴率18・5%を記録し、W浅野のファッションや言動が女性の間で話題沸騰。男性からは憧れの対象となった元祖トレンディードラマが99年以来、4度目のスペシャルで復活する。

タイトルは「抱きしめたい!Forever」(仮題、約2時間)。ゆう子扮する早川夏子の夫に、愛人と隠し子の存在が発覚するところから物語は始まる。怒った夏子は温子扮するバリバリのキャリアウーマンで独身のスタイリスト、池内麻子のもとに駆け込む。

ところが、麻子の新恋人は運悪く、夏子の夫の愛人が依頼した弁護士。このため、半世紀に及ぶ夏子と麻子の友情にヒビが…。オリジナルキャストは他に、夏子の夫役で岩城滉一(62)、麻子に憧れるメーキャップアーティストの役で本木雅弘(47)。本木は声の出演のみだが、テンポのいい展開で視聴者をくぎ付けにしそうだ。

(サンスポ 2013.03.26)

セリフの銃弾が飛び交った、フジテレビ「最高の離婚」

2013年03月27日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

日刊ゲンダイに連載している「TV見るべきものは!!」。

今週は、先日最終回を迎えたフジテレビ「最高の離婚」について書きました。


「最高の離婚」
「本音」のセリフが銃弾となって飛び交っていた

今期連ドラで最も視聴率を稼いだのはTBSの「とんび」だ。しかし、NHKの二番煎じをぬけぬけと出す臆面のなさと、ベタな家族愛の大売り出しに、やや辟易(へきえき)。初期段階で離脱した。

逆に「どうするんだ」「どうなるんだ」とつい最終回まで見続けてしまったのがフジテレビ「最高の離婚」だ。互いに不満や不安を抱えていた2組の夫婦、瑛太&尾野真千子、綾野剛&真木よう子の物語。大事件が起きるわけではない。しかも最終的には「雨降って地固まる」的な着地だったにも関わらず、見る側は大いに楽しんだ。

何より彼らのセリフの応酬が素晴らしい。瑛太が「結婚は、3Dです。3D。打算、妥協、惰性。そんなもんです」とボヤけば、尾野も「(男が子供だから)妻って結局、鬼嫁になるか、泣く嫁になるのかの二択しかないのよ」と憤る。

他にもこのドラマでは、夫や妻が互いに「言いたくても言えない」「言いたくても言わない」「できれば言わずに済ませたい」本音が、セリフの銃弾となって飛び交っていた。脚本は「それでも、生きてゆく」(フジ)の坂元裕二である。

どちらも、結婚せず恋人のままでいたほうがいいタイプのカップルだが、最後は「結婚も悪くないじゃん」と思わせるあたりは、旬の役者4人の相乗効果だ。続編があってもおかしくない。

(日刊ゲンダイ 2013.03.26)


卒業、おめでとう!

2013年03月27日 | 大学

昨日(26日)は、上智大学の卒業式。

キャンパスに沿った四谷の土手には桜も満開で、いかにも卒業式という1日でした。




国際フォーラムで全体の式を行った後、学生たちはキャッパスに戻り、各学科に分かれて、卒業証書を手渡すことになります。

私は、新聞学科の卒業生全員の名前を、ひとりずつ読み上げたのですが、ゼミの学生ではなくても、授業や日常活動を通じて馴染んだ名前がたくさんあり、「そうか、卒業なんだなあ」と、あらためて顔を見たりしました。

ましてやゼミ生たちとは、2年次にゼミに参加してきてからの3年間のつき合いがありますから、名前を呼ぶ時も感慨深いものがありました。


夕方からは、謝恩会。

毎年、卒業生たちが、私たち教員を招く形で開催されます。

女子学生たちは、昼間の袴姿から一変し、それぞれ洋装のキレイなお嬢さんになって再登場。

かなり華やかな会となっていました。




みんな、今週いっぱいは大学生で、週明けの月曜、4月1日からは社会人です。

地方の企業や、地方への配属が決まっている者は、明日には出発というパターンが多く、仲間たちとのしばしの別れを惜しんでいました。


まずは、みんな元気で。

そして、時にはキャンパスに立ち寄ってほしい。

私をはじめ、先生たちは、いつもあの場所にいます。


卒業、おめでとう!





出演する「大竹まことの金曜オトナイト」に関する記事 ③

2013年03月26日 | テレビ・ラジオ・メディア

「本番中に○○○とか言っちゃうかも知れないけど…」
大竹まことが早くも爆弾発言!
BSジャパンで『大竹まことの金曜オトナイト』スタート!

4月5日(金)夜10時54分からBSジャパンにて『大竹まことの金曜オトナイト』の放送が開始する。それに先がけて24日、番組進行役の大竹まこと、山口もえ、上智大学の碓井広義教授と繁田美貴アナウンサーが初回収録後に会見に臨み、番組への意気込みを語った。

生放送同様、CMの時間を計ってほぼ編集なしで放送する“完パケ収録”での初収録を終えたばかりの大竹は、この番組を「たけしさんがやるような番組にしたい」と語るも、その理由は「黙っていても(周りが)進行してくれる」からだと言い、「せっかくいらしているので、教授にお話しを…」と、さっそく碓井教授に話を振っていた。

この突然のパスに、テレビ番組のプロデューサーを20年程務めていた碓井教授は、今回この番組に参加した理由として「大竹まことの番組だということ」、「地上波に閉塞感がただよう昨今、BSが面白いこと」、「番組責任者が『極嬢ヂカラ』の工藤里紗プロデューサーで、何かやってくれるんじゃないかと思ったこと」を挙げ、「我々3人っていうのは、言ってみれば暴走族みたいなもので、1回目の収録が終わったばかりだけど、すでに大竹さんは計算入ってます、まだ暴れられるなって。繁田アナが緩和剤として番組を支えてくれているので、1回2回と収録が進むにつれ我々は徐々にボルテージを上げていくのじゃないかな」と番組の今後を見通した。


山口は「金曜日の夜11時はという時間は、大人にとって1週間頑張ってやっと週末を迎える夜で、お酒を飲んだりしてリラックスできる時間。その時に何気なくつけたテレビで、私たちが心を癒やせるような番組になれば」と意気込みを語り、「この番組が打ち切りになったら、大竹さんが言っちゃいけないことを言ったんだなって思ってください」と締めくくると、それに対して大竹は「制約や自主規制が暗黙の了解の世の中、誰もが枠の中にいるんじゃないかって恐怖感を共有していると思うんです。深夜の時間帯で許されるなかで、放送コードギリギリでやっていければ」と熱く語り、碓井教授も「いい意味での毒を味わいたい人に観てほしい」と番組をアピールした。

忙しくて欲張りな大人たちが、ベッドに入るその前に、大人の好奇心を刺激する情報をギュッと凝縮してお届けするのがこの番組。「今、一般人の3人に1人がヌード撮影に興味があるということをご存じですか?」「NO.1ホステスがおすすめする“私が落ちた”店」などなど、政治から最新エンタメ、男女のあれこれまで、大人たちが自由に、そして熱を持って“あらゆるキャッチ”をつまみにトークを展開する、深夜ならではのドキッとするテーマ満載の情報バラエティー!

記念すべき第1回はゲストに田原総一朗を迎えてお届けする。お楽しみに!

■『大竹まことの金曜オトナイト』
2013年4月5日(金)22:54からBSジャパンにて放送スタート

【レギュラー】
大竹まこと、山口もえ、碓井広義教授(上智大学)
【進行】繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)

(テレビドガッチ 2013年3月25日)


出演する「大竹まことの金曜オトナイト」に関する記事 ②

2013年03月26日 | テレビ・ラジオ・メディア

山口もえ「毒を聞きたい人に見て欲しい」
『大竹まことの金曜オトナイト』

タレントの大竹まことと山口もえが24日、都内スタジオで行われたバラエティー番組『大竹まことの金曜オトナイト』の記者発表会に出席した。

4月5日からスタートする新番組『大竹まことの金曜オトナイト』は、政治や経済、恋愛、家庭問題、お色気など幅広いネタをテーマにトークを繰り広げる情報バラエティー番組。

週刊誌や新聞から5つのネタを選び、レギュラー出演者の大竹、山口、上智大学の碓井広義教授がゲストと共にトークをする"週刊オトナイト 流出ワイドBEST5"、映画や本のエンタメ情報を批評する"オトナイト文化情報コーナー"、気になる話題を掘り下げる"特捜! オトナイト最前線"のコーナーがある内容で、番組はBSジャパンで毎週金曜日22時54分から放送予定。

ジャーナリストの田原総一朗をゲストに迎えた初回収録後、報道陣の取材に応じた大竹は、「今日は田原が遅刻してきて、楽屋でタバコを5本も吸っちゃった。年寄りは謝んないからダメなんだよ」と早速毒づき、「この年になって番組をやらせてもらって、1クールはやりたいね」と意気込みを。

山口は「今日が初めての収録だとは思えないくらい、何年も一緒にやってる雰囲気です」と収録を振り返り、「地上波は中身が無いじゃないですか?この番組は、視聴率は取れないかもしれないけど良い番組になると思う。万人受けしないかもしれないけど、大竹さんの毒を聞きたい人に見て欲しい」と自信を持ってアピールした。

同番組には週替わりでゲストが登場するが、大竹は呼びたい人を聞かれ「安倍くん(安倍晋三首相)かな~。来てくれるかな?」と話すと、山口が「私、お友達ですよ。連絡先は知らないけど、番組で何度か共演してるので何とか頼んでみます」と頼もしい発言。

また、「我々3人は、言ってみれば暴走族みたいなもん。大竹さんはまだまだ暴れられると思う」(碓井教授)、「大竹さんが言っちゃいけない事を言って番組が終わると思う」(山口)と共演者に強烈な毒を期待された大竹は「今のメディアは、失言した人が次回から出演しなくなるとか、堅苦しくなって好ましい状況じゃない。上岡龍太郎さんなんか、全裸の女性の股間の前で番組をやったりしてたからね。福島の問題も含めて、放送コードギリギリの事をテレビ業界全体がやっていかなきゃと思う」と熱弁をふるった。

(マイナビニュース 2013年3月25日)

出演する「大竹まことの金曜オトナイト」に関する記事 ①

2013年03月26日 | テレビ・ラジオ・メディア

大竹まことの新情報バラエティ番組
「金曜オトナイト」始動

来月4月5日(金)より、新情報バラエティ番組「大竹まことの金曜オトナイト」(BSジャパン)がスタートする。

現在起きている事柄を硬軟取り混ぜてざっくばらんに扱い、みんなでワイワイと、ときに真面目に話し合っていこう、というこの番組。週刊誌や新聞の記事について語り合うコーナーや、特集VTR、映画や本を扱うエンタメコーナーなどが用意されている。

レギュラー出演者は大竹まことのほか、山口もえ、碓井広義(上智大学教授)。さらに毎回週替わりでさまざまなゲストも登場し、初回放送には田原総一朗がゲスト出演する。

昨日3月24日に東京・テレビ東京天王洲スタジオにて囲み取材会が行われ、レギュラーの3人と、番組の進行を務める繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)が出席。

大竹は、初回に出演した田原総一朗の言動を引き合いに出して「言ったことについては謝らない、というルールでいきたい(笑)」と意気込みを述べたほか「この番組を(ビート)たけしさんがやるような番組にしたいな、と思っている。黙っていてもずっと番組が進行していくような(笑)」と長年レギュラー番組で共演しているたけしを例にとって話した。

山口もえは「万人受けはしないと思いますが、大竹さんの毒を聞きたい、っていう方の番組だと思っている」。

碓井教授も「金曜の夜に大竹まことを見るのって面白い視聴者ですよね」とコメント。

こういった発言に、大竹は「1クールは続けたい。そのためには、もえちゃんや繁田アナウンサーがスキャンダル起こしてくれないと(笑)。そうでなければ、俺がスキャンダル起こして話題提供しようと思っているくらい(笑)」とうそぶいた。

冠番組を担当することに「ちょっと気恥ずかしい」と照れも見せる大竹。

取材会の最後には「今、テレビの中には出演する側にも視聴者にも暗黙の了解というのがあると思う。それってこの日本にとって、いいことではない。この番組は放送コードギリギリでやっていけたら。それがこの番組に限らず、テレビ全体が今後目指す方向だと思っている」と大局的な視野から語った。

BSジャパン 2013年4月5日(金) 22:54~

<出演者>
大竹まこと / 山口もえ / 碓井広義(上智大学教授)
ゲスト:田原総一朗
進行:繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)

(お笑いナタリー 2013年3月25日)

夏目三久アナへのアドバイス

2013年03月25日 | テレビ・ラジオ・メディア

週刊プレイボーイに掲載された「夏目三久アナ」に関する記事の全文が、週プレNEWSにアップされました。

この中で、夏目三久アナにアドバイスをしておりました。

以下、転載しておきます。


4月から報道キャスターを務める
夏目三久アナが失敗しないためには?

彼氏との“問題写真”騒動をきっかけに日テレを退社、フリーに転身した夏目三久アナが、4月から『真相報道バンキシャ!』のキャスターとして“リベンジ復帰”を果たす。そこで気になるのが、彼女が今後、報道キャスターとして成功できるのかということである。

彼女は局アナ時代、写真流出スキャンダルが発覚するまで、次期看板アナ候補としてアイドル路線をひた走っていた。女子アナ評論家の丸山大次郎氏が解説する。

「入社2年目に日テレ開局55周年を記念した女子アナユニット“go!go!ガールズ”を鈴江奈々アナ、石田エレーヌアナの3人で結成。ミニスカからむっちりした脚をのぞかせ、ちょっとセクシーなダンスを披露していました」

しかし、どちらかといえば、彼女の人気を決定づけたのはフリーに転身してから。『マツコ&有吉 怒り新党』(テレビ朝日系)にレギュラー出演したことで、大ブレイクしたのである。

「局アナ時代に彼女が担当していたのは、お昼前後の情報番組ばかりでした。だから、『怒り新党』で動いている姿を初めて見たという男性が多く、ネットを中心に『こんなにかわいかったとは!』と大きな反響を呼んだのです」(丸山氏)

元フジテレビでフリーアナウンサーの山中秀樹氏もこう評価する。
「よく誤解されがちなんですが、番組アシスタントの仕事は非常に難しいんです。出すぎてもダメ、引きすぎてもダメ。そのなかで、自分の存在感を出していくのは大変なことなんです。『怒り新党』の彼女を見ていると、絶妙なバランスで進行役を務めている。なかなかできることではありません」

確かに、番組ではマツコと有吉のトークに押される一方で、ちゃんと自己主張もしている。

「お好み焼きがテーマだったとき、有吉が『大阪人はなんでも濃い味のソースをかける』『どの店で食べても一緒』と発言すると、大阪出身の彼女が『生地によって味が違うし、ソースは店のオリジナル』と反論。挙句、『わからない人はわからなくていい!』と強気に言い放った(笑)」(丸山氏)

しかし、バラエティ番組で活躍していた女子アナが報道キャスターに転身して失敗するのはよく聞く話。そうならないためにも、夏目アナはどのようなスタンスで番組に臨めばいいのか。上智大学新聞学科の碓井広義教授(メディア論)に話を聞いた。

「報道番組だからといって、背伸びすることはないんです。ムリに政治経済や事件などのコメントをすると絶対にボロが出る。だったら、『怒り新党』と一緒の立ち位置で、どんな話が飛び出しても不思議な笑顔で聞き流すくらいがちょうどいい。視聴者代表という意識で出演してほしいですね」


フリーに転身して2年。少しオトナになった今の夏目アナなら、キャスター業もソツなくこなせるに違いない。4月から古巣で見せる、彼女の番組回しが楽しみだ。

(週プレNEWS 2013.03.21)


BSジャパン新番組「大竹まことの金曜オトナイト」

2013年03月25日 | 金曜オトナイト

4月5日(金)からスタートする、BSジャパンの新番組「大竹まことの金曜オトナイト」に、レギュラー出演することになりました。

放送は、毎週金曜よる10時54分から。

BSならではのコアな視聴者に向けた、オトナのための1時間。

「大竹まことの金曜オトナイト」は、こんな番組です・・・・


≪レギュラー≫
大竹まこと
山口もえ
碓井広義

≪進行≫
繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)

子供が眠りについた。仕事から帰宅してビールを一杯!お風呂上りにボーッと楽しみたい。そう、深夜こそ大人の時間――。

大人たちは、もっと欲しい情報がある!知りたい情報がある!

そんな忙しくて欲張りな大人たちが、ベッドに入るその前に、大人の好奇心を刺激する情報がギュッと凝縮してあるのが、この番組。

政治から、最新エンタメ、男女のあれこれまで、大人たちが自由に、そして、熱を持って「あらゆるキャッチ」をつまみに話をします。

深夜ならではのドキッとするテーマ満載の情報バラエティです。

(BSジャパン 番組サイト)


女性セブン「最高の離婚」特集でコメント

2013年03月24日 | メディアでのコメント・論評

発売中の「女性セブン」(4月4日号)に、フジテレビのドラマ「最高の離婚」の特集記事が掲載された。

中身は、いわば「名セリフ集」だ。

この記事の中で、コメントしています。

上智大学文学部新聞学科教授の碓井広義さんは、
「夫は、現実では妻に本音を言えないものですが、このドラマの中の男たちは言わざるを得ない状況に追い込まれていく。そして妻のセリフも、男の無自覚に自己中なところをあぶりだして奥深い」
と言い、「だから、夫婦で一緒にこのドラマを見ると非常に危険(笑)」と続ける。

「夫や妻に、自分の気持ちを見透かされるんじゃないかと焦るんですよ」(碓井さん)






結婚は、3Dです。3D。打算、妥協、惰性。そんなもんです。(光生)

前出・碓井さんが選んだのは、「相手が哀れだから、自己犠牲で離婚しない」と語る光生のセリフ。この後、彼が帰宅すると、すでに離婚届けは出されていて・・・・。「空気を読んでいない光生という男のキャラが、よく出ている」(碓井さん)。