碓井広義ブログ

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読売新聞で、最近のBS(衛星放送)について解説

2017年05月12日 | メディアでのコメント・論評



読売新聞で、最近のBS(衛星放送)について解説しました。

以下、抜粋です。


無料BS各局は、地上波と比べて、視聴者の年齢層が高い。4月に行われた番組改編では、新たな視聴者の掘り起こしに力を入れる局が目立った。そこに共通するキーワードを探せば「23時」となるだろう。30~40歳代の働き盛りの人々が帰宅し、就寝までの間を思い思いに過ごす時間帯だ。

これだけ同じ時間帯に新番組がそろったのには、新しい視聴者層の開拓とは別の理由もありそうだ。

碓井広義・上智大教授(メディア文化論)は、「『バカリズムの30分ワンカット紀行』のように、BS各局が挑戦的な番組作りを行うようになった」点を挙げる。以前ならば午後11時台は、地上波でも実験的な番組が作られていた時間だが、現在はその枠には視聴率を稼げる番組が並び、「今や準プライムとも言えるビジネスの場となった。挑戦的な番組は深夜1時や2時でないとなかなか作れない」という。

一方、BSのこの時間帯には地上波ほどの人気番組はなく、その分、作り手の自由度が高い。碓井教授は「この動きは今後加速するはずだ。若い人はテレビを見ないと言われるが、アンテナは鋭い。面白い番組をやれば、SNSなどを通して一気に広がることもあるだろう。第2の開局ぐらいの意気込みでアピールする必要がある」と話している。


(読売新聞 2017.05.08)
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