碓井広義ブログ

<上智大学教授のメディア時評> 見たり、読んだり、書いたり、話したり、時々考えてみたり・・・

飯豊まりえのコメディエンヌぶりが光る『マジで航海してます。』

2017年07月13日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評



日刊ゲンダイに連載しているコラム「TV見るべきものは!!」。

今週は、飯豊まりえ主演「マジで航海してます。」について書きました。


毎日放送「マジで航海してます。」
飯豊まりえのコメディエンヌぶりに注目

毎日放送(MBS)が制作する、深夜ドラマ枠「ドラマイズム」のチャレンジが続いている。

女子高校生(浜辺美波)が活躍する麻雀ドラマ「咲―Saki―」。料理好きな大学生(上白石萌音)の食ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」。そして特撮番組を愛する若者(本郷奏多)たちの70年代青春ドラマ「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」など、深夜ならではの狭くてディープなテーマと、これからが期待される新鋭の起用が毎回熱い。

先週始まった「マジで航海してます。」も、船を操縦する「航海士」を目指す女子学生たちが主人公だ。坂本真鈴(飯豊まりえ)は子供の頃からの船好きだが、石川燕(武田玲奈)は目的意識もなく海洋大学に入学。温度差の違う2人が、1カ月間の乗船実習に参加する。

ドラマ全体はコメディーなので気楽に楽しめる。特に、アホかと思えるほど前向きで、船への愛情過多な真鈴を演じる、飯豊まりえのコメディエンヌぶりに注目だ。

一時下船の際にも、急病の老人を救って集合時間に遅れるなど、真鈴らしさ全開。鬼教官からは「片手はおのが(自分の)ため、片手は船のため」の精神を評価されて許される。だが、今後の航海ではチームのメンバーとのトラブルは必至だ。

舞台は全編ほぼ船の上。夏場の深夜ということで納涼効果にも期待したい。

(日刊ゲンダイ 2017.07.12)
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