碓井広義ブログ

<上智大学教授のメディア時評> 見たり、読んだり、書いたり、話したり、時々考えてみたり・・・

北海道新聞で、スポーツ選手の「冠番組」について解説

2017年07月29日 | メディアでのコメント・論評


スポーツ選手ら、道内局制作の番組に続々
気負いなく語る姿や声 魅力
日ハム西川選手 反響は想像以上
藤田元騎手 「自由でヤンチャに」

スポーツ選手らが司会などを務める道内局制作のテレビ・ラジオ番組が今月、相次いで始まった。試合から離れて気負いなく語る姿や声、時折のぞかせる素顔に魅力を感じ、ファンならずとも見聞きする視聴者が多いという。(中出幸恵)

テレビ北海道(TVH)で今月1日、北海道日本ハムファイターズの西川遥輝が出演する番組「週刊ナンバー7(セブン)~西川遥輝~」(土曜、午前11時55分)が始まった。「7」チャンネルの同局が、背番号7の西川を応援し、素顔に迫る5分間の番組だ。放送前から注目され、番組のツイッターのフォロワーは4600人を超えた。同局には「放送時間をもっと長く」「全国放送を」など要望が寄せられ、反響は想像以上という。編成部の細川祐司さんは「西川選手とファンをつなぐ企画も予定している」とアピールする。

HBCラジオでは2日、元JRA騎手の藤田伸二(日高管内新冠町出身)の番組「藤田伸二の生涯、ヤンチャ主義!」(日曜、午後8時)がスタート。G1レースで17勝し、2015年に引退。ラジオのパーソナリティーは初挑戦で、「正直、俺でいいの?と思ったけれど、番組を持つのはうれしいね」。元“剛腕”騎手ならではの飾らないトークが魅力だ。初回はレバンガ北海道の選手兼代表折茂武彦がゲストで登場。「正直、バスケは分からないけど、俺だから聞き出せる話もある」と収録を盛り上げた。今後も幅広い人脈を生して多彩なゲストを呼ぶ予定で、「自由でヤンチャな番組にしたい」と目標を掲げる。

一方、STVラジオでは、4月から始まった「GO!GO!コンサドーレ」(土曜、午前7時半)に、北海道コンサドーレ札幌を運営するコンサドーレの野々村芳和社長が出演している。「予定調和は好きじゃない。自然体でいるのが面白い」と収録ごとに番組の進行を変える。取り上げる話題もツナ缶、将棋の藤井聡太四段、競馬の予想など多岐にわたる。もちろん、コンサドーレ社長として真剣に語ることもある。「サッカーと同じで瞬発力が事。その時々に面白いと思ったことを、自分の言葉で伝えたい」と話す。

スポーツ選手が中心的な役割を務める番組について、上智大文学部新聞学科の碓井広義教授(メディア文化論)は「現役、元を問わず、スポーツ選手が番組を持つことは全国的に珍しいのではないか」と語る。さらに「彼らのファンだけでなく、日ハムファンや競馬ファンなども注目する。話題性も大きい」とし、「自分の言葉で思いを語ることができる選手が道内にいることや、彼らを番組に起用するテレビ局、ラジオ局の攻めの姿勢も興味深い」と話している。

(北海道新聞夕刊 2017.07.12)
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