碓井広義ブログ

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織田裕二は「世界陸上」(TBS)10連覇!?

2015年08月23日 | メディアでのコメント・論評



発売中の「週刊新潮」最新号に、織田裕二「世界陸上」10大会連続司会に関する記事が掲載されました。

この中で、解説しています。


あんたは偉い!
織田裕二「世界陸上」10連覇

快挙、といっていいはずだ。8月22日に開幕する「世界陸上北京」(TBS系列)でメインキャスターを務める織田裕二(47)。これで10大会“連覇”なのだ。

「2年に1度の大会を10回連続、18年も続けてきたことになる。いろいろな意味でスゴいことですよ」

と感心するのは、上智大学教授の碓井広義氏(メディア論)である。


織田が世界陸上メインキャスターに起用されたのは1997年のアテネ大会から。織田の代名詞とも言えるドラマ「踊る大捜査線」(フジテレビ系列)がスタートした年でもある。

「当時はひたすら“青島刑事”の織田でしたが、いまやドラマも映画も終了して、残っているのは世界陸上だけ。それも、アツい男“修造”に匹敵する唯一のキャラとなって・・・」(同)

中継そっちのけで自分一人アツくなる織田の司会っぷりには、陸連から、マジメに伝えろと抗議されたなんて話もあったほど。

一方、五輪でメインキャスターを務めた松岡修造(47)もその司会ぶりが五月蠅(うるさ)いだの、暑苦しいだのいわれてきたが、今年はそれが一転、アツい言葉を記した日めくりカレンダーが100万部突破の大人気となっている。

「TBSは暑苦しさがウケる時代と踏んだのかもしれません。ただ、修造は元々がアスリートであり、錦織圭の指導者でもあったことから再評価されましたが、織田は役者。不評だったら10連覇を機に、なんてことになるかも」(同)

修造を凌ぐアツさが出せたら、まだまだ続く?

(週刊新潮 2015.08.27号)

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