碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

映画『ゴジラ -1.0(マイナスワン)』に拍手です。

2023年11月04日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

公開初日の11月3日、

映画『ゴジラ -1.0(マイナスワン)』を

観てきました。

 

映像はもちろん、

ストーリーも

人物造形も

細部まで

見事に作り込まれていること。

 

何より、

奥深い内容を

誰もが楽しめる

エンタテインメントにしていること。

 

予想を超える出来栄えの

「ゴジラ映画」の傑作であり、

山崎貴監督に

拍手です。

 

 

 


映画『イコライザー3/ THE FINAL』

2023年10月10日 | 映画・ビデオ・映像

 

『イコライザー3/ THE FINAL』

元海兵隊員で国防情報局(DIA)の凄腕の特殊工作員だった過去があるロバート・マッコール。ある日、イタリアのシチリアで負傷し、近くのアマルフィ海岸沿いの静かな田舎町で休むことになる。身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にしようかと気持ちが傾いていく。しかしその町にも悪意に染まった者が巣くっており、マッコールは大切な人々を守るべく動き出す。

 

映画『イコライザー3/ THE FINAL』を観ました。

大好きなシリーズで、前2作も繰り返し観ています。

「THE FINAL」ってことは、ついに終わりってことで、やはり寂しいですねえ。

とはいえ、今回もデンゼル・ワシントン演じるマッコールは、まさにマッコールらしさ全開です。

自分のためでなく、大切な誰か(たち)のため、単身で悪と戦います。

シリーズを観てきた人には、うれしいエピソードが隠されており、また初めての人も十分楽しめる1本になっていました。

デンゼルさんに感謝しつつ、大団円に拍手です。

 


『ミッション インポッシブル/デッドレコニング part one』

2023年08月18日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

『ミッション インポッシブル/デッドレコニング part one』を

観ました。

 

そして、

楽しみました。

 

『インディ・ジョーンズ』シリーズほどではありませんが、

第1作の公開が1996年ですから、

こちらも息の長い作品です。

 

高速で疾走するようなストーリー展開も、

世界を舞台としたスケール感も、

クルマやバイクなども駆使したアクションシーンの迫力も、

ずっと変わっていないことが

素晴らしい。

 

還暦を過ぎた

トム・クルーズですが、

もちろん

今回も

がんがん走っています。

 

エライ!(笑)

 

長年親しんできたシリーズ物が

いつか終息するのは仕方ないのですが、

『ミッション インポッシブル』には

ぜひ行けるところまで

行ってほしいなと

思うばかりです。

 

 


ジョーンズ博士、 おつかれさま!

2023年08月12日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

映画館で、

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』

を観てきました。

 

第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が

1981年の公開なので、

もう40年以上、

このシリーズを楽しんできたことになります。

 

これが最後ということですが、

ハリソン・フォードも

思ったよりお元気で(笑)、

まずは一安心でした。

 

そして、

ちゃんと「冒険アクション映画」になっていたことも

嬉しかったです。

 

シリーズに

しっかり決着をつけてもらい、

長年のファンとしては

十分満足でした。

 

ジョーンズ博士、

おつかれさま!

 


映画『君たちはどう生きるか』に、ちょっと困ってます(笑)。

2023年07月15日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

宮崎駿監督の新作

『君たちはどう生きるか』を、

初日の14日に

観てきました。

 

全編、

怒濤の宮崎ワールドでしたが、

ひと言で

物語をまとめるのが

なかなか困難です。

 

というか、

「こういう映画です」と

説明するのも

やや難しい。

 

ちょっと

困惑しております。

 

前宣伝をしなかったのも、

そんな背景があるせいかも

しれません。

 

どう宣伝したら

よかったのか。

 

吉野源三郎の本

『君たちはどう生きるか』は、

思わぬ形で

登場するのですが。

 

全体を

解読するのに

少し時間が必要かもしれません。

 

いや、

ほんとに

ちょっと

困っております(笑)。

 

 


是枝裕和監督『怪物』

2023年06月09日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

是枝裕和監督の最新作『怪物』を観てきました。

 

シングルマザーの早織(安藤サクラ)は、

息子の湊と大きな湖のある町に暮らしている。

湊は同級生の依里と仲が良く、

子供たちは自然の中で

穏やかな日常を過ごしていたが、

ある日学校で喧嘩が起きる。

双方の言い分は食い違い、

大人やメディアを巻きこむ

騒動に発展していき……

 

一つの出来事も、

それを体験した人によって

感じ方や見方が違ってきます。

 

この作品は、

三者の視点で

描かれていきます。

 

黒澤明監督の

『羅生門』スタイル。

 

切なくて

重いけれども、

そこには

それぞれの「真実」がある。

 

カンヌ映画祭で

「脚本賞」を受賞した、

坂元裕二さんの脚本が

素晴らしい。

 

いつもは

自分で書いた脚本を使う

是枝監督ですが、

今回は

大正解だったと思います。

 

安藤さん、

安定の上手さです。

 

2人の男の子である

黒川想矢くんと柊木陽太くん、

校長役の田中裕子さん、

教師役の永山瑛太さん、

際立っています。

 

そして、

坂本龍一さんの音楽。

 

「怪物」とは

何を指すのか。

 

新たな

是枝ワールドが

展開されていました。

 


新海誠監督『すずめの戸締まり』のこと

2022年12月30日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

新海誠監督『すずめの戸締まり』を

観てきました。

 

東日本大震災を軸とした、

災害がモチーフの

ロードムービー。

 

アニメだからこその

想像力と

ビジュアルの力を

感じました。

 

「行ってらっしゃい」

「行ってきます」

 

そんな会話が、

これほど

響くとは・・・。

 

重いテーマですが、

多くの人が

共感できる作品と

なっています。

 

 


12月12日は、小津安二郎監督の「誕生日」&「命日」

2022年12月12日 | 映画・ビデオ・映像

2022.12.12

 

 

小津安二郎監督。

1903年〈明治36年〉12月12日生まれ、

1963年〈昭和38年〉12月12日没。

享年60。

 

合掌。

 

 

 


映画『THE FIRST SLAM DUNK』を堪能

2022年12月05日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

公開直後の

映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観てきました。

 

わざと予備知識なしで映画館に行ったので、

開始直後は

テレビアニメと声優さんたちが違うことや、

CGっぽい映像に少し抵抗がありました。

 

でも、

しばらくすると慣れてしまい、

映画ならではの迫力に没入できました。

 

運命の闘いともいえる壮絶な試合と、

一人のメンバーのヒストリーが

見事に交差していく物語。

2時間にわたって

堪能させてもらいました。

 

原作・脚本・監督の

井上雄彦さんに感謝です。

 

 

 


11月29日は、実相寺昭雄監督の命日

2022年11月29日 | 映画・ビデオ・映像

実相寺監督が描いた書画

 

 

2006年11月29日、
実相寺昭雄監督 没。

享年69。

合掌。

 

 


【お知らせ】「実相寺昭雄監督」オンラインイベント

2022年09月15日 | 映画・ビデオ・映像

主催:実相寺昭雄研究会

 

 

「実相寺昭雄監督」

オンラインイベント

 

さすらいの銀仮面を語る

 

配信 9月17日(土)~10月1日(土)

 

 


初日に観た、映画『ノイズ』

2022年01月29日 | 映画・ビデオ・映像

 

『ノイズ』

監督:廣木隆一

原作:筒井哲也

脚本:片岡 翔

 

藤原竜也

松山ケンイチ

神木隆之介

黒木 華

 

 

28日(金)の初日に観ました。

 

エンタメ感を予想していたら、

もしくは

直木賞的味わいかと思っていたら、

かなり芥川賞的世界でありながら

ヘンに芸術風ではなく、

泥くさく

人間くさい語り口が

なかなか見事で。

 

かなり面白かったです。

 


「サンダーバード」の新作

2022年01月15日 | 映画・ビデオ・映像

 

映画館で

日本語版「サンダーバード55/GOGO」を観た。

 

なんと、

あの「サンダーバード」の新作だ。

 

55年前の放送から

リアルタイムで見てきた、

大好きな「サンダーバード」と

再会できるとは!

 

「再現性」の高さは申し分なし。

「アナログ」の魅力も実感。

 

あとは、

ストーリーが

もっともっと面白かったら、

言うことないんだけど(笑)。

 

今回は

「甦ったこと」に拍手です。

 

 


実相寺昭雄監督、没後15年の命日

2021年11月29日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

今日

11月29日は、

実相寺昭雄監督

没後15年の命日です。

 

もう15年なのか、

まだ15年なのか。

 

たとえば

実相寺昭雄研究会で、

私を含め

監督と接してきたメンバーが

集まれば、

実相寺昭雄は

常に「現在形」で語られます。

 

冥界の監督は

「おいおい、いつまでやってんだ」と

笑うかもしれませんが、

まったく

過去の人ではありません。

 

そういう存在を

持てたことの幸せを、

15年が過ぎた今も

感じています。

 

実相寺昭雄

2006年11月29日、没。

享年69。

 

合掌。

 


11月16日 「実相寺昭雄DAY&NIGHT」開催!

2019年11月16日 | 映画・ビデオ・映像

 

高円寺シアターバッカス

「実相寺昭雄DAY&NIGHT」

 

*11/16 参加決定!!!
柴俊夫氏(主演・万城目淳役)

11/16 JR山手線/京浜東北線 一部区間運休
どうぞお気をつけてご来場ください。

ウルトラ世代が最初に見つけたスタークリエイター!映画人としても、デビュー作でロカルノ映画祭最高賞を受賞の快挙!映画とオペラをともに手がける、稀有の日本人演出家!巨人・実相寺昭雄の足跡に迫る特別企画がスタートします。(協力:実相寺昭雄研究会)

vol.1は実相寺ワールドの源流ともいうべき「ウルトラQ」初の映画化作品「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」(1990年)を上映!

バブル終焉期、紆余曲折を得て、実相寺昭雄&佐々木守コンビに委ねられた傑作TVシリーズ「ウルトラQ」の映画化。そのとき、監督・実相寺昭雄は何を考え、何を作品に刻み込んだのか?


長年名コンビとして実相寺作品を支え、今作品でも撮影監督を務めた中堀正夫氏他、当時を知るゲストとともに、映画を読み解き、考え、語り合う一日です。実相寺昭雄ファン、ウルトラファンのみならず、若きクリエイター必見の企画がスタートします!

「実相寺昭雄Day&Night」vol.1
2019年11月16日(土)

13:00〜「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」(上映のみ)
15:30〜「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」
17:45〜 トークセッション(サイン会/写真撮影付き)
中堀正夫氏(「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」撮影監督)
堀内正美氏(俳優・浜野哲史役)
*参加決定!!!
柴俊夫氏(主演・万城目淳役)
20:00〜 懇親会(ゲスト/関係者参加します)

 参加料
  13:00〜/15:30〜上映のみ参加 ¥1,500-
  15:30〜上映&トークセッション参加 ¥4,000-
  20:00〜懇親会 ¥4,000-