Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

歴史の谷間(トゥルネー)

2007-02-13 17:59:11 | ベルギー
今日は新しい事務所での第1日目、失せ物探しでちょっと頭を使ってしまった。
キャビネットの場所は『頭で覚え』ていたのではなく、『体で覚え』ていたのである・・ということを実感いたしましたです。

それにしても、花粉症でなさけない・・・体も学習してくれればいいのに・・

そんなことぐちってもね・・

○12月31日(日)

今日のドライブ・・本当はkおばちゃんの一番行きたかったところがあったのだが・・・却下されてしまった。しかたがないので、第2候補で我慢・・そう今日のたびの目的地はトゥルネーTournai(仏)/Doornik(蘭)という人口7万程度のちいさな町。でも、この町の歴史はすごいのである。

そもそも歴史上に現れるのは2000年前にローマ帝国の兵営都市としてである。その後、5世紀にフランク人サリ部族が占領、その都となった。そして、メロヴィング朝Merovingianの開祖 初代フランク国王クロヴィス1世Clovisが生またのがこのまちであり、フランク王国:Francs(仏)Fränkisches Reich(独)の最初の都といわれている。そして彼こそ妻(王妃)クロティルダ Clotildeの勧めでカソリックに改宗したことからこの王国は発展していった・・・そうだ。(歴史で習ったような気もするが・・すっかり忘却のかなたです)

そんな、古い町にはやはり『世界遺産』と呼ばれているものがあるそうで、
その一つ『鐘楼 』Beffroはベルギー最古だそうである。もう一つはノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dameで、冒頭の写真は右側がノートルダム大聖堂の尖塔、左側が鐘楼をグランプラスからのぞんだところです。

日曜日で、しかも大晦日のトゥルネーは観光客もまばら・・人影の少ないまちでした。

こんな寂しい町でも、長い歴史の中で翻弄され、フランス、英国、スペイン、オランダ、再びフランス、そしてオーストリア、またフランス、オランダの領地となった歴史の谷間の町なんだなあと感慨にふけって歩いていたkおばちゃんたちです。
コメント (2)
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