スタッフの「ボソ」

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コーモン様

2015-04-10 16:36:34 | スタッフの「ボソ」
 有名な「水戸の黄門様」のお話ではなく、控えめな肛門様の話です。

とても大切な器官であることは、皆様ご承知ですが
結構複雑な部分であることをシリました。

初期の胎児の肛門には穴は開いていないそうです。

子宮内で成長するとともに、口のほうから下がってきた腸と、
おしりからくぼんできた皮膚がつながって、一本の管になり肛門ができる とのこと。

このつながった境界線は歯状線(しじょうせん)と呼ばれ、ここより上は直腸・粘膜部分
下は肛門・皮膚部分となります。微妙に入り組んでいるようです。

粘膜部分には知覚神経は通っていないため、痛みは感じませんが
皮膚部分にはそれが有るため、痛み等を感じます。

肛門内部と出口付近には静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる毛細血管が集まり、
網目状に広がっています。弾力性に富み、肛門をクッションのように保護し、ぴたりと閉じます。

そしてそれを囲むように、肛門括約筋(こうもんかつやくきん)と呼ばれる
肛門を開け閉めする筋肉があります。

このように肛門は、血管や神経などの構造のほか、伸縮性などが異なる2つの組織が同居した
デリケートな構造になっています。

だから、スカシッ屁のような微妙な 且つ高度な技ができるのですね!

肛門(コーモン)様 恐るべし。


ところで、黄門様といえば「お供」がいますよね。
「スケさん」と「カクさん」です。


肛門(コーモン)様にも「カクさん」がいます。
痔核(じかく)さんです。

痔核は、肛門を閉じる時のクッションの役割をしていると考えられています。
ところが、これを支えている組織が弱くなると、クッション部分が大きくなって
病気の仲間入りをするそうです。


「スケさん」は・・・いません。  が
代わりに「痔ろう」(じろう)さんがいます。

・・・失礼しました!