中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

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大手企業のやることですか?中国人社員が中国語講師?

2011-07-27 23:00:42 | 中国語
随分前のブログで同じ内容のことを書きましたが、バックナンバーを探すのが面倒くさいので、あらためて書いてしまいます。つい最近の新聞で、とある上場企業グループの役員の方が、中国ビジネス向けの人材育成を説いていました。以前は、ベテランの方を中心に中国に行かせていたが、予備軍はいないこともあり、これからは20代、30代の若手を中国ビジネス人材に育てていくというもの。

確かに、これまでの中国赴任と言うと、一部の企業を除いては、マイナーなイメージがありました。実際、最近でさえ、同じ海外赴任でも欧米と聞くと花形のイメージですが、こと中国赴任となると家族のことを言い訳に躊躇すると言った話も漏れ聞きます。生産管理が中心だった頃なら、ある一定の期間、任務を果たせば「ご苦労様」的なローテーションでもよかったと思いますが、常々申し上げるように、世界の縮図でもある中国国内市場をめがけた戦いの中においては、本社はもちろん、現地、現場のベンチャー精神、経営陣・人事部含めた企業としての機能の整備は不可欠なものになります。

もちろん、人材育成は、昨日今日騒いだところで一足飛びには成就しません。私の知るいくつかの企業は、十数年も前から中国人材の育成を継続的に実施していますが、大企業の中には、グローバル人材育成、英語の必要性とセットで、中国語もやっぱり大事だよな~的に、あらためてトップが思いついた会社も少なくありません。

さらに、冒頭の自社の中国人社員を講師にして、中国語講座を開催とのニュース。空いた口がふさがりませんが、御社の中国人社員の専門は何ですか?中国人であること、中国語が話せることと、教えることは違います。まして、忙しい社会人には中国語のコツを伝授することが必要なわけで、一定レベルの教授能力、特に発音の指導方法もない人に習うと、逆にあとで面倒なことになります。弊社では、中国語講師の実力テスト「中国語教育能力検定」を開発して、少しでも「先生」としてのスキルを客観化し、向上していく試みをしておりますが、現役で中国語を教えている人でさえ、その1割程度しか、講師としての合格ラインに達しない有様です。

さらに言えば、御社の中国人社員が、もし技術や営業、経理・財務など、その道のプロだとして、片手間で中国語を教える仕事を依頼されたなら、優秀な人なら断るでしょう。本業に集中してこそ、「人財」ですから。

が、残念ながら、このような実態に正面から反論できる中国語講師、中国語研修会社はどれくらいいるでしょうか?プロでもない講師が教えている・・・現場も知らない研修担当が提案する・・・実際にはそのようなケースも多いのでは?私どもとて、まだまだ未熟ですが、プロの講師になるために、また、研修会社として現場をもっと理解するために、脳みそと体、そしてハート(信念)を強くして頑張っていかなければと決意をあらたにしました!

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