民主党、自滅(続々)、迷走からお陀仏へ?

昨日の謝罪会見から、きょうも民主党の迷走状態が続いている。
公党の記者会見であるので、当然、事の重大性からして事前に周到な準備をしたものと考える。同党のスタッフを交え、原稿を良く精査し、記者団との想定問答集も作成し、マニュアルを用意し、作戦を立てて、永田氏(及び幹事長・国対委員長)の記者会見に臨んだものと思う。こんなこと(=事前段取り)は当り前のことである。
ちょっと例えは違うが、一般民間企業人も筆者の現役時代もキチンとやったものだ。

ところが会見で大きなミスを二つもしてしまった。すでに指摘されているように・・・、
一つは会見の冒頭で、小泉首相、自民党、武部幹事長、そして武部氏二男、国民と、各々はっきり分けて、それぞれに対し謝罪をするべきであった。
二つ目は謝罪発言のあとの記者団との問答である。「メール疑惑」のくだりについて、
確証、信憑性が断定できなかったと述べたのみであった。
つまりニセモノであったと明言せず、引き続きこの闇の中を調べてゆく。と弁明してしまったのである。

事実、後者については、前原代表発言等にあるように、「メール疑惑」は民主党として、
公式にニセモノと断定したのである。
この矛盾点を含むふたつについて、自民党、政府関係者*はもとより、多くのブロガー各氏が糾弾しているのである。
*安倍官房長官は、早速、きのう、「潔(いさぎよ)く偽物と認めよ」と厳しく批判した。

以上の出来事について、閑話ノートの見解は、お粗末極まりないこのこと(記者会見対応)が、民主党の“甘えの構造”であり、“組織力”の弱さであり、“判断力”の欠如と“決断力”の無さによるものであると断言したい。
もはや永田氏の雑魚のレベルではなく、要すれば、民主党には公式会見の場でさえも“対応力”が無かったのである。

つぎにもっと重要な問題は、本事案に対する民主党の責任処理と再発防止である。
同党の発表による責任問題の処理については、全く甘いものと云わざるをえない。

ここで、評論家の佐高信氏*の話を引用したい。
「永田議員も前原代表も、政治家にとって最も大切である人間鑑定眼がなかった。リーダーが人を軽く信じてしまう民主党を「軽信党」と呼びたい。今回の事態は永田氏が議員辞職し、前原氏が代表を辞することで、信頼を辛うじてつなぎとめられる。相手に見くびられているのでは疑惑を追及できるはずがない。反転攻勢に出るには選手交代しかないのに、絆創膏(ばんそうこう)を貼る程度ですませようとしている。野党第一党がこれでは、国民に大変なしっぺ返しがあるだろう。」
*筆者は佐高信氏の日常の評論は必ずしも賛成できないが、上のコメントは全くそのとおりで全面的に支持する。

筆者はこの程度の対策も取れない民主党に、この国の政権を委ねることは、今後も断じてできないのである。

本日の格言
『足るを知れば辱められず、止まるを知れば殆(あや)うからず』・・・中国古典「老子」
『智者の慮は必ず利害に雑(まじ)う』・・・同「孫子」
『疑行は名なく、疑事は巧なし』・・・同「史記」

PS:
①本日の拙ブログの論評は、公党に対し釈迦に説法なのかもしれない。こんなことは云われるまでもなく、もっと深い事情(内部事情も)があるやも知れぬ。
筆者が一番気にかかっているのは、仲介者(元記者)の存在である。こんな「ガセネタ」を永田氏に提供して、どんな見返りを求め欲したのか。
それとも仲介者は別の理由に基づく動機によってネタを提供したのか。
では、その動機は何なのか。単なる信頼関係のお友達か。そんなことはあるまい。
また、「公党として情報源の人権やプライバシーを守らねばならぬ。」と云う理屈も分からぬ。ガセ=まがい物、詐欺の類(たぐ)いに対し、なぜ、そこまでこだわり繕(つくろ)うのか。
②本件は拙ブログの記事タイトルシリーズ3回目であり、他に二つ、三つほどエントリーさせて頂いた。民主党がこの後、記事タイトルの如くの道を歩むのか。それとも民主党員がみんなで力を合わせ捲土重来を期すのか。これから静かに見守ってゆきたい。
もとより筆者は後者を望み、民主党の再生なることを願うばかりである。
よって、本件に関わる(メール疑惑騒動)拙ブログの幕引きとし、明日以降の投稿は行わないものとしたい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 8 )
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コメント
 
 
 
怒り心頭 (ヨン様)
2006-03-01 20:26:49
おばんでございます。未だ仕事中にてさぼってブログ投稿をしております。

民主党、往生際が悪い!

政権を担うだけの器量はないですね。自民が横綱とすればまだまだ格下の十両がいいところかもしれません。小泉首相は永田氏の懲罰における除名処分には反対の様子。前原氏とは一寸懐の深さが違うかも…。

そして自民党としては「成らぬ堪忍するが堪忍」ということになるかもしれませんね。

とにかく民主党は今後のためにもケジメはキチンとつけるべきであり、そこから改めて再出発すべきでしょう。少なくともがっぷり四つの大相撲を期待したいものですね。

 
 
 
夜の業務(しごと?)お疲れさまです。 (閑話ノート)
2006-03-01 20:52:31
こちらこそ、お晩でございます。

>民主党、往生際が悪い!

↑まったくそのとおりですね。まさに迷走状態ですか。

自民VS民主

=横綱VS十両で宜しいと存じます。

故に、横綱小泉山の懐の深さでしょう。(笑)

>がぶり四つの大相撲を期待・・・

↑こちらは、本場所ではなくまず巡業先で自民党へ出稽古のお願いのご挨拶をし、許しを得てからとなりましょう。(爆)

追伸、ボツボツ千秋楽のお写真・イラストを待ち望んでおります。

それでは。
 
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