サン=サーンス/交響曲第3番ハ短調、Op.78「オルガン付き」

きょうはフランスの作曲家サン=サーンスの忌日(1921年12月16日)である。

フランス作曲家の交響曲といえば、ベルリオーズの≪幻想≫とサン=サーンスの≪オルガン付き≫を先ず思い比べる。いずれもポピュラーな人気曲だからだ。だけど私はフランス音楽はあんまり聴かない。どうしてもベートーヴェンは別格として、ブルックナー、シューベルトやブラームス、シューマンなどドイツ系のシンフォニー楽曲になってしまう。

かつて会社の職場にクラシック・ファンの後輩がいた。昼休み時間にときどき2人で音楽談義をした。彼は耳が肥えていて演奏の出来不出来を的確に指摘する。もちろん好き嫌いによるバイアスも掛かっていたことは確かだが一家言持っていた。クラシックのジャンルは交響曲、協奏曲など管弦楽作品中心だったと思う。ある日「一番好きな交響曲を1曲だけ挙げてみろ」と質した。意外な答えだった。サン=サーンスのこの交響曲第3番だった。ピアノ協奏曲はシューマンだったと思う。彼はシャープな頭の持ち主で典型的な仕事のデキル秀才だった。それだけに楽曲の好みがロマン派系だったからちょっと驚いたのである。

このアルバムはデュトワ指揮モントリオールSO、ハーフォード(org)による82年録音である。(画像にリンクを貼ってあるので参照してください)現在はどうか知らないが、かつて英デッカ・レコードの売れ筋アイテムだったと記憶している。デュトワらしいセンスのある洒落た演奏に仕上がっている。大向こうを唸らせるようなダイナミックな演奏ではないが、まさにフランス風音楽とはこういうものかと思う。リスナーの好みもあるが、何度聴いても飽きることはないのではないか。私は本盤よりもミュンシュ指揮ボストン響の録音(59年)が好きだが、如何せん録音が古すぎるのでこのデュトワ盤を薦める。

PS:上で触れた音楽談義をした一時期、私はジャズのほうにまだ傾斜していた。後輩は私に向かって「ジャズって浪曲みたい」と冷やかされた。そんな彼は今も現役でがんばっている。会社生活で仕事のやり方を年下の部下から学んだのは後にも先にも彼だけだった。
<おまけ>
サン=サーンスの白鳥をYou Tubeでどうぞ。とても優美な旋律ですね。
The Swan, Le Cygne, Saint-Saens, Cello, Misha Quint
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サムシング・フォー・レスター/レイ・ブラウン

岡谷市の某書店2Fのギャラリー(右写真)で22日から24日まで恒例の岡谷レコード・CDビッグセールが始まっている。

ロック、ジャズ、クラシック、歌謡曲、演歌など幅広いジャンルの約5万枚を販売していた。このイベントも今回で24回を数える。地方のせいなのか人気があり、春・夏・秋の年3回開いている。私のところにもセールの案内状が届いたので、いつものように掘り出し物があるか見に行ってきた。

音楽ディスクの大半はネットで購入しているが、こうして膨大な現物を眺め物色するのもたまにはいい。なかには手当たり次第買う客がいるが、予算がうんとあったにしてもうまい買い方ではない。私の場合はコレクターなので、あらかじめ狙いを定め一点集中買いする。欲しい品がなければそこで諦め、他の物を衝動買いすることはしない。

この日買ったのは5枚のジャズ・アルバム。左のリンクはその1枚でレイ・ブラウン(b)のトリオ演奏である。サイドメンはシダー・ウォルトン(p)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)だ。

レイ・ブラウンといえば名ベーシストとしてオスカー・ピーターソン・トリオの一員として知られる。なので彼のソロ・アルバムは少ない。それよりも、ウッド・ベース自体がリズム・セクションの一角を占める地味な楽器だから、その奏者がジャズのリーダーになるのは稀だ。私の知る限りベース奏者でありながら名を成したバンド・リーダーは、チャールズ・ミンガスチャーリー・ヘイデンロン・カーターくらいだろう。いずれもコンポーザーである。

さて聴いた感想も少しは記したい。まず最初の一曲“オホス・デ・ロホ”はシダー・ウォルトンのオリジナル。ラテン・リズムな曲でいきなりベースがエンジン全開。シダーのピアノもリズミカルで浮き浮きする。“スリッパー”はレイ・ブラウンのスロー・ナンバーのオリジナル。ブルージーなブラウンのソロが圧巻。総じてやかましい演奏をするエルヴィン・ジョーンズが、抑制のきいたドラミングを披露する。こんなエルヴィンを聴くのは初めてだ。何気にライナー・ノーツを見ると、コンテンポラリー・レコードのオーナー兼プロデューサーのレスター・ケーニッヒがエルヴィンに「静かに叩け」と指示したとある。ブラウンの奏でるベースを邪魔するなということらしい。なんとも微笑ましいエピソードである。

アルバムのタイトルはSOMETHING FOR LESTERである。この録音の半年後にレスター・ケーニッヒが心臓マヒで亡くなる。文字どおり遺作のアルバムとしてレスターに捧げることになった。こんなことがライナー・ノーツに書かれている。

77年6月の録音でマイク・ロケーションがイマイチなのか、サウンドの奥行というか立体感に欠けるがやむを得ない。当時は電化ジャズ、フュージョンの全盛だった。それなのにアコースティック・ジャズとして孤高を保っている傑作といっていいだろう。
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トミー・フラナガン・トリオ/オーヴァーシーズ

きょうは11月16日アメリカのジャズ・ピアニストトミー・フラナガンの忌日(2001年11月16日)である。

トミー・フラナガンといえばwikiにも書いてあるように、ソニー・ロリンズ(ts)の不朽の名作サキソフォン・コロッサスやジョン・コルトレーン(ts,ss)のジャイアント・ステップス の共演で知られる。どちらかというと名脇役でフラナガンのアルバムはさほど多くない。本盤はオーヴァーシーズとタイトルされているように、ヨーロッパへの楽旅の折、ストックホルムで録音(57年8月15日)されたフラナガン名義の代表作である。パーソネルはウィルバー・リトル(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)とのピアノ・トリオ演奏である。

1960年代終わり頃だったかと思うけど、このアルバムはジャズ・ファン垂涎の幻の名盤と言われ中古レコード市場で高値で取引されていた。1枚1万数千円くらいだったと思う。当時私はレコード収集マニアの端くれだったから、日本のスイング・ジャーナル誌(現廃刊)やアメリカのシュワン(月刊誌)の新譜欄や解説記事を見ては買い漁っていた。だけどさすがにそんな小遣いはなく、手に入れるのをあきらめていた。ところがほどなくして再発盤が世に出た。2千円くらいだったと思う。得をした気分になり、もちろんすぐ買いもとめた。時代はさらにくだりCD化されくだんのLPは二束三文で下取りに出した。カバー・デザインはオリジナルではないが、音質は見違えるようによくなっている。

さて演奏スタイルは典型的なハード・バップで、ピアノのタッチが力強く溌剌としている。前出のエルヴィンやリトルがエキサイトに鼓舞していることもあるのだろうが、軽妙なフレージングが彼の特徴なのに様変わりしているのに驚く。たまに聴くと心地よいが、なぜ幻のレコードだったか不思議でならない。
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フリッツ・ライナー


11月15日はハンガリー出身の指揮者フリッツ・ライナー*の命日。ちょうど今年没後50年の節目にあたる。ライナーは何といってもシカゴ響(CSO)とのコンビによるRCAビクター録音だろう。10年にも及ぶ音楽監督の地位にあり、当時アメリカのローカルに近かったこの楽団を第一級のオーケストラに押し上げた。CSO第6代音楽監督のライナーを第一期黄金時代、第8代音楽監督のゲオルク・ショルティが第二期黄金時代と呼ばれる。今の若いリスナーはライナーのことをあまり知らないかもしれない。彼の全盛期は50年から60年代初頭で終わっているからだ。
* ライナーのエピソードがおもしろい。興味のある方は上のリンク先を参照ください。

なぜ私がライナーを知っているかというと上の写真である。忘れもしない中学生のときに母が買ってくれたレコードだ。ベートーヴェンの運命とシューベルトの未完成である。日本ビクターの国内盤でジャケットの裏に志鳥栄八郎の解説が載っている。冒頭「古今の交響曲の名曲のうち、もっとも愛奏され、愛聴されているのは、ベートーヴェンの≪第5≫と、シューベルトの≪未完成≫であろう。これは、その2大名曲をカップルにした垂涎の一枚である。現在、まさに円熟の境にあるハンガリー出身の名指揮者ライナーの名棒で、たっぷりと味わっていただきたい。」と書かれている。

ライナーのことはこれだけで他のことは何も書かれていない。第1楽章の例の運命の主題と第4楽章第1主題のパート譜が掲載され解説が加えられているだけ。アマゾンで調べてみたがこのカップリングのCDは見当たらなかった。ところがどっこいネットとは便利。フリッツ・ライナー&シカゴ交響楽団ザ・コンプリート・RCA・アルバム・コレクションが先月10月8日に発売されている。フォーマットはもちろんCDで63枚入りボックス。通常価格26,345円が値引きされ15,000円台だからお得である。だけどライナーに興味のないリスナーは割安感もヘチマもないし私も同じだ。写真の現物が亡き母が遺してくれた品だから私にとって価値があるだけである。これを機に近々CDにダビングしようか思案している。
PS:
「音楽を聴くのに理屈はいらない」と名言を吐いたのは志鳥栄八郎翁である。
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クリスチャン・マクブライド

クリスチャン・マクブライドはアメリカの第一級のジャズ・ベーシストである。ベース奏者がバンド・リーダーになるのは稀だと思う。チャールズ・ミンガスくらいだろうか?ポール・チェンバースやロン・カーターなどもソロ・アルバムを出版しているが自前のバンドではない。コントラバス(ウッド・ベース)であろうが、エレキ・ベースであろうが基本はリズム楽器だからだ。それよりもクリエイターであり、コンポーザーでなければバンド・リーダー*にはなれない。
* フュージョン系のベーシストはスタンリー・クラーク、マーカス・ミラーなど多士済済

という訳で本盤のタイトルがナンバー2と書かれているように、マクブライドのセカンド・アルバム(95年11月録音)*である。曲目の編成はマクブライドのオリジナルが6曲、チック・コリアのオリジナル“Tones For Joan's Bones”、ウェイン・ショーターの“Miyako”、オーネット・コールマンの“Jayne”、フレディ・ハバードの作品の計10曲である。
* 彼は72年生まれだから23歳のときの録音

パーソネルは全部書ききれないので一部を紹介する。何といってもビッグネームはチック・コリア(p,ep)とジャック・ディジョネット(ds)だろう。チックが3曲、ディジョネットはデュオ演奏(1曲)を除く全曲に参加。ケニー・バロン(p,ep)も精一杯弾いているが、チックには敵わない。“Divergence”はフェンダー・ローズを弾いている。とても懐かしいサウンドだ。

マクブライドは当初録音に際し、ウェイン・ショーター(ts)に参加を求めたがショーターの都合がつかず断念したと言われる。事実かどうかは定かでないが、もし実現していれば超名盤が生まれていたに違いない。なのでこのアルバムの評価を四ツ星としたい。とういうのは私の見立てはホーン・セクションがちょっと弱いと思うから。

上のブックレットのリンク先は試聴できないので下にYou Tubeを貼りました。このトリオ演奏はウィーンのジャズ・クラブ「ポギー&ベス」でのライヴ(2011年)です。マクブライドのピッツィカート奏法をじっくり見ることができます。指の動きがばね指になりそう。(笑)


<参考> P&B JAZZ MUSIC CLUB
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風邪に効く音楽?

検索エンジンで「風邪に効く音楽」「風邪を治す音楽」などと入力しても、あまりヒットしない。バッハやモーツァルトがいいとか、なかにはベートーヴェンのピアノ協奏曲3番、4番を推奨している記事もある。モーツァルトはいいかもしれないが、ベートーヴェンのピアノを聴いても動悸が激しくなって逆に発熱するのではないか。それでもと思ってよく見ると、風邪を寄せつけないために迫力のある音楽を聴くのがいいということらしい。いやこっちはすでに風邪をひいたのだ。これではネットは役に立たない。いろいろ思案した挙句、日本の生んだバロック・ヴァイオリン奏者寺神戸亮のディスクを聴くことにした。

上のCDブックレットはリンクを貼ってあるのでご覧になってください。コレッリヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集(作品5より)。第7番から順次第12番まで収録されている。コッレリ作品は数多く出版されていないがこのOp.5は名高い。寺神戸亮(てらかどりょう)はオランダのシギスヴァルト・クイケンに師事し一躍脚光を浴びるようになった。一時期クイケン率いるラ・プティットバンドのコンサートマスターを務めたと聞く。現在の音楽活動はヨーロッパと日本を行き来している多忙なアーティストである。

演奏は古楽器特有の無機質っぽい音色でなく情緒豊かで艶がある。94年8月録音だからもう20年も経過するのに古臭さはまったく感じられない。実に瑞瑞しい演奏である。ベッドで横になり、まどろんで聴けば風邪も治るかもしれない。そう、BGMにぴったりの音楽だ。う~む、大分体調が戻って来た感じがする。(汗)
<参考>
風邪の季節がやって来た!!風邪を即効で治す方法まとめ
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心と口と行いと生きざまは

きょうは10月15日台風26号の影響で雨降りの寒い終日。この日はドイツの指揮者でチェンバロやオルガン奏者でもあるカール・リヒター(右画像)の誕生日。

リヒターといえばバロック音楽、特にバッハ作品を多く録音したことで知られる。いずれも優れた演奏だが何といってもマタイ受難曲(58年)が彼の残した不滅の名盤だろう。現在は古楽器演奏全盛時代だが、リヒター盤を凌駕する演奏は見当たらない。きょうリストアップするバッハのカンタータもリヒターの重要なレパートリーである。然しながら現存する全曲の録音は成らなかった。55歳の若さで他界(81年)してしまったからだ。

左のリンクを貼ってあるディスクはBWV30とカップリングされているカンタータ第147番≪心と口と行いと生きざまは≫BWV147である。有名なコラール合唱“主よ、人の望みの喜びよ”が第6曲と第10曲に挿入されている。演奏はリヒター指揮アンスバッハ・バッハ週間o、ミュンヘン・バッハcho、ブッケル(s)、テッパー(a)、ケステレン(t)、エンゲン(bs)の61年録音。

本盤は人気のコラールゆえ親しまれるが4曲のアリアもこの上なく美しい。ソリスト全員歌唱力がある。でも宗教曲は私の嗜好ではあるがコラール(賛美歌)に限る。キリスト教信者でないのに心が洗われる。「最高の楽器は歌声」とはよく言ったもの。声楽は格別である。

<おまけ>
下の写真はコレクションした高級オルゴール宝石箱(50弁2曲入りシリンダーオルゴール)

挿入曲は“主よ、人の望みの喜びよ”とヴィヴァルディの“四季(春)”
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ジョージ・ガーシュイン

今日は9月26日。いつものようにwikiを開けると、ジョージ・ガーシュイン*の誕生日(1898/9/26-1937/7/11)。

ガーシュインはアメリカが世界に誇る大作曲家。音楽のカテゴリもクラシック、ジャズ、ポップスとあらゆる分野でガーシュイン作品を取りあげている。特にクラシックとジャズの融合は新ジャンルを切り開いたといってよい。いくつかの楽曲がジャズのスタンダード・ナンバーにもなっている人気作家である。
* サインはガーシュイン。wikiではガーシュウィンと表記されている(リンクを貼ってある)が、本稿では昔から読み馴染んだ表記とした。

左のアルバム(リンク)はガーシュインのフォーク・オペラ「ポーギー&ベス」をアレンジしたもの。マイルス・デイビス(tp)とギル・エヴァンス(編曲、指揮)コンビによる三部作(他はマイルス・アヘッド、スケッチ・オブ・スペイン)のひとつ。本アルバムを含め三部作が評価されるのは、ギルのオーケストレーションの独創性とマイルスの艶やかで研ぎ澄まされたサウンドとソロにあると思う。

選曲はもちろん原曲と異なるが心憎いばかりの配列だ。人気曲“サマータイム”は5曲目に登場する。演奏が進むにつれて気分が高揚してくる。10曲目の“ご自由に”はこれほど歌うマイルスを聴いたことがない。12曲目のバラード“愛するポーギー”を聴くと目頭が熱くなる。録音は1958年、すでに半世紀が経つ。今もまったく色褪せない名作である。

このアルバム(もちろんLPの時代)を購入したのは、東京板橋の寮生活の時代だった。あれからどの位の歳月が流れただろうか?今日久しぶりに聴いて感傷的になった。
おまけ
デヴィット・マシューズ(p)をリーダーとするマンハッタン・ジャズ・クインテットのサマータイム

いつか拙ブログ「ジャズを聴く。」シリーズでこのMJQをエントリしてみたい。
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シベリウス後期交響曲 (第6番、第7番)

きょうは9月20日、フィンランドの作曲家シベリウス(右画像)の忌日。(1865年12月8日-1957年9月20日)

シベリウスの楽曲は多岐にわたるが、何といってもシンフォニー作曲家である。交響曲第1番から第7番までいずれも評価が高い。音楽評論家のセシル・グレイは「ベートーヴェン以後最大のシンフォニスト」と称賛している。それにしてもシューベルトやブラームス、マーラーやブルックナー、チャイコフスキーを差し置いての最大級の賛辞である。

そんな訳で一時期、私もシベリウスを聴いた。北欧の自然や風土が手に取るように伝わってくる。冷たいほどの美しさが楽章の節々に現われてはまた消えてゆく。特に感傷的に浸れる後期作品の第6,7番がお気に入りだ。

初めてシベリウスのレコードを購入したのはカラヤン指揮ベルリンPOコンビの1967年録音(6番、7番)だった。もちろん私の若い時代。しかしながらこのコンビは全集を残していないと思う。その後バーンスタインの第2番やベルグルンド(HPO,COE)とか、あと二、三の指揮者を聴いた気がする。だけどカラヤンを最初に聴いたせいか、その美学に嵌まり至上の音楽と決めてしまった。

これよりずっと後年、ある音楽雑誌の企画で20世紀「不滅の名盤800曲『究極の100タイトル』」にランク・インされた。作曲家の吉松隆氏がこのカラヤン指揮の第6番第7番を絶賛。私の鑑賞というか感じたものが吉松氏と同じだったので驚いたことを覚えている。今は音質が良くなったCDが発売されている。手元には古いCDしかないが左上のCDは2枚組割安のお奨め盤。リンクしてあるから試聴して何か感じるものがあったら購入しましょう。

PS:件のLPカラヤン盤のジャケットを写真に撮り、本稿に貼りつけようと家探ししたがどこにもなかった。当時金欠病だったから古レコード店へ売りに出したのだろう。
〈参考〉ベルグルンド
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カール・ベーム

お盆のきょうは家でのんびり過ごします。息子夫婦たちが昨夜帰省しましたが、この暑いのにどこかへ遊び?に出かけたようです。いつものようにwikiで8月14日を検索すると、世界的な指揮者カール・ベームの命日です。(1894年8月28日-1981年8月14日)

拙ブログでベームを何度もエントリしているのは好きな指揮者だからです。朴訥とした地味な指揮振りで、いまのクラシック・ファンは聴いてもピンとこないかも知れませんね。ベームは歌劇演奏に定評がありましたが、交響曲もモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブルックナー、ブラームスなどドイツ・オーストリア系の作曲家の作品を好んで多く録音したようです。先ほどは代表的なオペラ・ブッファの一つコジ・ファン・トゥッティ(EMI盤)を聴きましたが、アフィリエイト投稿ができないことと、こういう喜劇はフェミニストに叱られそうで、レビューを諦めました。(笑)

そこで本稿はベームのスタンダードなベートーヴェンの田園交響曲をリスト・アップします。ベームとVPOとのコンビはいくつか名盤がありますが、この田園交響曲は最良な録音<71年>の一つでしょう。「小川のほとりの情景」をうたう第2楽章を繰り返しなんども聴きました。第1ヴァイオリンの奏でる第1主題は艶やかな響きがあり、なんとも形容のしようがない美しさですね。このオリジナルLPを買ったのは30歳代中頃だったと思います。でも楽章を頭出しリピートできるのはCDのお陰です。田園交響曲の名盤はたくさんありますが、ベーム盤とブルーノ・ワルター盤が双璧でこの二つを揃えれば、あとはどうでもいいでしょう。(笑)

PS:左の画像はチューリッヒ1834年音楽誌に掲載されたリトグラフ。ベートーヴェンが田園シンフォニーの構想を練ったとされる。足元には小川のせせらぎが描かれ、左手に譜面、右手にペンを握っている。遠景は田舎の牧歌的な田園風景が広がっている。画像にリンクを貼ってありますので興味のある方はご覧ください。

本盤のカップリングはシューベルトの交響曲第5番変ロ長調。悠然とした遅めの演奏はコチラもベームの真骨頂を発揮している。<79年>
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