
George Jones (3)
米国盤 Mercury Records MG-20477 George Jones Sings White Lightning And Other Favorites
(1)White Lightning (2)I'm With The Wrong One (3)That's The Way I Feel (4)Life To Go (5)Don't Do This To Me (6)Wandering Soul (7)Giveaway Girl (8)You're Back Again (9)No Use To Cry (10)Nothing Can Stop Me (11)Flame In My Heart (12)Jesus Wants Me
若くて元気いっぱいの頃のジョージ・ジョーンズのカントリーを聴いた・・・・・イヤーいいなぁ いかにも ” カントリーを聴いた ” という気分にさせてくれるし、気分的に落ち込み気味の時にはほんとに元気にしてくれるレコードです。 スティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、ホンキートンクピアノがジャンジャン出てきてジョージの気合の入った塩辛声も冴えわたっているもので デビューした Starday レコードの次の Mercury レコード時代なので荒削りでまだまだ力いっぱい歌い飛ばしている-といった感じなので 聴いている方は元気をもらうっ-てところです。
フィドルなんかは過激なまでにワイルドで ド・カントリーぶり著しくて今時の並みのカントリー歌手などは吹っ飛んでしまいそうな勢い・・・・・・なにせ最後に出てくるセイクレッド曲(12)Jesus Wants Me なんかもホンキートンクスタイルで演っていて ” Jesus, Jesus〜 ” と叫びまくっているんですから キリストだって思わず笑ってしまうんじゃないかなあ ( smile )。
(2)I'm With The Wrong One と(11)Flame In My Heart ば女性歌手(プリシラ・ミッチェルという歌手?)とのデュエットで荒削りながらいい雰囲気、(3)That's The Way 、(5)Don't Do This To Me 、(7)Giveaway Girl、(10)Nothing Can Stop Me はアップテンポの過激なフィドルに玉を転がすようなホンキートンクピアノの伴奏でとても今の時代には聴かれないスタイル。
(4)Life To Go はストンウォール・ジャクソンの唄で有名な曲。(9)No Use To Cry はシャウトスタイルで朗々と歌っていて Country Balladeer としての core country としてのジョージのよさが出ていて大好き。
この時代の George Jones についていつも思うのは どんなにド・カントリーであっても彼にはどこかに ”かわいらしさ ” があって憎めない微笑ましさがあることかなぁ( smile )・・・・・・・・・・・・以下に裏ジャケットの解説を訳して載せておきいます(ところどころに私なりの補足も)
「 テキサス州 Beaumont 生まれのジョージ・ジョーンズは音楽好きの clean-cut の頭をした男だ(海兵隊ゆずりの角刈りジョージのこと)、彼が歌う唄は自身のユーモア感と情緒をもったものであり、ほとんどは彼自身の作詞作曲になるものです。カントリーミュージック畑には多くの有名な歌手、エンターテナーがいて、その各々が独特のスタイルを持っており、忠実で熱心なファンがいます。
海兵隊を除隊した後 ジョージはカントリー歌手になろうと決心しました。この厳しい競争世界で成功するには何か目新しいものや秀でるものがないとやっていけない-ということも十分に認識していましたが、Mercury レコード社の A&R ディレクターだった Art Talmadge は Starday レコード時代に録音されたジョージ・ジョーンズの 唄をはじめて聴いた時に、何はともあれこの背の高い若者に賭けてみようと決心したのでした。 ジョージの初期のレコードは中程度の成功を収めただけでしたが、1955(昭和30)年に ”Why Baby Why ” をレコーディングすると堰を切ったように大変な勢いでカントリーヒットチャートを駆け上り、多くの競争相手にもかかわらずジョージ・ジョーンズのレコードは人気を保ち続けて次のリリースに向けて確固とした足がかりとなったのでした。
” What Am I Worth ”、” Seasons Of My Heart ”、” Rugged But Right ”、” You Gotta Be My Baby ”などの曲が全国ヒットになり、その結果聴衆はカントリー界のニュースター誕生を認めたのでした。
テネシー州 Nashville のWSM局が提供する Grand Ole Opry はカントリーミュージックのビッグスター達が演奏するメッカで 最上級の者達だけが選ばれて参加できるところです。それ故に、オープリーのお偉方がジョージ・ジョーンズをレギュラースタッフとして招いた時、この有能な歌手の多くを見聴きしてきたアメリカ中のカントリー愛好者達は当然のこととして受け取ったのでした。
彼のシングルレコードは top-selling の常連になったばかりでなく Mercury レコード社のファーストアルバム ”George Jones Sings ”(MG-20306)も確固たる人気を博したのでした。14曲全てが自身の作品か共作でしたし、いずれも彼の幅広さや有能さを表わす見本でした。
ジョージ・ジョーンズはどんなものをレコーディングし、それをどんなサウンドにしたいか-を熟知している歌手です。ジョージは大衆寄りで 皆がどんなものを聴きたがっているかを心得ているのでレコード会社も彼のアイデアに従っているというわけです。
1955(昭和30)年以来 George Jones は Country & Western の世界でヒットチャートをにぎわせ続けてきました。しかし、 ” White Lightning ”は優れた歌とその絶妙なボーカル技術だったにもかかわらず多くのポップラジオ聴衆やレコード購買層にはほとんどスイングするロカビリーと受け取られたのでした。そして次のリリースで1959(昭和34)年夏のヒット曲で同じく best-selling となった ”Who Shot Sam ” まで George Jones はその路線を崩しませんでした。その結果、それまで多くの素朴なヒット曲によってジョージ・ジョーンズは ”country-and-western-only ” の歌手だ-と特徴づけられていましたので ポップス路線寄りになった時に猛烈な勢いで壁にぶち当たることになったのでした。しかし、歌い方だけでなく作曲においても versatility(多芸多才ぶり)は彼の得意とするところでした。
”White Lightning ” からソウルフルなセイクレッド曲 ”Jesus Wants Me ” への身替わりの早さに気付かれるはずです。そして双方とも一流のレベルですし、ボーカルにしても作曲能力にしてもまったく彼のオリジナルなのですから。 商業面から見ると1958(昭和33)年1年間だけをみても6800枚の new シングル盤、3100枚の新盤LPをプレスされているし、まさに金の卵といえるでしょう。ジョージ・ジョーンズはそれだけの価値をもっているのです 」・・・・・・・・以上(すこし意訳を加えての)解説です。
私は 今のジョージ・ジョーンズを知るには、生きざまを理解するにはどうしてもこの時代の George Jones を聴いてみる必要があると思っています。
なお このレコードは1974(昭和49)年頃に日本のレコード会社がアメリカの原盤をそのまま輸入してファン向けに日本盤として販売になったもので(ジャケット面にCustom=顧客 とサインしてある)、ほかにロジャー・ミラー、スタンレー・ブラザーズ、フラット&スクラッグス、カントリー・ジェントルメンなんかも出ていました・・・・・僕はジョージ・ジョーンズだけを買いました、思い入れのあるレコードです。こうしたものはなかなか捨てることは出来ないです
(最近聴き直したので2011年2月20日の未掲載記事を補足して載せました)









