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ブルース・スプリングスティーン Live at ROXY 1978.7.7. 

ブルース・スプリングスティーンの1978年7月7日、ロキシーでのライブ。
僕は昔買ったブートで聴いていたのだけど、最近78年のライブをまとめてCDセットにしたものが発売されたので、
全部持っていて聴いていたのだけれど一応買った。そしてだいぶ経ってしまったけれど5本のライブのうちの1つを聴いた。
僕は78年のブルース・スプリングスティーンンのライブでは12月15日のウインターランドでのライブが一番好きなのだけど、
とりあえず一番早い日時のロキシーでのライブを聴いた。
このCDを聴いて最初に思ったのはこんなに録音の音が良かったかと意外に感じた。
僕は昔は実家でノイズや観客の声にまぎれている演奏の音を聴く為にボリュームをかなり大きくして聴いていた。
近所の迷惑者になっていたけれど、僕にはそれが必要だった。

聴いてみてまだツアーが円熟していなくて曲目構成に少し物足りない気もした。僕もぜいたくだなと思う。
その中であまり聴かなかった「POINT BLANK」が意外といいと思った。
そうして「THE PROMISED LAND」は時間が止まった。よかった。ブルースの”Take a chance”と最後に言った言葉もしびれた。
そして聴いていて感じたのはBig Man クラレンスのサックスがいきいきしていると思った。よかった。
「RACING IN THE STREETS」そして「THUNDER ROAD」への流れはさすがだった、ロマンチックだ。
2nd set は後半「BACKSTREETS」こわいくらい美しかった。僕もいつかライブで聴きたい。その時に納得して聴けるように生きていたいと思う。
そして「ROSALITA」で弾けた。
さらにアンコールの初めに「INDEPENDENCE DAY」がピアノ演奏で歌っていてしびれた。ふと僕のお父さんはもういないのだなと思った。
「BORN TO RUN」すごい勢い。それぞれのメンバーの演奏が踊っている。
久しぶりの78年ライブを聴いたけれど、この頃はやはりすごい。
「RAISE YOUR HANDS」「TWIST AND SHOUT」僕はボリュームを上げて大音量で聴いた。頭が真っ白になった。
やはりダークネスツアーはいいなと思った。

評論家ジョン・ランドーのようだけど、僕は最近、人生もういいかなと思っていた。
でも今日ブルース・スプリングスティーン、ダークネスツアーを聴いて、初めてブルース・スプリングスティーンのライブをブートで聴いた時の気持ちになれた。
新鮮な気持ちになれた。また新しく生きていこうという気持ちにさえなった気がする。
実家で僕はブルース・スプリングスティーンのライブを聴いて自分は生きていると感じていたのを思い出した。
もう父も母もいないけれど。もう少し頑張ってみようと思った。
また残りの4本を聴こう。
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