お盆前から雨が降るようになり、やっと朝晩の涼しさをチョッピリですが感じられるようになりました。
酷暑に負けないくらいの熱戦が繰り広げられたロンドンオリンピックも閉幕しましたが、日本国中に勇気と感動を与えてくれた日本選手に心より感謝したいですね。
ありがとう!
今回は毎年、恒常化している海のごみについての現状報告です。
毎年、梅雨末期には各地で被害が出るくらいの豪雨で、大量の流木、草木、泥などの自然ゴミ及び空き缶、ビン、ペットボトル、プラスチック製品、レジ袋その他もろもろの人間の活動で発生する生活ごみなどは一気に川や排水路を通じて海に流れ込みます。
今季の梅雨では、九州北部豪雨災害と名付けられたほどの甚大な被害が発生し、海にもこれまで経験したことがないほどの大量の流木が流れ込みました。
いつもの場合は、海岸に打ち上げられたり有明海の反時計回りの流れの中で、少しずつ少しずつ有明海の外に出ていくのでしょうけど、今回はその量は半端でなく、また、山の木がそのまま根こそぎ流されてきたような大木が数多く流れ込み、災害からひと月経った現在も漁港や周辺海岸にそのまま放置状態です。
通常はある程度のごみの大きさや量なら自力でどうにかするのですが、今回のごみは平均して4~5mの丸太を中心に長いものでは10m位の根っこがそのままついたものまでありお手上げ状態です。
また、最近では諫早湾の締め切りから深刻な不漁続きで、廃業者が相次ぎ山間部で『限界集落』という言葉があるように海辺では『限界漁村』という言葉が当てはまる状況で、様々な緊急事態に遭遇しても即対応できない状況になっています。
大雨からひと月の間に海上での流木との接触事故はもちろんのこと漁港内においても同様のありさまで、漁船の修理代はもとより出漁見合わせなどかなりの損害が出ました。
島原半島沿岸は、諌干の調整池からの汚濁水の通り道になっているうえに、今回のように有明海のごみが流れていきながら海岸に打ち上げられる地域で、一番不利益を受けているのは島原半島の漁民ではないかと思っています。
漁民が、通常活動するエリアは海上および漁港ですが、海の管理やごみの取扱いについて県とか市とかの行政の区別がされています。
海そのものは国がかかわると思いますが、漁港とか海岸についてはそれぞれ市や県で管理が分かれているようです。
今回の豪雨災害による大量のごみ処理についても漁港及びその周辺海岸は地元の自治体で、それ以外の海岸は県ということで、長崎県の方は海岸のところどころに集積だけはしましたが、未だに処理はされておらず台風や高潮が来た場合は再び海上に流れ出す恐れがあります。
一方、漁港及びその周辺については予算がないということでかなりの期間放置されていましたが、一応先日業者に処理の依頼をしたとかという話でしたが、お盆ということもありいつから作業にかかるのかは不明です。
漁協もこの大量のごみ処理をするにしても多くの人手、回収用の船、ごみを運搬するトラックなどが必要なので何とか実費だけでも助成してもらえるように市と交渉していましたが、担当者レベルでは判断できず回答待ちの状態です。
(つづく)
酷暑に負けないくらいの熱戦が繰り広げられたロンドンオリンピックも閉幕しましたが、日本国中に勇気と感動を与えてくれた日本選手に心より感謝したいですね。
ありがとう!
今回は毎年、恒常化している海のごみについての現状報告です。
毎年、梅雨末期には各地で被害が出るくらいの豪雨で、大量の流木、草木、泥などの自然ゴミ及び空き缶、ビン、ペットボトル、プラスチック製品、レジ袋その他もろもろの人間の活動で発生する生活ごみなどは一気に川や排水路を通じて海に流れ込みます。
今季の梅雨では、九州北部豪雨災害と名付けられたほどの甚大な被害が発生し、海にもこれまで経験したことがないほどの大量の流木が流れ込みました。
いつもの場合は、海岸に打ち上げられたり有明海の反時計回りの流れの中で、少しずつ少しずつ有明海の外に出ていくのでしょうけど、今回はその量は半端でなく、また、山の木がそのまま根こそぎ流されてきたような大木が数多く流れ込み、災害からひと月経った現在も漁港や周辺海岸にそのまま放置状態です。
通常はある程度のごみの大きさや量なら自力でどうにかするのですが、今回のごみは平均して4~5mの丸太を中心に長いものでは10m位の根っこがそのままついたものまでありお手上げ状態です。
また、最近では諫早湾の締め切りから深刻な不漁続きで、廃業者が相次ぎ山間部で『限界集落』という言葉があるように海辺では『限界漁村』という言葉が当てはまる状況で、様々な緊急事態に遭遇しても即対応できない状況になっています。
大雨からひと月の間に海上での流木との接触事故はもちろんのこと漁港内においても同様のありさまで、漁船の修理代はもとより出漁見合わせなどかなりの損害が出ました。
島原半島沿岸は、諌干の調整池からの汚濁水の通り道になっているうえに、今回のように有明海のごみが流れていきながら海岸に打ち上げられる地域で、一番不利益を受けているのは島原半島の漁民ではないかと思っています。
漁民が、通常活動するエリアは海上および漁港ですが、海の管理やごみの取扱いについて県とか市とかの行政の区別がされています。
海そのものは国がかかわると思いますが、漁港とか海岸についてはそれぞれ市や県で管理が分かれているようです。
今回の豪雨災害による大量のごみ処理についても漁港及びその周辺海岸は地元の自治体で、それ以外の海岸は県ということで、長崎県の方は海岸のところどころに集積だけはしましたが、未だに処理はされておらず台風や高潮が来た場合は再び海上に流れ出す恐れがあります。
一方、漁港及びその周辺については予算がないということでかなりの期間放置されていましたが、一応先日業者に処理の依頼をしたとかという話でしたが、お盆ということもありいつから作業にかかるのかは不明です。
漁協もこの大量のごみ処理をするにしても多くの人手、回収用の船、ごみを運搬するトラックなどが必要なので何とか実費だけでも助成してもらえるように市と交渉していましたが、担当者レベルでは判断できず回答待ちの状態です。
(つづく)