山里の四季・鹿野

山里の風景、趣味や日常の雑感を書く。

春の山寺行

2017年04月04日 | 日記
 四月に入り、気温はぐんぐん上昇して来ました。
春本番。
しかし、桜の開花は、例年より、やや遅いのでは・・・。

 草木の目出しの時季になりました。
気の早い山野草が一つ・・・自家の鉢植えの一番花です。
草の名:ブカンイワギリソウ



  

 鹿野のマイナス10度Cに耐えきれず、枯れそうになった株を、鉢に取り、2年越しで、やっと開花したものです。
葉が痛んでいますが、頑張った株です。

 写真3枚目:八角蓮の新芽,4枚目はフキノトウ、鹿野は全てがゆっくりです。


 4月3日、好天、春暖に恵まれ、山口県平生町の山寺、般若寺へ出掛けました。
大化改新(645年)の60年ほど前、第31代・用明天皇(聖徳太子の父)の妃の般若姫が祀られたお寺である。
航海の安寧に身を捧げた妃を弔うため、用明天皇の勅願で、用明元年・586年に建立された。
寺の名は・・・”神峰山・用明院・般若寺”・・・由緒あるお寺である。

茅葺の仁王門、両脇に鎌倉時代の作とされる仁王像が迎えて呉れる。
”竜宮西門”なる額が掲げられている(大畠の瀬戸東方にあるとされる竜宮伝説・・・鳴門の瀬戸が竜宮東門)。
お彼岸の中日には、写真の手前側、門中央に陽が沈む由・・・西向きの門である。



  「 海灯す 古刹の秘話や 春の風 」(詠み人知れず)

  

 仁王門を入り、左手の長い石段を登ると、姫を祀る神社、右手に行くと寺の本堂がある。
仁王門の正面遥かに、大畠の瀬戸(現在の大島大橋が見える)、この東西の線を延長すると、海の守り神、厳島の御山(みせん)に至る。
海上交通の要衝・特異点である。

 ここで三世代4人で参詣するご家族に出会う。
楽しそうな娘さん二人が印象的でしたのでおばあちゃんと一緒に撮らせて貰い、本ブログに掲載のお許しを頂く。
満開の枝垂れ桜も綺麗に、楽しそうでした。

  

 寺には”般若姫伝説”が語り継がれている。
橘豊日皇子(後の用明天皇)は、西征のおり、豊後の長者の娘・般若姫を娶り娘を為す。
後年、姫は都への途上、大畠の瀬戸で嵐にあい、身を投じ、怒れる金竜神を鎮めた。

 山上の古墳に祀られた般若姫は、やがて、海の守り神となる。
行き交う船には、この寺は灯台でもあった。
往時、隋、唐などからの船も、この灯台に守られ、無事に都へと航海したであろう。
 
  


 古代日本の逞しさ、雄大さを感じました。

海事のお寺である事に、父を想い出し、親しみのあるお寺になりました。

未だの方は、参詣しては如何ですか・・・おすすめです・・・しかし、国道188からの山道は長い。
 
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 春光 | トップ | 花に会う »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事