山里の四季・鹿野

山里の風景、趣味や日常の雑感を書く。

美術の秋

2016年11月29日 | 日記

 11月26日(土)、周南市美術館で開催中の展覧会”周南の近代を彩った人たち・・・画家編”へ出掛けました。
あまり知られていないが、徳山は、岸田劉生の終焉の地である。
 昭和4年11月29日,満州からの帰路の途上、徳山に立ち寄り、僅か20日余りの滞在中に、病を得て、急逝しました。
逗留中に書いた書画や、友人の武者小路実篤、梅原龍三郎の書画が展示されている。
娘を描いた油彩の”麗子シリーズ・麗子像”が有名です。
 黒田清輝に師事したのを皮切りに、後期印象派、写実派、白樺派の人道主義に賛同、やがて東洋画、日本画へと主体が移る。
文筆にも秀で、多数の著作が残されている由。
展示されている書も見事で、自画像も、これらの功績を偲ぶ雰囲気がありました。
 他に、毛利家の絵師であった朝倉震陵、大場学僊、河上大二、前田麦二の4画家の作品が展示されている。
昭和初期の徳山を描いた絵もあり、先達4師の個性が溢れ、興味深い展覧会であった。 

 芸術の秋、体育の秋、読書の秋、食欲の秋、etc 秋は多彩な季節である。
月末になって、やっと、”芸術の秋”の真似事をしました。
小春日和の芸術散歩でした。



   

 11月も最終週になりました。
天気は相変わらず、短い周期で、繰り返しています。
 今は(11/27~12/1)、季節の様子を表す72候では”朔風払葉(さくふうはをはらう);冷たい北風が木の葉を吹き落とす頃”
北西の季節風、木枯らし、所によっては空っ風・・・冷たい風のシ-ズン到来です。

 国道315線沿いの、向道湖畔の紅葉の名残の風景です。
風も無く、静寂が支配する、庭園の趣のある湖畔です。
ひとたび寒風が吹けば、裸木の冬景色に変わろうとしています。

 「 日めくりの 残り数えて 冬隣り 」(詠み人知れず)



  
 筆者が毎年、標準木としている、湖畔のもみじ(2枚目)は、あっという間に散りました。


 日常雑感:東京オリンピックの経費削減の動き
 2020年のオリンピックの計画の杜撰さ・・・無責任にも、費用が増大(見通し)が心配されている。
森某の主導するオリンピック組織委員会の無責任、無節操、杜撰な計画が露見して来ています。
国立競技場の建替え問題に始まり、今は、ボート、バレー、水泳等の会場建設費の増大、場所の見直し etc.
開催する東京都と、組織委員会の間で、費用削減を目的に、場所と仕様の変更等の検討が手間取っている。
本来、開催主体の東京都がリードすべき所だが、該委員会と主導権争いの様相に見えてしまいます。
該委員長の森某は、日本が主体的に決めるべき問題を、”IOC・・・日本以外の勢力”を引入れて、自己のメンツを守ろうとしているように見える。
次々に、IOC のメンバーが来日し、原案を強く主張している。
 自己の不利な状況を、外国勢の助勢で、有利に解決しようとする・・・このやり方は日本の恥、止めるべきである。
 一連の動きから・・・希望溢れるオリンピックとする為には、計画から運営までの総まとめ役には・・・若いリーダを選ぶべきと思う。
費用は勿論、全てに責任を持てる人がリーダであるべきと思います。
 自国の事を自国で決めきれない・・・だらしない姿・・・が悲しい。


 




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