観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明後日は渡り鳥調査隊を実施します。

2017-08-17 17:12:16 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 7時48分 潮位 80cm
今日の満潮時間14時43分 潮位207cm

 

今日は曇りで、日中は雨が降ることもなく、川沿いにいると比較的過ごしやすく感じました。

カメラマンや関東から来た小学生など、熱心に野鳥観察をしている来館者の方が多い日でした。

 

今日は満ち潮の時間帯に、干潟を見に行ってきました。

護岸近くの干潟には、コチドリ、ダイゼン、ケリ、アオアシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギが観察できました。

ダイゼンは白黒の成鳥夏羽の個体の割合が大きくなってきました。干潟ではゴカイを盛んに捕まえて食べていました。

潮が満ちて、干潟が小さくなってくると、ダイゼンの群れは1か所に集まり、その後一斉に飛び立ちました。

まだ大きく残る導流堤の脇の干潟へ飛んでいってしまいました。

 

その後、ダイゼン3羽とトウネン2羽、ソリハシシギ1羽の小さな群れがこちらに向かって飛んできましたが・・・、

干潟の上でUターンして、導流堤の脇の干潟へ戻っていってしまいました。しかし、トウネンを一瞬でも久しぶりに近くで見ることができたので嬉しく思いました。(トウネンは、藤前干潟に飛来するシギの中で最も小さいシギのひとつです。)

 

さて、明後日(19日(土))は8月の「藤前干潟の渡り鳥調査隊」を行います。

渡り鳥調査隊は、野鳥観察館で毎月1回実施しているイベントで、野鳥観察に加えて、鳥類調査(野鳥の種類と数の調査)を体験します。

カウンターという道具を使って鳥の数を数えたりもしてみます。


 

19日(土)は、秋の渡りで飛来しているシギ・チドリなどが観察できるはずです。

藤前干潟や野鳥についての質問にもお答えしますので、夏休みの宿題の一助にもなると思います。

ぜひぜひ、ご参加ください。(雨天時や暑い日は観察館の中から観察等を行います。)

【藤前干潟の渡り鳥調査隊】
 日時:8月19日(土)10:00~12:00
 場所:名古屋市野鳥観察館
 対象:小学生以上
 定員:20名
 参加費:無料
 持ち物:帽子、水筒、双眼鏡(お持ちであれば) ※熱中症対策をお忘れなく!
 申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
 ※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ352、ダイサギ38、コサギ24、アオサギ20、マガモ37、カルガモ202、ホシハジロ6、スズガモ14、ミサゴ10、トビ1、コチドリ1、シロチドリ3、メダイチドリ13、ダイゼン65、ケリ25、トウネン5、アオアシシギ36、キアシシギ4、イソシギ1、ソリハシシギ75、オオソリハシシギ3(♂1、♀2)、チュウシャクシギ21、ウミネコ90

 

明日の干潮時間 9時01分 潮位 64cm
明日の満潮時間15時58分 潮位225cm

コメント
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