万葉を描いた画家 大亦観風

60年前にこのような画家がいたのです!万葉集を愛し、瑞々しい感性で日本画を描いた大亦観風。あなたもぜひ出会ってください。

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2014年6月3日~9月4日 和歌山県立近代美術館 大亦観風 生誕120年展

2014-05-07 11:04:48 | 日本画
 大亦観風 生誕120年展

和歌山県立近代美術館において、2014年6月3日から9月4日まで開催されます。

今回は、新しく発掘された作品も加えて展示されるとのこと。

和歌山県立近代美術館の学芸員 奥村一郎氏と、
奈良県立万葉文化館 学芸員 であり広島女学院大学教授でもある福田道宏氏のご尽力により、
大亦観風が新潟小千谷の東忠に送った書簡の研究がすすみ、当時のやりとりの様子もはっきりとしてきました。
書簡から、大亦観風のキャラクター、画家としての生き様がリアルになってきました。

昭和初期に、実に格好良い生き方を貫いた、魅力溢れる画家であったことがわかってきました。
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「万葉集画撰」第2図

2004-12-08 03:23:15 | 日本画
大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 國見をすれば 國原は 煙立ち立つ 海原は 鴎立ち立つ うまし國ぞ あきつ島 大和の國は

舒明天皇による香具山望國の御製です。

万葉文化館のある飛鳥の丘陵地は、まさにこんな感じのところでした。山はなだらかにまあるく、空気までもが優しく感じられる場所です。日本人の魂のふるさとなのですね。

この絵の鴎の飛ぶ、なだらかな曲線が、なんて美しいのでしょう!
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大亦観風展、今日まで!

2004-11-28 06:53:17 | 日本画
観風の絵の多くは、彼の最大の支援者である、新潟県小千谷の老舗割烹「東忠」によって大切に保存されてきました。つい最近まで季節に合わせた観風の掛け軸がお座敷を飾っていたということです。

戦中からずっと小千谷に保管されてきたその作品たちが、初めて外に出たのは、奈良県で開かれた観風展のためでした。そして展覧会の初日、10月23日。小千谷で大地震が起きてしまいました。幸い「東忠」の方々はご無事が確認されました。が、古くから伝わる趣のある建物、土蔵は大きな損害を被ったとのこと、、、。何と言うことでしょうか。本当に胸が痛みます。一日も早い復興を心からお祈りしております。観風も、生前お世話になった小千谷の方々の力になろうと、天から手をさしのべているような気がしてなりません。

観風の絵は不思議な運命によって守られました。その魂のこもった作品たちを一同に見ることができるのは、11月28日、今日が最後です。一人でも多くの方に見ていただき、大亦観風に出会っていただきたいです。

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万葉集画撰 第1図

2004-11-27 08:00:07 | 日本画
万葉集 第1巻1番 雄略天皇の歌を題材にした絵です。歌は先ほどの記事の中にあります。
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万葉文化館

2004-11-27 06:52:52 | 日本画
60年前、大亦観風という日本画家がいました。
アララギ派の歌人でもあり、万葉集をこよなく愛し、書もたしなむ。
文化に造詣の深いこの日本画家は、注目され始めた矢先、戦後の混乱期に53才の若さで
亡くなりました。

次第に明らかになってきた観風の画業を見直そうと、今、奈良県の万葉文化館という美術館で
観風の回顧展が開かれています。10月23日から始まった展覧会は好評を博し、残すところ
あと2日。今週の土、日、お近くの方はぜひお出かけになってみて下さい。

万葉文化館は奈良県の、近鉄 橿原神宮駅からバスで10分ほどの飛鳥の丘陵地にあります。
景色に溶け込んだ、本当に美しい美術館です。万葉の世界が堪能できます。

写真は観風の最晩年の代表作、「万葉集画撰」の中から選んだ1枚です。万葉集第1巻1番
雄略天皇の歌を題材に描いたものです。

 籠もよ み籠持ち 堀串もよ み堀串持ち この丘に 菜摘ます児 家聞かな 名告らさね
 そらみつ やまとの國は おしなべて 吾こそ居れ 敷きなべて 吾こそ坐せ
 我こそは告らめ 家をも名をも

「万葉集画撰」は観風と親交のあった佐佐木信綱、齋藤茂吉、折口信夫らが歌の解説を書き、
観風が日本画とその絵の解説を書いた、歌と絵が一体になった画集です。詳しくは大亦観風の
HPで見ることができます。

http://www.nagatsuka.com/kanpu


大亦観風展、本当にすばらしかったです。亡くなってから今再び注目を集め始めたこの画家の
おおらかで瑞々しい世界に、あなたもぜひ出会ってください。

奈良県立万葉文化館 http://www.manyo.jp 
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