バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

北朝鮮、ものすごーく「やっぱり」な核実験実施表明

2006年10月10日 14時20分00秒 | ニュースで二言三言
北朝鮮核実験、9日のドキュメント(朝日新聞) - goo ニュース

■北朝鮮の核実験ドキュメント(時間は日本時間)
9日8:00ごろ 北朝鮮がロシアに核実験実施の連絡。(インタファクス通信による)
10:15ごろ 北朝鮮が中国に核実験実施の連絡。(ロイター通信による)
10:30ごろ 北京の日本大使館に対し、まもなく北朝鮮が核実験を行うとの情報が中国外務省から伝えられる。
10:35 気象庁が通常と異なる地震波を感知。
10:36 韓国地質資源研究院が北朝鮮の咸鏡北道金策市付近でマグニチュード(M)3.58から3.7の地震波を感知。包括的核実験禁止条約機構準備委員会や日本の気象庁なども同様の「事象」を探知した。
11:00ごろ ブッシュ米大統領に「北朝鮮がまもなく核実験を実施する」との情報が伝達される。
11:20 韓国軍の合同参謀本部が全軍に警戒態勢強化を指示。
11:29 韓国の聯合ニュースが「北朝鮮に核実験関連の動きがある」との韓国政府当局者の話を緊急速報。
11:30 政府が対策本部を立ち上げる。
11:46 北朝鮮の国営朝鮮中央通信が「地下核実験が成功裏に実施された」と報じる。
12:00 北朝鮮の平壌放送と朝鮮中央放送が定時ニュースの2番目の項目で地下核実験成功との朝鮮中央通信社報道を伝える。
12:30 安倍首相がソウルで記者団に「実験したかどうか確認するよう情報収集と分析を官房長官に指示した」。
12:45 麻生外相がライス米国務長官、潘基文(パン・ギムン)・韓国外交通商相との電話協議で、各国が厳粛に対応すべきだとの認識で一致。
13:05 塩崎官房長官が会見。「地震波を分析中だ。事実なら厳重に抗議し、断固として強く非難する」
13:19 麻生外相が記者団に「制裁強化は官邸で案を作ってある。どれを選択するかを決めるところまで、まだ来ていない」。
13:41 中国の国営新華社通信が北朝鮮の核実験実施に「断固たる反対」とする外務省声明を配信。
13:46 シーファー駐日米大使が塩崎官房長官、麻生外相らと会談。その後、記者団に「もし核実験が行われたら、危険で重大なので国連に付託するだろう」。
14:05 水産庁が日本海で操業している漁船に向け安全指導情報。
14:15 韓国青瓦台(大統領府)が「断固として対処する」と強く非難する声明を発表。
14:15 中国の李肇星外相とライス米国務長官が電話で意見交換したと新華社通信。
14:30ごろ スノー米大統領報道官が北朝鮮の核実験実施を「挑発行為」と非難する声明を発表。同報道官は国連安保理が直ちに行動することを期待すると述べる。
14:40 ロシア国防省のベルホフツォフ中将が「我々の監視システムは北朝鮮による核実験を検知した。これは100%地下核爆発だ」と述べたとイタル・タス通信が伝える。
15:00 日韓首脳会談が韓国大統領府で始まる。
15:18 麻生外相が外務省で「広島型のサイズの何分の1かという核実験ならば、放射性の物質が外に出てくる確率が少なくなり、確認は難しくなる」と語った。
15:30 気象庁が分析結果を発表。M4.9。「自然の地震か人工の地震かは判断がつかない」
16:00 政府が安全保障会議開催。
16:40 原子力安全・保安院が放射線の異常値は午後4時現在、未検出と報告。
17:20 防衛庁で久間長官、守屋武昌事務次官、斎藤隆統合幕僚長ら幹部らが出席して対策会議を実施。
17:30ごろ 日韓首脳会談後に盧武鉉大統領が記者会見。「北朝鮮に対する包容政策を引き続き主張するのは難しい」
17:50 尾身財務相が財務省で記者団に対し「送金の停止措置や本人確認の徹底などの拡充・強化を検討しなければいけない」と発言。
18:00 日韓首脳会談を終え、安倍首相がソウル市内で記者会見。
18:00すぎ ロシア外務省が「国際社会の意思を無視」と非難する声明。
18:30 塩崎長官が「人体や環境への影響は問題ない」とする声明を発表。
18:30 冬柴国交相が報道陣に、新たな経済制裁について「(安全保障会議の)席ではまったく出ていない。特定の外国船籍をどうするか、あるいは範囲をどうするか。まだ政治判断の段階に至っていない」。
19:00ごろ 北大西洋条約機構(NATO)が同盟国の大使を招集し緊急会議。
19:50 韓国・国家情報院が「北朝鮮が追加核実験を行う可能性がある」と指摘したとAP通信。
20:10 安倍首相がブッシュ米大統領と電話で協議。
20:30 政府の放射能対策連絡会議代表幹事会が終了。文科省が各都道府県などに放射能測定の強化を要請。
21:43 日本海上空で放射能調査にあたる航空自衛隊の練習機T4が築城基地を出発。
22:58 ブッシュ大統領が「北朝鮮の行為を受け入れられない。国連安保理で緊急の対応を取る必要がある」と声明。
23:30 国連本部で北朝鮮問題を協議する安保理会議始まる。



実験が成功裏に終わった前提ではあるものの、非難だ制裁だと、いくら悔し紛れに罵ったところで、あちらが核保有国家、こちらはその脅威にさらされる丸腰商人国家という構図は、もはや確立してしまったわけである。弱い。

しかし考えようによっては、言っても核というのが国家戦略において、実際使ったら破滅、でも使わない限りはまだまだ最強のジョーカーであり、どんな無理しようと、自前の核を持つのが、それ相応の(というか計り知れない)メリットがあることを、徹頭徹尾想像力乏しい我々でもわかるよう、親切に噛み砕いて教え続けてくれていると言えなくもない。

【励ましの声】食うや食わずの破綻国家だって、やればここまでできるんだ。さあキミたちも・・・!<平壌市・パンチパーマ君(64歳)>

ってなもんである。特に中東の一部なんて、ものすごく励まされている「キミたち」も若干いそうな。

ことここに至って(というより最初から)「国連安保理で緊急の対応を取る必要がある」って、それ「何かする気ゼロ」と言われているも同然かと思うのだが、「何かする気ゼロ」と言った同じ口で「でも君らにはいい迎撃システムあるから」とか言われてもな。そんな当たるも八卦みたいなシステムより、その何分の一かの予算で、そもそも容易に核撃ちこまれない「平和国家」になりたいと願うのは、そんなに許されないことなのでしょうか。許されないんだろうなすごく。アメリカ的には。周辺諸国的にも。いろいろな意味で。それが丸腰商人スタンダード


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