さわやか易(別館)

人生も歴史もドラマとして描いております。易の法則とともに考えると現代がかかえる難問題の解決法が見えてきます。(猶興)

ヒトラーを語る。(1)ヒトラーの神がかり

2017-06-10 17:04:39 | 世界史談義

親分、昨日はどうも。昨日はもう少し話したかったんですが、中途半端で物足りなかったので又来ました。

そうだな、お前がせっかく勉強した話をもう少し聞いてやるんだったな。じゃあ、今日は昨日の続きでヒトラーの話で行こうか。ところでお前が言っていたヒトラーは神がかり的だったという話を詳しく聞こうじゃないか。

ヒトラーには予言の話とか暗殺しようとしても暗殺出来ない話が結構あるんですよね。予言の話は別の時にして、今日は暗殺の話を聞いてください。

そうだな、ヒトラーがいかに国民の危機を救ったからと言っても、過激すぎるよな。無謀な戦争に突き進もうとしたのだからストップをかけようとしたドイツ人は当然いただろうね。それが出来ないならいっそ暗殺しようとしても無理じゃないよな。どんな話があるんだ。

暗殺計画は個人と組織を含めて40件以上あった見たいなんです。戦争が始まるとヒトラーも警戒を厳重にするし、滅多に国民の前に顔を出さなくなってきたので個人の暗殺は不可能になりました。それでもポーランドに侵攻した1939年には暗殺事件が起こっています


暗殺未遂現場、ミュンヘンのビアホール
 
1923年の11月8日にナチスドイツはミュンヘンでクーデターを起こします。「ミュンヘン一揆」というんですけど、その日を記念してヒトラーは毎年11月8日にそのビアホールで記念演説を続けていたんです。その日を狙ってエルザーという家具職人が暗殺を計画します。35日もかけてホール内のコンクリートの柱に時限爆弾をしかけるんです。

ほう、35日もかけてか、用意周到だな。
 
予定の時間は夜の8時から1時間半なので、エルザーは9時20分に爆発するよう仕掛けました。ヒトラーは8時10分頃から演説を始めたんです。ところが9時12分になると演説を短縮してホールを出てしまいます。その後に大爆発が起って、8人が死亡し、63人が負傷を負ったんです。
 
ヒトラーは危うく難を逃れたという訳か。犯人はどうした?
 
勿論捕まって、死刑になりました。そんな様な話はいくつもあるんですよ。軍の組織で暗殺しようとした事件もいくつもあるんですが、全て失敗するんですよね。
 
そうだろうな、ナチスの暴走には反対する勢力も当然軍にも居ただろうな。
 
1940年にフランスが降伏しますよね。その時、パリで行われるはずだった「勝利パレード」で暗殺が計画されていたんですけど、直前になってヒトラーはパレードを中止するんです。1943年には東部戦線に視察するためのヒトラーの専用機に爆弾を仕掛けたんです。ところが、乱気流を避けるため飛行機が高度をあげたため機内の温度が下がり起爆装置が作動しなかったため無事に目的地に着いているんです。
 
いやいやヒトラーの強運はたしたもんだな。まだあるのか?
 
あるんですよ。「ベルリン博物館事件」というのがあるんですが、軍の大佐が自爆するつもりで爆弾をポケットに詰めてヒトラーを博物館を案内するんです。ところが予定は30分でしたが、何故かヒトラーはたった2分で急に通用口から外に出てしまったんです。
 
それは見破られたんだろう。



Claus von Stauffenberg (1907-1944).jpg 
シュタウフェンベルク(1907~1944)
 
連合軍がノルマンディー上陸作戦を敢行し、いよいよドイツ軍は窮地に立ちました。一日も早く英米と和睦交渉に入らねば、ソ連に何をされるか解らないという状況になります。国防軍の一部では何としてもヒトラーを暗殺しようという「ヴァルキューレ作戦」を立て総統大本営「狼の巣」において時限爆弾による暗殺を謀ります。しかしこれもヒトラーを負傷させただけで、暗殺は未遂に終わってしまうんです。
 
成る程なあ、それでドイツはめちゃくちゃにされてしまうんだな。何しろ東西に分割されちゃうんだからなあ。ヒトラーが生きてる間は和睦交渉も出来なかった訳か。それにしても、ヒトラーの存在はドイツにとっては、運命だったのかね。
 
「ヴァルキューレ作戦」に加わった者たちは、700人の逮捕者でその内シュタウフェンベルク大佐以下200人が処刑されるんです。ヒトラーは最後に自殺しますが、遅すぎましたよね。厳しいですね歴史は。
 
 
 
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