少しでも長く

夫のがんに、子育てに、右往左往しています。

手術へ

2017-04-18 12:44:45 | 夫のがん治療
2度の抗がん剤が終わって、正確には2クール目の第3週当たりに入ると、気持ち悪さやだるさはすっかり無くなり、大きな変化が現れました。

それは今までドロドロ専門だった夫が、固形の食べ物を食べれるようになったのです。

チキンソテーやステーキ、お寿司、ブロッコリーやジャガイモ‥‥など。
(ブロッコリーは難問です、手術が終わって一年たった今もなぜか難しい、通過する向き?によって引っかかる様子)

「腫瘍が小さくなったんだ」
夫はそう感じて、手術後に向けた準備をし始めなければ‥‥と考えたようです。

手術について調べ始め、ここでまずタバコをすっぱり止めました。
続いて、3歳の息子を持ち上げたり投げ飛ばしたり、ひざ下につかまらせてグイグイ引き上げたり、寝転んだ足の裏に乗せて上下したり(大喜びで毎日100万回でも付き合ってくれます)。
自宅の床拭きは朝だけでなく夕食後もやるようになりました。

食事は変わらず3000kcal以上
いくら固形が食べれるようになったとはいえ、毎回は上手くいきません。
何しろ夫は大の早食いなのです。
詰まります、大して噛んでないんですから‥‥。
詰まると涙目でトイレへゴー!
そしてオエオエしたせいで胃は痙攣を始め、その日はもう食べれません。

考えました。
セルフ 刻み食
「刻み食」というのが病院の食事にありました。「流動食」ほどドロドロでは無くて、みんな5㎜大ぐらいに刻んでありました。
それで夫の食卓にはいつもナイフとフォークをセットして自分で切り刻んで食べるようになりました。

「誰かが一緒に食事をすると、話などに気が取られて詰まってしまう」
食道がんが見つかってから夫は何度もこう言って、一人で食事を取るようになりました。
「パパのご飯の時は邪魔しないんだよ」3歳の長男は誰にでも言うので、その度に私は歯を食いしばって泣かないようにしました。

一緒に眠る事も出来ない、ご飯も食べられない、入院の度に急に居なくなってしまう、知らない人が来て(シッター)ママも毎日居なくなってしまう、
休日も遊びに行くのはママとだけ、旅行も行けない‥‥長男は色々と理解して我慢してくれました。
パパ、頑張れ‼︎


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