かのたろう日記

なんとなく過ぎていく毎日
たまに何かを思いついたら、書きとめて起きたいと思います

送辞。

2011-03-29 07:52:18 | オヤジの独り言
今日は会社の仲間の送別会。だけど出席出来ないのでこんな送辞を書いてみた。


静野課長、大谷さん、本日はおめでとうございます。そしてありがとうございました。
私がこの職場にお世話になってから二年半、お二人には大変お世話になりまし
た。時には優しく、時には厳しく、そして時には放置。
本当にありがとうございました。お二人との思い出は尽きませんが、この良き日にお二人の人柄を現すような思い出を語らせて頂きたいと思います。

静野課長との思いで。
静野課長との出会いはまだBA社にいらっしゃる頃でした。静かなフロアの中でキーボードを叩く音が、誰よりも力強く、早く、正確に撃ち込まれていたのを覚えています。
一目みるなり、「麻呂」と勝手にあだ名を付けてしまいました。
見るからに高貴な顔立ち、立ち振るまい、静かな物腰。全てが「麻呂」と呼ぶにふさわしい人だと思いました。

でも、何度か打ち合わせなどをさせて頂いているうちに少し違っていることがわかって来ました。単なる「麻呂」ではなく、強い信念と行動力を持った方だと言うことです。果自分が苦労することを全くいとわない、というか自分が苦労して済むなら進んで実行する方だと思います。(ある意味、ドMとも言えるかも知れません)

例えば一昨年のAP変更確認においての出来事ですが、面倒なユーザ側の調査について、当時BA社の主査だった静野さんに多少強引に振ってしまったことがあります。
静野さんとすれば、一人で担当するのは時間的に無理だと断ることもできた内容だったと思います。それでも静野課長は限られた情報と時間の中でユーザー側調査を一人でまとめ上げられました。私達は5人掛かりでバタバタしていたのが恥ずかしい限りでした。
静野課長とは、そんな風に自分が苦労して済むことなら全く躊躇せず実行出来る人です。

そんな静野課長。いつも一人だった静野課長。やっとチームになった静野課長。
本当にありがとうございました。一年という短い時間の中でしたが、学ばせて頂いたものは多かったと思います。これからは24階で正義と信念のキーボードを響かせて下さい。
その乾いた硬派な音は、壁に反射することもあるでしょけど、誰かの心に響くこともあると信じています。


大谷さんとの思いで。
大谷さんを始めて見たとき、大変に失礼かとは思いますが、「桃屋」と決めてしまいました。理由は敢えて申しません。
その頃のAC担当には大谷さんに限らず、「ラーメン小池さん」
や、「ガキデカ」や、「お蝶婦人」など、いろんなキャラクターがいてちょっとたじろいでしまったのを覚えています。(気に触ったら申し訳ありません)

冗談はそれくらいにして、大谷さんと始めて往査に同行させてもらった時、STARSだったと思いますが、「こんな風にやるのか」ってちょっと驚いたのを覚えています。
何が驚いたかと言うと、大谷さんは殆ど動かない、喋らない、そんな感じでした。王様への貢物のように証跡が運ばれてきて、「うむ」ってうなずくとまた次の証跡が運ばれてくる。ちょっと誇張していますが、そんなイメージでした。
これは、今にして思えばいかにして被監査側と信頼関係を築いて、自ら動く体制を作り上げた実例だと思います。
そんな風に、さりげなくすごい、大谷さんには、とても追いつけませんが、少しでも近づけるようになりたいと思います。


こんな感じで、正確も行動パターンも逆のお二人でしたけど、私達にとってかけがえのない大切な仲間でした。
お二人が抜けた穴は、親知らずを抜いた穴よりも深く、痛く、出血も止まりません。
しばらくは大変な日々が続くと思います。しかも本当の苦労は次年度が始まる夏を迎えてからかと思います。
でも、今日本が一つになろうとしているように、私達もきっと復興を遂げることができると信じています。見ていてください。

今まで、本当にありがとうございました。

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