19/SEP/12
3本目
Point : THE CHANNEL MARATUA
今クルーズ19本中、4本チャネルで潜ることができた。やはり大潮周りに限る。
エントリーし、-10m付近、ツバメウオ群れ。
-20mを移動中にてさすがに近寄れないと諦めていると・・・
2名ほど行ってしまった(笑)
今回はチャネルにほど近い位置からのエントリーにて、長く泳ぐことなくチャネルへ到着。
そして、待つこともなくバラクーダ群れがお出迎え。
そして、振り向くと別の群れ
チャネルの中から向かってきます
水深の深さによる暗さ、濁りぐあいがより幻想的な雰囲気を創り出している。
これで4度目のチャネルダイブ、だいぶ流れに慣れてきたところでガイドに合図し場所移動。
ベストポジションへ
ダイビング歴6年目、もうすぐ400本、まだまだ先は長い。
・中学生の時に川で溺れる。
・23歳、オアフで体験ダイビング。鼻で息が出来ないことでパニック寸前。二度とやるもんかと思う。
・30歳、新たな職場でダイビングの師匠に出会う。たくさんの海の写真(ウミウシ)を見せてもらいもう一度挑戦 してみようと思う。
・同年、富戸でオープンウォーター海洋実習。2日間、1度も笑わないインストラクター。台風直後で荒れ狂う、透 視度5mの中を半ば強引に潜行。見られた生物はサザエのみ。「楽しい」という気持ちが微塵も感じられなかった
2日間、何とかライセンス取得。
・最初のころは、グアム、サイパンへ通う。恐怖心が消えず、ボートに乗るたびに後悔する。
・父親のオープンウォーターに付き添い、フィリピンへ。ヒルトゥガンにて壁のようなツバメウオの群れに出逢 い、初めて海の中で感動する。
・しばらく伊豆大島へ通うが、相変わらず楽しさより恐怖心。
・ダイブ本数100本の頃、シパダンへ。キラキラ光るサンゴの群生、渦巻くバラクーダを目の当たりにし、恐怖から 興奮へ
そして、一昨年、「もう大丈夫」と安心した矢先、某海でロスト。透視7m未満、タカベの群れに巻かれた直後。
未熟にも関わらず、ガイドから目を離してしまった自分の責任。
あの時の光景、一人ぼっちになってしまった時の恐怖心、そしてなにより、一緒に潜っていた方々に迷惑をかけてしまった。 一生忘れられない、・・・忘れてはいけない。
・その後また振り出しに戻る。エントリーすると動悸が始まる。
・このままでは終わってしまうと思い、毎月ダイビングへ出掛ける。
「深呼吸、副交感神経」を呪文のように頭の中で繰り返し、恐怖心を克服する。
そんな自分がまさかここまで来るとは想像もしていなかった。
最後のチャネル、いままで経験した中でトップクラスの激流。
誰ですか? 「マラトゥア全然大丈夫」とか言ってた人は(笑)
所詮魚じゃなくて人間。自然には敵わない。
だから何かあった時のための準備は欠かさない。
仕事のリスクマネジメントと同じ。常に予測して行動する。
そしてインシデントの原因で一番多いとされる「慣れ」。仕事もダイビングも同じだと思う。わたしがその例。
人間、パニくると自分の意志ではない行動をとってしまう。日頃の患者さんを見ていてわかる。
ダイバーがパニックで苦しくなると判断力が狂い、レギュレーターを外してしまうのがいい例だ。
はじめて潜る海のことは十分調べる。わかっているといないでは全く違う。
大袈裟かもしれないが、わたしはこの先もそうする。
この光景を見ていると、途中で挫折しないで良かったとつくづく思う。
そして、さらにバラクーダの近くへ移動。
強い流れに逆らいながら、ゆっくりとゆっくりとむかってくる群れ
最後は噂のジェットコースター。ラグーンの中へ吸い込まれるように、
EXIT
Entry time:15:57 Dive time:46min Max Depth:23.7m