笑顔で穏やかな日々。ときどき海日記。

kanyo loglog
make haste slowly

これまでの道のり  THE CHANNEL MARATUA

2012-10-30 00:58:13 | パヌニー マラトゥア


19/SEP/12

3本目

Point : THE CHANNEL MARATUA

今クルーズ19本中、4本チャネルで潜ることができた。やはり大潮周りに限る。


エントリーし、-10m付近、ツバメウオ群れ。
-20mを移動中にてさすがに近寄れないと諦めていると・・・




 2名ほど行ってしまった(笑)

今回はチャネルにほど近い位置からのエントリーにて、長く泳ぐことなくチャネルへ到着。

そして、待つこともなくバラクーダ群れがお出迎え。






そして、振り向くと別の群れ

 チャネルの中から向かってきます

水深の深さによる暗さ、濁りぐあいがより幻想的な雰囲気を創り出している。

これで4度目のチャネルダイブ、だいぶ流れに慣れてきたところでガイドに合図し場所移動。



ベストポジションへ



ダイビング歴6年目、もうすぐ400本、まだまだ先は長い。

・中学生の時に川で溺れる。

・23歳、オアフで体験ダイビング。鼻で息が出来ないことでパニック寸前。二度とやるもんかと思う。

・30歳、新たな職場でダイビングの師匠に出会う。たくさんの海の写真(ウミウシ)を見せてもらいもう一度挑戦 してみようと思う。

・同年、富戸でオープンウォーター海洋実習。2日間、1度も笑わないインストラクター。台風直後で荒れ狂う、透 視度5mの中を半ば強引に潜行。見られた生物はサザエのみ。「楽しい」という気持ちが微塵も感じられなかった
 2日間、何とかライセンス取得。

・最初のころは、グアム、サイパンへ通う。恐怖心が消えず、ボートに乗るたびに後悔する。

・父親のオープンウォーターに付き添い、フィリピンへ。ヒルトゥガンにて壁のようなツバメウオの群れに出逢  い、初めて海の中で感動する。

・しばらく伊豆大島へ通うが、相変わらず楽しさより恐怖心。

・ダイブ本数100本の頃、シパダンへ。キラキラ光るサンゴの群生、渦巻くバラクーダを目の当たりにし、恐怖から 興奮へ




そして、一昨年、「もう大丈夫」と安心した矢先、某海でロスト。透視7m未満、タカベの群れに巻かれた直後。
未熟にも関わらず、ガイドから目を離してしまった自分の責任。
あの時の光景、一人ぼっちになってしまった時の恐怖心、そしてなにより、一緒に潜っていた方々に迷惑をかけてしまった。 一生忘れられない、・・・忘れてはいけない。

・その後また振り出しに戻る。エントリーすると動悸が始まる。

・このままでは終わってしまうと思い、毎月ダイビングへ出掛ける。
 「深呼吸、副交感神経」を呪文のように頭の中で繰り返し、恐怖心を克服する。




そんな自分がまさかここまで来るとは想像もしていなかった。

最後のチャネル、いままで経験した中でトップクラスの激流。

誰ですか? 「マラトゥア全然大丈夫」とか言ってた人は(笑)




所詮魚じゃなくて人間。自然には敵わない。
だから何かあった時のための準備は欠かさない。

仕事のリスクマネジメントと同じ。常に予測して行動する。
そしてインシデントの原因で一番多いとされる「慣れ」。仕事もダイビングも同じだと思う。わたしがその例。


人間、パニくると自分の意志ではない行動をとってしまう。日頃の患者さんを見ていてわかる。
ダイバーがパニックで苦しくなると判断力が狂い、レギュレーターを外してしまうのがいい例だ。


はじめて潜る海のことは十分調べる。わかっているといないでは全く違う。
大袈裟かもしれないが、わたしはこの先もそうする。




この光景を見ていると、途中で挫折しないで良かったとつくづく思う。

そして、さらにバラクーダの近くへ移動。



強い流れに逆らいながら、ゆっくりとゆっくりとむかってくる群れ




最後は噂のジェットコースター。ラグーンの中へ吸い込まれるように、


EXIT

Entry time:15:57 Dive time:46min Max Depth:23.7m

コメント (5)
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デニスピグミーシーホース  

2012-10-29 20:51:11 | パヌニー マラトゥア


19/SEP/12

Point: Diver Delight MARATUA

このポイントは、前日潜ったポイント「Lumantang」と地形が似ており、-7mから一気におちる壁沿いをゆっくり流す。そして、このポイントの目玉は、マクロ派に人気の「ピグミーシーホース」

あちこちに、ピグミーが住んでいそうな大きなヤギが生息している。

初日から「ピグミーピグミー」と騒いでいたので、真っ先にピグミーへ案内される。
一つのヤギに2個体のピグミー。贅沢です。
あまり長く張り付くわけにはいかないと、辺りを振り返ってみると、別のチームは別のヤギを観察中。

ポイントマップにも書いてあったように、あちこちのヤギに生息しているようです。
浅い場所では-15m、深くても-25m程。

が、撮り放題に近い状態のも関わらず、イマイチなできばえ。

 Denise's PygmySeaHorse

(コンデジでこの状態であれば、一眼なんてとんでもない・・・と思いつつ、今日、水中カメラ専門店に足を運んでしまった。とても親切な店長さんで、細かいとろこまで丁寧に説明してくれた。専門用語がまったくわからないので、とりあえず得意のメモ帳にびっしり書き込んできた。そして、実際に何種類かのカメラを覗かせてもらい、目で違いを確かめることができた。カメラ自体の予算は大体決めていたけれど、良いものを見せられるとそっちの方が欲しくなるに決まっている。ということで、どうせ長く使うならより良いカメラを手に入れよう。もう少しお金を貯めてから再度伺うことにした。NikonかCanonかで悩んでいたが、八丈の師匠と同じNikonにすることに決めた。)

    ・・・・・・・・・

潮通しの良い壁には、たくさんのウミウシが生息。

 Dusky Nembrotha

和名:アカフチリュウグウウミウシ

地味なウミウシですが、この写真は秘かに納得のできばえ。(ストロボ加減は別として・・・)
ネジネジにピントバッチリ。 八丈で鍛えた成果(涙)
これがゾウゲイロウミウシだったらどれだけ嬉しかっただろう・・・。

そして、わたしのお気に入りのウミウシといえば、

 Photo by T.YOSHIMI

ミゾレウミウシ。セレブ的な二次鰓が素敵。
(好きなのに今回一度も見ていない・・・笑)

 Sea fan crab

和名:イソバナガニ

目にピントが合わず、かなり苦戦する被写体。
なんとか1枚とれたが、構図が良くない。

 Elegant squat lobster

和名:コマチコシオリエビ

これもウミシダにばかりピントがいってしまい苦戦。正面写真は没。

 Bicolour parrotfish

和名:イロブダイyg

最後は、少しお疲れ気味の


 ニチリンダテハゼ


ここのニチリンダテハゼ、巣穴から出て泳ぎ回っていました。本当。ニチリンが泳いでいるところをはじめてみました。Aさんにいったら全然信じてなかった(笑)


EXIT

Entry time : 11:27 Dive time:62min Max Depth : 26.4m  Visibility:25m

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ブラックフィンバラクーダ THE CHANNEL MARATUA

2012-10-24 15:18:59 | パヌニー マラトゥア


19/SEP12

クルーズ4日目

引き続きマラトゥア島。

Point : THE CHANNEL MARATUA


早朝1本目、前日同様ほぼ潮止まり。
チャネルの外側に群れているバラクーダ。

前日より密度を増しているようにみえる群れ。






4年前、初めてシパダンで見たバラクーダ。ダイビング観を「緊張」から「興奮」に変えてくれたバラクーダ。

ここの群れはシパダンの群れをはるかに上回る密度、大きさ。「興奮」から「中毒」になりそうです。

 Photo by T.YOSHIMI

わたしもカメラ買い替えよ。

 Photo by T.YOSHIMI

(毎年、夏休み後にバラクーダの写真を整理していると、無性にサンマが食べたくなる。ちょうどいい時期だし。
 河童さんこと松さんに教えてもらった「馬路村ポン酢しょうゆ」にはまり早1ヶ月。サンマにかけてもすごく美味 しい。最近、生協でドレッシングバージョンも手に入れた。キャベツとの相性抜群。)

   ・・・・・・・


絶え間なく形を変えていく大きな群れ。





もう、一生分のバラクーダを見てしまったかもしれない。



来年明けの満月は、一生分のロウニンアジをみる予定。
それまでにまた脚を鍛えておかなければ。


最後はオーナーと一緒にバラクーダを追いかける。



 船に戻った後、

「You are very fast swimmer!!(^^)b」と言われすごく嬉しかった。





EXIT



コメント (9)
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夕暮れのマラトゥア島

2012-10-22 22:47:27 | パヌニー マラトゥア
 Photo by T.YOSHIMI

18/SEP/12

3本目のあと、トップデッキでのんびりくつろいでいると、

オーナー「カニ、カニ go!!」

(カニがどうした?)

そう、今夜は船上BBQ!! そのためのカニを買いに行くのです。

水面休息の間も、こうして皆を楽しませてくれる気遣いが素敵です。

 漁民の村、マラトゥア島

 島へと続く長い桟橋

そういえば、今回マクロで絶対見たかった「ピクチャドラゴネット」。情報によると、マラトゥアのどこかの桟橋にいるそうで、わたしはカニよりも・・・

(ピクチャドラゴネット・・・ドラゴネット・・・このどこかに・・・)


 市場?へ到着

この時誰かが・・・「お金もっって来てないけど・・・」って本気で言ってた(笑)

 今夜のかに

 とりあえず記念撮影

すると・・・クルーたちも盛りあがり、

 カニおじさん

終いには、

 たのしんご(笑)も

この後は島の散策へ




子どもたちが楽しそうに遊んでいます。




わたし達観光客を恐れもず、「ハロー、ハロー」ととびきりの笑顔で歓迎してくれています。

可愛さあまりに追いかけてまわして遊んでしまいました。

今の日本ではこんな光景は考えられない。こんな島が一つでも多く残っていてほしい。

夕日を眺めながら本船へ戻ります。




21:00

日中から押せ押せのスケジュール。
ナイトダイブから戻り、ようやく夕食です。

今夜は週に1度のバーベキュー。



いつも以上に盛り上がるトップデッキ。



今回、食事の写真を撮り忘れていますが、パヌニーの食事は美味しです。

お腹がすき過ぎている、わたしとAkemiさん、

 盛り付けが大胆すぎる・・・

妙にカニが少ないと思ったら、misudaiさんが1年分食べたらしい(笑)


EXIT

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たかが砂地。されど砂地。 マラトゥアナイト

2012-10-20 00:55:21 | パヌニー マラトゥア


18/SEP/12

マラトゥアでのナイトダイビングは、夕方カニを買いに上陸した島周辺の砂地ポイント。

昼間見た限りでは、ただの砂地。


Point : LAGOON


まずは、ナイトでしか見ることのできないおやすみ中のお魚達。

目を閉じて眠っていればどれだけ可愛いだろう。

 Blackspotted puffer

和名:コクテンフグ

次は、これは抱卵中かな?

 Bastard Seahorse

和名:タツノイトコ

こちらは前日見た個体の仲間、

 Pygmy hairy pipehorse

昼間は砂の中に潜っているウミウシも、夜になるとお散歩。

トップの写真は「セスジミノウミウシ」。ミノウミウシ系はピンク系が綺麗。
Akkoちゃんはアデヤカミノウミウシ撮ってたね。見つけられなかった・・・。

そして、砂地をくまなく探していると、

 キヌハダウミウシ属の1種

真っ白い砂地にぽつんと小さいウミウシ。宝探しの気分。

 オオギガニの仲間

最後は大きな耳(ヒレ)がトレードマークの

 Bobtail squid

和名:ミミイカ

ヒレを広げた瞬間を撮れず終了。
YOSHIMI兄さん撮ってますネ。

 Photo by T.YOSHIMI

EXIT

この後はBBQ

Entry time:18:56 Dive time:69min Max Depth:9.2m


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