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<2>商人の資格

2017-10-12 09:40:22 | Weblog
<2>商人の資格

商人とは、自己の名をもって商行為をなすことを業とする者である(商法4条1項)。
営業を始めれば、その時から商人となります。商人には商法が適用される。

重要点は、いつから商人として認められるのかということです。
これは、いつから付属的商行為に対して商法の適用があるのかを決定することです。
商人資格の取得時期はいつなのかということが問題になるわけです。
 なぜなら、商人資格の取得時期を考えるに当たっては、商人であるということを主張するものの利益と取引の相手方の利益の双方の利益の調和を図る必要性があるのです。つまり、
商法の適用は、営業を行うものに有利性を与えることになるからです。

そこで、次のように段階的に決するのが妥当であると思われています。
 
(1)段階;営業意思が開業準備行為によって主観的に実現されたにすぎないという段階では、その主観を外形的・客観的に判断するということは出来ません。
よって、取引の相手方保護の見地から、「行為者」からは商人資格の取得を主張するということは出来ないでしょう。
 
次に、(2)段階;営業意思が相手方に認識された段階では,公平の観点から,行為者は営業のための行為であること及び営業意思が相手方に認識されうべきことを証明した場合に商人資格の取得を主張できると解釈される。
 
さらに、(3)段階;商人であることが一般に認識された段階に至れば、行為者保護の見地から、その者の行為について附属的商行為の推定が働いて(503条2項)、相手方が営業のためになされたものでないことの証明をしない限りは行為者は商人資格の取得を主張できると考えることが出来る。

という段階説が一般的な解釈である。


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