23日のニューヨークの原油先物相場は、「1バレル60ドル」を突破、歴史的な高値をつけました。
原油価格高騰は、石油関連商品の値上がりやガソリン代、電気料金、航空運賃の値上げで、企業にも家計にも大きな負担となり、順調に上昇基調にある日本経済に逆風となりつつあります。
毎日の報道で「1バレル」という単位を見聞きしますが、ご存知ですか?
「1バレル」は、英国や米国で用いられている慣習的な「ヤード・ポンド法」の体積を表す単位です。
石油やガソリンなどに用いる場合には「1バレル=42米ガロン」になります。「1米ガロン=3.785リットル」ですので「1バレル=159リットル」になります。
原油価格「1バレル=約50ドル」をリットルに換算してみます。
1ドルを110円と仮定しますと、「1バレル=50ドル×110円=5500円」となり、「1リットル=5500円÷159=約34,6円」となります。
しかし、原油高騰でわが国のガソリン小売平均価格は大幅上昇し「1リットル=120円台後半」になりつつあります。しかし、米国のガソリン小売価格は「1リットル=約55円」なのです。
何故、日本のガソリン小売価格はこんなに高いのでしょうか。その秘密はガソリン税に有ります。
ガソリン1リットルには次のような税金が含まれています。
・原油輸入時にかかる、原油関税=0.170円と石油税=2.04円、
・さらに、ガソリン税=53.8円(揮発油税と地方道路税)
さらに、小売段階で消費税がかかりますが、実はこれらの税金にも消費税がかかることになります。税金に消費税をかけるとは、税金の二重取りではないかの批判がありますが、国は「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んでいます。
1リットル当りの原油価格と、これらの税金を上乗せしていくと次の価格になります。
・(原油価格約34.6円+原油関税0.170円+石油税2.04円+ガソリン税53.8円)
=90.61円(元売やガソリンスタンドの利益は加味されていません。)
・小売段階でガソリン代には消費税がかかります。
私達が払うガソリン代は、次のようになります。
90.61円×1.05=95.14円
・驚くなかれ、このうち税金は58.8円、60%強を占めているのです。
私達は、税金をばら撒きながら車を運転しているのです。・・・
原油価格高騰は、石油関連商品の値上がりやガソリン代、電気料金、航空運賃の値上げで、企業にも家計にも大きな負担となり、順調に上昇基調にある日本経済に逆風となりつつあります。
毎日の報道で「1バレル」という単位を見聞きしますが、ご存知ですか?
「1バレル」は、英国や米国で用いられている慣習的な「ヤード・ポンド法」の体積を表す単位です。
石油やガソリンなどに用いる場合には「1バレル=42米ガロン」になります。「1米ガロン=3.785リットル」ですので「1バレル=159リットル」になります。
原油価格「1バレル=約50ドル」をリットルに換算してみます。
1ドルを110円と仮定しますと、「1バレル=50ドル×110円=5500円」となり、「1リットル=5500円÷159=約34,6円」となります。
しかし、原油高騰でわが国のガソリン小売平均価格は大幅上昇し「1リットル=120円台後半」になりつつあります。しかし、米国のガソリン小売価格は「1リットル=約55円」なのです。
何故、日本のガソリン小売価格はこんなに高いのでしょうか。その秘密はガソリン税に有ります。
ガソリン1リットルには次のような税金が含まれています。
・原油輸入時にかかる、原油関税=0.170円と石油税=2.04円、
・さらに、ガソリン税=53.8円(揮発油税と地方道路税)
さらに、小売段階で消費税がかかりますが、実はこれらの税金にも消費税がかかることになります。税金に消費税をかけるとは、税金の二重取りではないかの批判がありますが、国は「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んでいます。
1リットル当りの原油価格と、これらの税金を上乗せしていくと次の価格になります。
・(原油価格約34.6円+原油関税0.170円+石油税2.04円+ガソリン税53.8円)
=90.61円(元売やガソリンスタンドの利益は加味されていません。)
・小売段階でガソリン代には消費税がかかります。
私達が払うガソリン代は、次のようになります。
90.61円×1.05=95.14円
・驚くなかれ、このうち税金は58.8円、60%強を占めているのです。
私達は、税金をばら撒きながら車を運転しているのです。・・・
では軽油の内訳わかります?