神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

荒神谷にて蜂がハスと戯れる

2012年06月28日 22時53分39秒 | 日記

 午前4時50分起床。窓の外を見ると晴れている。早々に朝食を済ませ荒神谷へ。二千年ハスがそろそろ満開かも。5時30分到着。まずは全体像。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)
 満開と言えないけれど。八分~七分咲かな。平日の早朝なので先着のカメラマンは2~3人。

 日の出時刻は過ぎていますが、荒神谷と言うほどは、ハス池が谷あいにありますので、ここはまだ日陰です。前回と違うのは今日は蜂が多い。カメラのセンサー感度を1600に上げて、まずは望遠ズームで開花したハスの花の上で飛び交う蜂を狙います。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 次にマクロに変えて。数撃ちゃ当たるの世界。ピントと蜂の位置が狙った所に来るのを待ち伏せ。いい所に来たらシャッターを押します。



Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8
 背景を林に取って、逆光気味にするといい感じ。

 せっかくのマクロだから花のアップも。


Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8
 花弁の中を覗きこむと艶かしいです。

 6時20分頃、太陽が山影から鋭い陽の光が差し込みます。


Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 今日は暑くなりそうです。この感じだと。今週の土日あたり満開が近いかな?。例年、日曜日の朝の荒神谷はカメラマンの大混雑です。山陽方面から夜通しかけていらっしゃる方もおられます。天気予報では雨のようです。




荒神谷のハスは五分咲きです

2012年06月24日 09時59分59秒 | 日記


 5時に起床。窓の外は曇り空。雨は降っていない模様。荒神谷のハスを撮影に出かけます。先着のカメラマンが数人。先週よりも多くのハスが開花してます。ハスの花の香りが辺りを包み込んでいます。まずは広角ズームで全体像。三分から五分咲きでしょうか。


Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 無風なのでマクロに取り替えて花を狙いますが、曇り空で発色がイマイチ。


 水滴を狙いますが、空気が湿度を含んでいません。数が少ない。

Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8

 望遠ズームに取り替えて、遠くの花を狙います。


Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D
 なにか、スッキリとしません。いつもは蜂がたくさん飛んでいますが、ほとんど見えず。気温が低いかしら。写欲に駆られないというか、これぞ、という被写体が見つからず、1時間も経たないうちに我が家へと。


浜遊自然館の花ショウブ

2012年06月18日 01時00分00秒 | 日記

 大社町、日本海のすぐそばに宍道湖西部浄化センターがあります。いわゆる下水処理場ですが、そこに隣接して浜遊自然館があります。ここいら辺りは神戸川から運ばれた砂が日本海の海流と潮風で砂丘地帯を形成し、防風林の松林が周囲にあります。



 浄化センターの西側に親水公園があり、梅雨の時期になると花ショウブ祭りが開催されます。荒神谷のハスを撮影した日の午後、今度は花ショウブの撮影です。

 午前中から気温がさらに上昇し25度くらい。曇り空で無風。親水公園ですので湿度が高く、体感温度は30度くらいあるようです。ショウブの涼しげな色彩とは裏腹に、ファインダーを覗く目に額から汗が入ってきそうです。


 背景が賑やかすぎ。お祭りは終わって、お客さんは少なくなって、撮影にはいいタイミングでした。





 これが涼しげでシンプル。いいですね。




Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8

 ショウブの花といえば小雨が降り、蒸し蒸しよりもしっとり感が似合います。例えば、7年前、津和野で撮影したショウブです。ネガ撮りですが、こっちの方がいい感じが出ています。背景の漆喰の壁の白黒、花の位置は日の丸。もう少し検討の余地はあったかなと言えますが。

Nikon Ai Nikkor 35mm F2

 今日のショウブは私と同様、暑さでくたびれています。


荒神谷ハスの開花、スイレン

2012年06月17日 18時28分08秒 | 日記

 荒神谷の二千年ハスがそろそろ開花なのでは?。というわけで、思いがけず晴れた日曜日の午前中に荒神谷へ。

 いつもは空いている駐車場に車がいっぱい。先客かしら?。と、思いきや荒神谷博物館で何かの講演会のようでした。ハス池には数人のカメラマンがいます。やはり、ハスが咲いています。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
 緑眩しいハス池は先月末に比較して、ハスの葉が生い茂っています。ポツポツとピンク色鮮やかなハスの花。



 蕾がまだ固いようですが、満開が楽しみです。撮影のベストタイミングは早朝。日の出直後の朝5~6時です。早起きは辛いですが、朝露に濡れたハスの花は幻想的です。今日は午前10時近いですので暑く、湿気とともにハスの葉の匂いがあたりに立ち込めています。



Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8

 ついでに隣のスイレンはどうかしら?。荒神谷公園に歩いてみます。こちらも咲いています。



Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8

 幾つかの交換レンズをショルダーバッグに詰めて肩にかけ、公園内をひと回り。汗が吹き出し、息が上がります。でも、使ったのはマクロレンズのみ。28-105mmでも良かったような気がする。

所原のホタル・撮影条件

2012年06月07日 22時42分49秒 | 日記

 もうすぐ梅雨入りですが、この時期といえばホタル見物。子供の頃、親に連れられてホタルを見に行った川にはもうホタルはいません。

 人づて、インターネット検索でここにはいそうだという事で、昨年、見つけた撮影ポイントです。

 出雲市街地から国道184号線を立久恵峡方向に走り、見々久の看板から左に折れて山中に入ります。神戸川支流の小野川沿い堂原地区に絶好の撮影ポイントがあります。本当は人には教えたくないけど、地域に人たちがホタルの里として保護活動にあたった成果でしょう。たくさんのホタルが見られます。


 道路脇から下方向に小川が流れており、乱舞するホタルが俯瞰できます。

 昨年の写真ですが、D700を三脚に据えてISO6400、絞りF4、30秒露光で撮影したのが下の一コマ。

SIGMA 28-70mm F2.8 EX ASPHERICAL DF
 ホタルは写っていますが、画面全面に赤い・青い点が。長秒時ノイズです。長秒時ノイズ低減処理をしないとこういうふうになります。

 で、今年は28-70のいいレンズを入手したことだし、昨年の反省を糧に、昨日の6日の水曜日に撮影に臨みました。ISO6400、露光時間は10秒、F3.3、長秒時ノイズ低減処理「する」、高感度ノイズ低減は「強め」の設定です。ホワイトバランスは晴天設定。ピントはファインダー内でかろうじて見えるホタルの光に合わせます。

 天候は晴れ、月は出ていませんが、空は周囲の街明かりで少し明るいです。星が瞬き、小川のせせらぎの音、カエルの鳴き声、人工的な音は全くありません。山の稜線はくっきりと見えますが、蛍のいる川の辺りは暗く肉眼ではほとんど見えません。

 三脚、ズームリングには絶対に触りません。とにかく同じカットをひたすら撮影します。

 露光時間を10秒としたのは、撮影地点が道路脇で、しばしば車が走ります。露光時間内に車の影響を受ける確率が低くなります。

 夜8時ごろから9時頃まで約1時間、ひたすらシャッターを切り続けます。10秒撮影して、10秒間のノイズ低減処理終了を待ちます。そしてまた、撮影。車が来たらしばし休憩。約100コマ撮影し、使えるのが94コマありました。

 これは、10秒露光のひとコマ。

 昨年よりもたくさんのホタルが写っています。暗すぎてピントがちょっと甘くなりました。液晶画面ではいいピントが来ていると判断しましたが。

 で、ViewNX2からTIFF画像を94コマ出力して、フォトショップで画像を重ねあわせます。コピー・ペースト、レイヤー合成、比較(明)で10枚(1分40秒)を重ねました。

 イイ感じです。フォトショップでシャドーを少し明るくして、シャープニングをかけています。

 20枚(3分20秒)重ねました。

 ホタルは川の堤防沿いに集まる習性があるようです。川の中央部は少ないようです。

 50枚(4分20秒)重ねました。

 小野川がホタル川になっています。

 94枚(15分40秒)重ねました。ショートカットキーを使いますが、単純作業の繰り返しでフォトショップ操作に疲れます。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
 車のテールランプが写り込んでいますので、背景がちょっと赤くなっています。ホタルの銀河です。でも、こんなに重ねると、やり過ぎかな。「過ぎたるは及ばざるが如し」とはこのことかも。

 結論、今回のホタル撮影は大成功。この条件ならば20枚分を重ねるとちょうどいいかも。ピント合わせには課題が残ります。近隣の住宅の灯りにピントを合わせてカメラを振ればよかったと反省です。

 今度はホタルのアップに挑戦です。