神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

奥出雲町追谷の鉄穴流しの棚田

2017年05月20日 13時38分31秒 | 日記

 たたら製鉄で鉄の原料となる砂鉄は、花崗岩が風化した真砂土を切り崩して採取します。以前のブログで斐伊川やたたら製鉄について書きました。その中で鉄穴流しに由来する棚田とその特徴的風景について記述しており、実物を見てみたい欲求がありましたので、訪れてみた次第です。

 場所は仁多郡奥出雲町追谷地区です。斐伊川の源流、船通山の麓。大蛇退治では素戔嗚尊(スサノオノミコト)が高天原から追放されて地上に降りてきたのが鳥上の地です。現在でもたたら製鉄で玉鋼を生産している日刀保たたらの近くです。


 横田の町の郊外、田植え直後の水田の向こうに船通山が見えます。ここは仁多米の産地です。


 斐伊川と船通山です。砂鉄が酸化鉄になり川底が赤くなっています。八岐の大蛇の腹が血を流したように赤かったのはこれを比喩したものでしょう。

Nikon D700 + Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 追谷地区への入り口。「奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観」「鉄師ト蔵家とともに歩んだ追谷集落と原鈩」と記した標識が真新しい。


 説明看板もありました。

Nikon D700 + Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 棚田を一望できるところに展望台があります。地元の人達が作ったのでしょう。素朴な感じで好感が持てます。ただ、駐車場がないのが困りました。ちょっと離れた空き地に駐めましたが、案内看板があればいいかも。

Nikon D700 + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 この道を上がると田んぼがあります。普通、山の近くに畑、田んぼは下の平地なのですが、ここでは山懐に抱かれた田んぼです。

Nikon D700 + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 展望台からの眺め。

Nikon D700 + Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)


Nikon D700 + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 農家は田んぼの下側にあります。砂鉄採取のために山を切り崩します。山から水を引いて水路に流し、比重で砂と砂鉄を分離する手法が鉄穴流しです。山を切り崩した跡は田んぼとなり、水路はそのまま農業用水路になります。

Nikon D700 + Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 このような田んぼを「空田」というそうです。

Nikon D700 + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)


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