万華舎

宗家藤間流日本舞踊「万の会」と藤間勘舞恵の活動記録です。

下浚い その弐

2011-12-22 10:57:51 | 日記
久しぶりの更新になってしまいました。

先日の全体での下浚いに引き続き、昨日は個人で高輪の師匠宅にて、衣装、かつらをつけて本番通りの下浚いを致しました。
もちろん、化粧もします。

化粧の話を少し。
素踊りの場合、ドーランやファンデーションのみの化粧もしますが、本衣装の場合は、下地に鬢付け油を使い、水白粉を塗る、いわゆる「白塗り」の化粧になります。(真っ白だけではなく、ピンクや茶、黄色の「とのこ」という顔料を混ぜ、肌色を調節します)

眉も油ですべて潰し、紅と墨で眉や目許、口紅を引きます。
時代な古典のもの、素踊りに近い「半素」と呼ばれるもの、かつらの種類や衣装、また年齢や、性別によっても、化粧を変えていきます。

白塗り状態の時は、骨格があらわになるので、家族の意外な人に似ていたり…。(ちなみに私は白塗り状態では弟と瓜双つだそうです)

化粧負けして荒れてしまう方もいますが、白塗りの化粧をした後は油パックになるのか、パリっとするような気がします。


かつらを被らないと変な感じですが、「白塗り化粧」経験したい方はどうぞ。
(お弟子さん限定になりますが…)

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